約 2,302,380 件
https://w.atwiki.jp/140905580/pages/36.html
TSした(一部例外アリ)トレーナーたちの身体情報のリストです。SSやイラストにでも役立てていただけると幸いです 該当部分の設定が見つからないトレーナーは便宜的に0にされています 推定カップサイズと推定体重の測定はこちらのサイトを参考にしています(算出における年齢は一律15~17(ウマ娘化なのでそのぐらいと一律想定)(*1)に設定、あくまで推定であることを念頭に置いてください) BMIの計算はこちらのサイトで行えます。 カップサイズがnullとは上記のサイトで測定ができなかった場合のことです。 シングルクォーテーションはA.AA.AAAをソートで正しく表示するための足掻きです table_sorterはスクロールバーを表示しない関係上もう横幅ギリギリなので項目の追加はしないで下さい トレーナー age 身長 B W H Cup H-W (H-W)/身長(m) 推定体重 BMI タイトレ 25 140 90 55 80 F 25 17.9 50.53 25.78 テイトレ 26 152 82 57 81 C 24 15.8 49.13 21.26 ルドトレ(魔) 28 163 95 60 88 F 28 17.1 58.57 22.04 ルドトレ(黒) 27 145 75 59 70 A 11 7.5 41.81 19.89 ルドトレ(獅) 29 190 122 72 125 J 53 27.9 105.84 29.32 グラトレ(独) 23 155 77 55 85 B 30 19.4 50.26 20.92 グラトレ(卒倒) 26 154 80 58 82 C 24 15.5 50.76 21.4 フクトレ 29 158 82 59 81 B 22 13.9 49.58 19.86 ブラトレ 23 150 79 56 80 B 24 16 47.54 21.13 ブラサブトレ 20 144 77 55 77 B 22 15.3 45.14 21.77 フラトレ ? 165 78 54 80 B 26 15.8 42.2 15.5 マルトレ 26 150 75 48 76 D 28 18.7 35.88 15.95 ライトレ 27 175 83 58 88 C 30 17.1 52.5 17.14 スズトレ(相棒) 28 168 81 58 89 B 31 18.5 54.56 19.33 スズトレ(妹) 25 158 71 53 79 'AA 26 16.4 41.45 16.60 グルトレ 25 160 90 55 92 F 37 23.1 57.33 22.39 デジトレ(踊) 26 158 79 59 80 A 21 13.3 48.48 19.42 デジトレ(オタク) 24 143 74 51 75 B 24 16.8 39.51 19.32 オグトレ 28 158 75 55 89 A 34 21.5 53.49 21.43 カレトレ ? 151 80 54 77 C 23 15.2 42.47 18.63 タキトレ(養) 26 162 84 54 82 D 28 17.3 45.28 17.25 タキトレ(不) ? 148 72 55 65 'AA 10 6.8 31.89 14.56 タキトレ(彩) 28 164 88 62 87 C 25 15.2 56.69 21.08 マクトレ 29 159 81 59 81 A 22 13.8 49.32 19.51 ロブトレ 24 139 88 55 76 E 21 15.1 46.55 24.09 カフェトレ(ケツ) 25 162 70 55 87 ''AAA 32 19.8 50.53 19.25 カフェトレ(タバコ) 27 168 75 51 76 D 25 13.7 35.00 12.4 カフェトレ(義) 23 165 83 64 86 'AA 22 13.3 57.97 21.3 カフェトレ(影) ? 150 ? ? ? ? ? ? ? ? カフェトレ(白) 27 142 76 64 86 "null 22 15.5 63.54 32.42 ネイトレ 23 178 93 68 94 B 26 14.6 67.99 21.46 オペトレ 38 156 77 55 75 B 20 12.8 40.02 16.44 セイトレ(転) 23 147 75 49 78 C 29 19.7 39.59 18.32 セイトレ(造花) 2x 175 92 65 95 C 30 17.1 66.56 21.73 ドトトレ 23 165 92 60 89 E 29 17.6 57.8 21.23 クリトレ(小) 24 147 82 51 78 E 27 18.4 42.05 19.46 クリトレ(眼鏡) 24 160 87 58 94 D 36 22.5 58.54 22.87 スペトレ 22 160 85 58 85 C 27 16.9 52.38 20.46 バクトレ 29 161 88 61 88 C 27 16.8 58.13 22.43 マベトレ 24 138 83 50 73 F 23 16.1 37.46 18.32 シチトレ 26 165 75 55 78 A 23 13.9 41.03 15.07 ヘリトレ 88 168 94 65 96 D 31 18.5 68.87 24.4 ヘリサブトレ 23 150 87 55 82 E 27 17.41 49.29 21.91 ブルトレ 25 139 72 49 70 B 21 15.1 33.72 17.45 ファイトレ(女) ? 170 91 58 86 E 26 15.3 53.77 18.61 ファイトレ(男) 24 157 77 57 82 A 25 15.9 48.71 19.76 ウオトレ(202) 26 202 107 83 110 A 27 13.36 96.85 23.74 ウオトレ(親父) 26 166 80 55 82 C 27 16.3 46.06 16.72 ウオトレ(V) 2× 164 92 60 94 E 34 20.7 62.99 23.42 ウオトレ(女) 22 170 84 61 82 B 21 15.9 50.19 17.37 フジトレ 33 156 86 56 82 D 26 16.7 48.57 19.96 ドベトレ 22 170 88 58 84 D 26 15.3 49.7 17.2 ゴルトレ(荒) ? 175 97 68 98 C 30 17.1 72.67 23.73 ゴルサブトレ 28.2 169.2 72 64 84 "null 20 11.8 55.13 19.26 ゴルトレ(清) 27 168 98 63 88 F 25 14.9 59.56 21.1 シャカトレ 26 140 84 54 78 D 24 17.1 46.9 23.93 キングトレ ? 140 86 58 85 D 27 19.3 57.66 29.42 ヘイトレ 22 168 90 62 89 C 27 16.1 59.22 20.98 タマトレ(大) 31 172 81 60 80 A 13 7.6 53.66 18.13 タマトレ(小) 21 132 60 52 73 "null 21 15.9 41.71 23.94 タマトレ(黒) 2× 140 71 52 73? A 21 15.0 39.24 20.02 タマトレ(猫) 24 166 97 62 99 F 37 22.2 69.96 25.39 ダストレ(普通) 23 158 78 58 80 A 22 13.9 47.78 19.14 ダストレ(黒) 26 152 80 54 79 C 25 16.4 44.22 19.14 ハヤトレ(デンジ) 25 156 83 55 80 D 25 16.0 45.4 18.66 ハヤトレ(ちび) 27 125 61 50 65 "null 15 15.0 34.19 21.88 キタトレ ? 178 101 60 93 H 33 18.5 56.16 17.73 サトトレ ? 143 71 50 69 B 19 13.3 32.42 15.9 リャイトレ 25 158 77 57 81 A 24 15.2 47.48 19.01 アルトレ 26 186 98 67 90 D 23 12.4 62.47 18.06 チヨトレ 26 156 85 57 89 D 32 20.5 53.37 21.93 ヒシトレ 23 150 82 54 79 D 25 16.7 44.89 19.95 ベガトレ 26 157 84 56 83 D 27 17.2 49.15 19.94 マーチトレ 26 164 80 55 80 C 25 15.2 43.45 16.15 スイトレ 38 164 106 79 98 B 17 10.4 85.36 31.73 エルトレ 27 148 76 55 82 A 27 18.2 48.99 22.37 ムントレ 2x 175 90 65 90 B 25 14.3 61.45 20.07 リウトレ 22 142 95 52 90 I 38 26.7 58.73 29.13 ヤエトレ 27 176 85 62 90 B 28 15.9 58.23 18.8 ファルトレ(過激) 22 154 84 53 79 E 26 16.9 43.2 18.21 ファルトレ(蒼) 25 162 71 53 77 'AA 24 14.8 38.59 14.70 チケトレ 24 172 81 56 81 C 25 14.5 43.99 14.87 ジョートレ 2x 180.5 90 69 95 A 26 14.40 69.52 21.34 ジョトレ(女) 24 168 94 65 96 D 31 18.5 68.87 24.4 ニシトレ 45 171 91 62 89 D 27 15.78 58.38 19.97 タボトレ(赤) 24 149 70 53 76 'AA 23 15.4 38.63 17.40 タボトレ(アニキ) 25 141 88 56 78 E 22 15.6 48.79 24.54 タイキトレ 26 174 93 61 91 E 30 17.2 59.21 19.56 パルトレ 22 162 88 56 93 E 37 22.8 55.47 21.14 シントレ 23 162 87 63 91 B 28 17.3 62.73 23.90 フェストレ 51 161 85 57 83 D 26 16.14 49.26 19.00 プリトレ 25 166 80 58 88 B 30 18.0 53.89 19.56 イクトレ 46 90 49 45 54 "null 9 10.0 測定不能 測定不能 バントレ 29 172 89 66 87 A 21 12.2 59.82 20.22 イナリトレ(痣) 35 183 92 66 94 B 28 15.3 65.43 19.54 イナリトレ(画) 25 181 88 68 88 'AA 20 11.0 61.44 18.75 ビコトレ 45 139 64 46 70 A 24 17.2 30.54 15.81 フウトレ 33 182 105 68 99 F 31 17.0 73.65 22.23 シビトレ 23 164 94 55 84 G 29 17.7 49.45 20.85 メブトレ(茶) 2× 152 0 0 0 0 0 0 0 0 メブトレ(黒) 26 130 64 48 72 'AA 24 18.4 37.44 20.85 オベトレ 25 185 120 80 100 G 20 10.8 86.51 25.27 トプトレ ? 160 93 53 73 H 20 12.5 37.35 14.59 パマトレ 2× 150 100 65 90 F 25 16.7 52.50 23.33 パマトレ(先生) 28 162 95 56 84 G 28 17.3 52.45 19.99 ロレトレ 24 128 67 46 73 B 27 21.0 37.3 22.77 リストレ 23 135 99 55 99 I 44 32.6 73.06 40.09 エストレ ? 138 73 51 72 B 21 15.2 37.97 19.94 ギムトレ 89 142 0 0 0 0 0 0 0 0 アストレ 21 152 86 50 86 G 36 23.6 48.5 20.99 マートレ 40 141 72 50 74 B 24 17.0 38.06 19.14 ゼファトレ 27 164 90 60 93 D 33 20.1 60.89 22.64 ツルトレ 23 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ユニトレ 24 146 80 53 78 C 25 17.1 43.89 20.59 タプトレ 22 150 110 67 110 H 43 28.6 90.93 40.41 エーストレ 23 164 80 55 79 C 24 14.63 46.45 17.27 エストレ 26 100 59 40 59 ? ? ? ? ? コパトレ ? 151 82 56 83 C 27 17.9 47.84 21 タルトレ 23 153 87 54 81 E 27 17.6 46.26 19.76 シュヴァトレ 25 136 89 48 88 I 40 29.4 47.33 25.59 ヴィブトレ ? 170 92 60 96 G 36 21.8 63.6 21.80 ラモトレ 32 165 73 57 80 A 23 13.9 ??? ??? ユキノトレ 27 180 106 68 98 I 30 16.7 74.87 23.11 ドゥラトレ 24 144 90 58 88 G 30 20.8 52.92 25.52 ジェントレ 25 175 77 60 85 'AA 25 14.3 55.78 18.21 ダントレ 76 170 90 62 95 C 33 19.4 64.52 22.33 ウラトレ ? 156 74 51 73 D 22 14.1 34.40 14.14 ルドトレ(成長前) 28 163 88 60 88 C 28 17.2 56.81 21.38 マルトレ(未来) 2x 150 79 56 84 B 28 18.7 51.54 22.91 スズトレ(相棒)(アサヒ) 28 168 86 58 95 D 37 22.02 60.87 21.57 オベトレ(完全同調前) 25 145 80 54 90 F 36 24.8 57.94 27.56 新人ちゃん 2× 150 70 55 80 A 25 16.7 46.43 20.64 教官ちゃん 58 145 80 55 80 C 25 17.2 48.01 22.83 ボノトレ ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? マヤトレ ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? 参考資料 おまけ
https://w.atwiki.jp/dsdemu/pages/14.html
あ行 ◎ほぼ完璧 〇プレイにあまり支障なし。ヘッダを追加、設定を変更すれば可能 △動作はするが進行に支障がある ×起動しない ASSAULT SUITS VALKEN 動作 △ 環境 R4 SNEmulDS0.5alpha2 備考 たびたびグラフィックがおかしいがたまに綺麗に動作する そのときステートセーブをすればおk アクトレイザー 動作 × 環境 R4 SNEmulDS0.5 備考 戦闘画面に入るとハングアップ イースⅢ 動作 ○ 環境 R4 SNEmulDS0.5 備考 アイテム欄と装備欄の絵が見えないが文字は表示される。 敵の体力欄が見えないが、他の動作は正常なのでやってやれないとこはない。 イースⅣ 動作 ○ 環境 R4 SNEmulDS0.5 備考 アイテム欄と装備欄の絵が見えないが文字は表示される。 敵の体力欄が見えないが、他の動作は正常なのでやってやれないとこはない。 いただきストリート2 動作 ◎ 環境 m3simply/SNEmulDS 0.5beta 備考 BGMがおかしいがSEに問題ない。 ラッキーパネルが表示しきれていない。それ以外問題なし。 ウィザードリィ5 ~災渦の中心~ 動作 △ 環境 R4 SNEmulDS0.5alpha2 備考 画面の上下を移動させても移動するのは背景だけでウインドウは固定されたまま。 なのでパーティー6人目のステータスが表示されない。 5人パーティーで潜るなら問題なし。 Winning Post2 動作 △ 環境 R4 SNEmulDS0.6 備考 文字がバケる。ゲームをするのには困難。 海腹川背 動作 ○ 環境 R4 SNEmulDS 備考 設定を変更することによりちゃんと動く。 海の主釣り 動作 × 環境 R4 SNEmulDS0.6 備考 起動せず ウルトラマン 動作 ○ 環境 DSTT SNEmulDS0.6 備考 動作は問題なし。 画面設定を上にしないと時間が見えないが、上にしたら今度はエネルギーが見えなくなる。 ウルトラセブン 動作 × 環境 DSTT SNEmulDS0.6 備考 ロゴ終了後フリーズ。 SM調教師 瞳 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.6 備考 無設定だと最後の文章がちょっと画面外 それ以外は問題なし エナジーブレイカー 動作 △ 環境 SNEmulDS0.6alpha(DSTT) 備考 グラフィックの表示がおかしい。 テキストが表示されない部分があるので実質プレイ不可。 F-ZERO 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.5beta 備考 発色が一部おかしいが、特にプレイには支障ない感じ。 解像度の関係で、設定ごとに一部見えない箇所があります。 エリア88 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.5beta 備考 選択画面で化ける程度、ゲームは問題ない 弟切草 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.5beta 備考 問題なし SDガンダム外伝2-円卓の騎士- 動作 ◎ 環境 R4 SNEmulDS 0.6alpha 備考 プレイに支障は無いが少し変な 部分もある。 ゲーム名 動作 環境 SNEmulDS 備考 h6z
https://w.atwiki.jp/gaustdiver/pages/84.html
#ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 歴史DR期 SH期 SG期 GH期 GS期 現在 スペック長所 短所 感覚使い易さ 応用し易さ 立ち回り方 補完法 オススメセットタマフーダ キョウカフーダ 性格補正 味方ガウスト 意見、感想、議論その他 歴史 初登場はDR。 DR期 ウインザークがランク5に上がる時、 ランク5に上がる代わりにこいつに派生する。 その時「ケイタイガヘンカシタ!」とメッセージが出る。 …しかし解禁当時ランク6はどう足掻いてもランク7に上がれなかった為、 SH発売迄はキングガウルスに対戦の需要を吸い尽くされ続ける事となった。 SH期 タンサクLv.3に到達したメガホエールでタンサクすると稀に掛かる。 地味に目玉となるケンジャッカー(今作には未登場)よりも強い。 No. コマンド名 効果 1 ショット 網状の電気を相手に被せる。2マスなので恩恵有り。ライザークはどう足掻いても使う事が出来ない。 2 カウンタ 敵が撃った最初のショットのみ跳ね返す。殆どのダイバーが650〜680を投げてくるので需要は高い。ライザークの第2コマンドもこれ。 3 レンダ 3回タックルする。だが2マスなので反動を考えるとショットでもいい気がする…ライザークは第1コマンドに設定されている。 …え?普通に強くね? しかもこれでリンクシステム対応。 …え?普通にヤバくね? なので対戦での需要も高め。 …え?普通に(ry SG期 正式な解禁は此処から。 ちなみにSGからズカンイレカエで出したをDRに輸送するとランク5の個体が現れる。 …がエサヤリをするとすぐランク6に。 GH期 欠席。ライザーク?無事でしたよ。 …出たら普通にFヘンカとか貰ってそうで怖かったが出ないと知ると無性に寂しくなる。何故なのか。 GS期 復活はしなかったが仮登場の様な立ち位置に居る。 どんな感じかというと… ライザークに皮を奪われた。 ドットはこいつなのだがデータ上ではライザークという扱い。 …凄く…まぎらわしいです。 現在 ギルガドランと共に本作のパッケージの表紙を飾る。 サカナ系ガウストの中で最も扱い易いと定評があり、次点はダイバーによって意見が分かれるがイカリブチカマス辺りが候補生。 でも本編の相棒はエクスカイザークへのクラスチェンジが待っているため中継ぎ的な位置。 トレードに頼らない場合はクリア後に再び会える。 ライザークと違いバトル恐怖症なのかホカク時点の初期ハート段階が3。フィッシュなのにチキンとはこれいかに。 その代わり成長スピードはかなり早い。素質有り過ぎ 入手時点で既にLv.29or30なのであまり実感を感じ難いが限界突破を繰り返してからレベル上げに努めるとライザークよりも少ないEXPでLv.35に到達する。 その数値。なんと72144。少ない…少な過ぎる… まあ出番がクリア後(それも夕方に特定の場所でサーチ)とかなり遅いので成長速度激速 高パラメータは釣り合ってない様に見えて実は釣り合っていたり。 ギルガドラン同様壁紙が用意されているが、 その解禁条件は特殊。 体験ゲームでニャントム、ソウルイクエイダー、ライザーク、ダルクドランをキャプチャしなければ開く事が出来ない。 スペック 能力項 ランク、効果説明 備考 最大HP ★★★★☆ 格闘攻撃 ★★★★☆ 弾攻撃 ★★★★★ 掴み攻撃 ★★★★☆ 格闘防御 ★★★★☆ 弾防御 ★★★★☆ 移動速度 ★★★★★ 属性 電気 基本弾 プラズマ 稀にカナシバリを発症させる事がある バトルタイプ サカナ チェンジコスト 45 必殺コスト 54 必殺系統 中距離 必殺属性 電気 サーチスキル なし バトルスキル あいてへせんせいこうげき! 相手にダメージ。この効果でトドメを刺す事は出来ない。 好物 山梨のほうとう(麺類、ふつう) 特産品 主な固有名称 ぎょくき じょうかずしざべ しゃくじろうかいばら ざききかいばら ざきとかいきた しゃくきちおうはし がぶぞうかいざき じょうひさかざした がぶひさえんむら じょずのすけ 入手条件 シナリオクリアー後16時5分〜20時5分の間にサーチレベル14以上でサーチ シナリオクリアする迄はこいつの入ったガウスホールを探知出来ない 長所 ダッシュ攻撃を連続で出せる(3回) サカナにしては格闘防御が高め 基本弾がプラズマの為、カナシバリで妨害可能 その威力も上から数えた方が早いくらい高いので当てさえすればそれなりに。 バトルスキルが先制攻撃の為、多少ではあるが相手の硬さを気にせずに済む 短所 必殺が決まり難い 鉄が弱点の為、ぎょらいが致命傷になり易い 感覚 使い易さ ★★★★★(正直気に障る要素は殆ど無い) 必殺が使い難い事を除けば特に気に障る様な要素は無い。 有って精々ぎょらいが怖いぐらい。 応用し易さ ★★★★★(見た目の割に器用) 秋茜と同時選出して先制ループするなり、 殴り合い要員でイケースがある程度固まってしまった際の油代わりなり、 色々な場面で出番が来易い。 勿論軸にするのも戦略の一つ。 若干方向が違う気がするがギルガドランや鼻並に用途バレし難い方。 立ち回り方 (只今研究中…) 補完法 弱点は鉄。 幾ら器用でも玄米は相手にしない方がいい。 荒れ狂う飛炎枠が空いているなら出来る限り付けたい。 オススメセット タマフーダ フーダ名 理由 いてつく猛吹雪 多少だが必殺に繋げ易くなる。霊力稼ぎにも使える。 悪へいざなう一振り チェンジコストが5軽くなるので先制ループがし易くなる。さりげなくブリットナースに釘を打てる。 荒れ狂う飛炎 補完。 炎喰らう不死鳥 対近距離にどうぞ。此方の方が必殺に繋がり易…い…? キョウカフーダ フーダ名 理由 天命受けし聖鮫 基本弾を数値的にも補正的にも強化出来る。必殺コストが重くなってしまうが最悪1回も必殺を放つ事なく出番が終わる事が有る事を考えるとあまり気にする必要は無いかもしれない。 夏の夜のユメ 基本弾を強化出来る。さりげなく格闘攻撃も伸ばせる…のだが何故かしんちょう、れいせい、おんこう限定。 りりしきまゆ毛の雷鳥 基本弾の威力はあまり上がらないがカナシバリ発症率を上げる事が出来る。性格を指定されない分機能し易い。自動回復は無いよりマシ程度のおまけだが本編ではそれなりに使えるか。 海賊のいかり こいつを主力にするなら候補。たんき、ごうたん、きょうぼう限定。 コロコロのあつき魂 基本弾を数値的にも補正的にも強化出来る。チェンジコストも10軽くなるので先制ループも多少やり易くなる。 性格補正 性格 理由 しんちょう ★★★★★耐久上がる撃ち合いに強く出れるで良い事尽くめ。出来ればこの性格の個体を探したい。 れいせい ★★★★☆慣れない内はこの性格でも許される…かもしれない。移動速度が伸び易い。 味方ガウスト ガウスト名 理由 トンボマー ★★★★★補完になる上にチェンジコスト次第で先制ループが可能。 ギルガドラン ★★★★☆チェンジコストがやや重いが確実に先制ループを繰り返すなら秋茜よりこいつを選んだ方がいいかもしれない。 イクサリュウ ★★★★☆補完を除くと大雑把な用途はギルガとほぼ一緒。 ビッグウェーブ ★★★☆☆先制水要員だがチェンジコストが性能とあまり釣り合っていない。 意見、感想、議論その他 半値 内容 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/1163.html
【作品名】パワー・ブレイザー 【ジャンル】ゲーム 【名前】スティーヴトレイバー 【属性】軍人の男 【大きさ】182cm75kgの成人男性 【攻撃力】パワーブレイザー:1m程のブーメラン 射程10m、弾速は機械レーザー並みの速度でその距離を飛んで手元に戻ってくる 一撃の威力は、二足歩行型メカ(2.5mの大きさ、大きさ相応の金属並み)を一撃で木っ端微塵にできる 【防御力】戦車砲の直撃に7発耐えて戦闘続行可能 火炎放射器の火炎で全身焼かれても7発耐えて戦闘続行可能 【素早さ】機械レーザーを4m先から見てから避けられる 機械レーザーの1/4の速度で移動できる 自分の身長の2倍の高さまでジャンプできる vol.127 654格無しさん2020/06/20(土) 00 27 46.41ID XjC8cKJk スティーヴトレイバー考察 4m光速反応組で攻防同じようなもんのシェイファー=グレッグ・バートン中尉=ユン・ジョウと= ユン・ジョウは倒せないが素早さで上回るので負けない
https://w.atwiki.jp/ucchy/pages/200.html
これは誰の絵かな・・・・? ちょ、うっちぃ☆が女装したらツンデレになるなんて、誰が決めた設定なんですかあぁぁぁ。・・・べっ、別にいい設定だなんて思ってないんだからねっっ!! -- うっちぃ☆ (2007-12-30 17 22 46) あははwごめんなさい、この絵私が描いたものですが ばぐてページに行けなかったので足跡残せませんでした -- うっちぃ☆さん、ファンです! (2007-12-31 13 40 06) この掲示板、ちょっと重いんだよね。ごめんなさい^^; 素敵な絵をありがとうございます~ -- うっちぃ☆ (2008-01-02 07 42 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/140905580/pages/60.html
タグ一覧 スズトレ ネイトレ このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart86~90)です。 SSまとめスレはこちら part1~10はこちら part11~20はこちら part21~30はこちら part31~40はこちら part41~45はこちら part46~50はこちら part51~55はこちら part56~60はこちら part61~65はこちら part66~70はこちら part71~75はこちら part76~80はこちら part81~85はこちら part86~90はこちら part91~95はこちら part96~100はこちら part101~105はこちら part106~110はこちら part111~115はこちら part116~120はこちら part121~125はこちら part126~130はこちら part131~135はこちら part136~140はこちら part141~145はこちら part146~150はこちら part151~155はこちら part156~160はこちら part161~165はこちら part166~170はこちら part171~175はこちら part176~180はこちら part181~185はこちら part186~190はこちら part191~195はこちら part196~200はこちら part201~205はこちら part206~210はこちら part211~215はこちら part216~220はこちら part221~225はこちら part226~230はこちら part231~235はこちら part236~240はこちら part240~245はこちら part246~250はこちら part251~255はこちら part256~260はこちら part261~265はこちら part266~270はこちら part271~275はこちら part276~280はこちら part281~285はこちら part286~290はこちら part291~295はこちら part296~300はこちら part301~305はこちら part306~310はこちら part311~315はこちら part316~320はこちら part321~325はこちら part326~330はこちら part331~335はこちら part336~340はこちら part341~345はこちら part346~350はこちら part351~355はこちら part356~360はこちら part361~365はこちら part366~370はこちら part371~375はこちら part376~380はこちら part381~385はこちら part386~390はこちら part391~395はこちら part396~400はこちら part401~405はこちら part406~410はこちら part411~415はこちら part416~420はこちら part421~425はこちら part426~430はこちら part431~435はこちら part436~440はこちら part441~445はこちら part446~450はこちら part451~455はこちら part456~460はこちら part461~465はこちら part466~470はこちら part471~475はこちら part476~480はこちら part481~485はこちら part486~490はこちら part491~495はこちら part496~500はこちら part501~505はこちら part506~510はこちら part511~515はこちら part516~520はこちら part521~525はこちら part526~530はこちら アダルトコンテンツは乗っけると最悪wiki削除なのでやばそうだなとおもったらリンクかスレ位置を置いておいてください(主にルドトレ) リンク例は編集画面にてコメントアウトしています。 目次 目次おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part81【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part82【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part83【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part84【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part85【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part81【TSトレ】 ≫19二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 27 48 トレーナー寮の片隅。バチバチにパリピな見た目のギャルウマ娘が栗毛のウマ娘を見上げている。 これだけなら後者が何か目を付けられたのかと思われるが、何やらギャルウマ娘はバインダー片手にぴしっと背筋を伸ばし、片や栗毛の方は何やら目つきが悪く足も崩して壁に体重を預けている。 「確か明日はヘリオスはトレーニングなかったよな?ヘリオスを占ったフクキタルから聞いたんだが」 「ええはいっ、ですからあとは部屋に戻った後も特に何もしませんが……どうしたんですフクトレさん?」 軽く頭を掻いた後、栗毛のウマ娘……フクトレはため息交じりに溢す。 「7の13番室に行く予定だったんだが、急用ができてな。俺が行けない事伝えに行ってくれるか?」 「……?構いませんが」 「うっし頼んだ。じゃあ俺はこれで」 そう行ってフクトレはまさにそそくさと立ち去って行った 小首を傾げながら言われた部屋に向かうヘリサブトレ。哀れ生真面目な彼は未だトレーナー寮の7の13番室が何を意味しているのか知らなかったのだ。 部屋の前に到着し、何やら騒がしいなと思いながら扉を開けると─── 「ゴクゴクですわ!ゴクゴクですわ!」 「ウエー空になっちゃったよー。追加どこー?」 「まだあったろ~?おいマクトレ~?お前に聞いてるんだぞ~?」 葦毛の渾沌が広がっていた。 ≫23二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 28 08 ≫19 どうしてこうなった。 ヘリサブトレは缶ビールを片手に、両脇を酔っ払いに囲まれながら思考、もとい目の前の情報キャパを超えた光景から逃避していた。 部屋を開けてフリーズした私にブラトレさんが「どうしたんだ」と尋ねたところまでは正常だった。 私がフクトレさんが来れない旨を伝えたところマクトレが「つまりあの方が寄こした生贄ですわね!!」とおよそ酒宴の仲の言葉とは思えない宣告を行った。いや酒宴というのは古代においてはそういう側面もあったからあながち間違いではないかもしれない。ではこれは正しい酒宴なのか。しかし現代においてそんな酒宴があるか。 そう考察を循環参照させて外部の情報から脳を守っていると、マクトレがヘリサブトレの顔を覗き込む。酔っぱらって髪型が大分乱れているとはいえかのメジロ令嬢に似た顔つきはごまかせない。真面目なトレーナーは変な気は起こさないが有名ウマ娘(もどき)がガチ恋距離まで近づいたらそりゃびっくりする。あととんでもなく酒臭い。 「もしかして……お酒、苦手でした?」 「い、いえ。人並みには飲めるとは思いますがっ」 「んじゃーへーきですわね!!酒の席ですわよ!!!飲まなきゃ付いてこれませんわ!!!」 決して無理やり飲ませるような真似はしないが期待の眼差しが延々と突き刺さる。いやこれは無理やり飲ませている内に入るかもしれない。 逆に缶を傾けづらくなっていると、チューハイを呷っていたテイトレが「あ」と言葉を溢す。 「そーいえば。部屋に入ってきたときにバインダー持ってたけど。もしかして何かする予定だった?」 「あ、いえ。粗方情報の整理は終わっていたのでっ。ですからフクトレさんも声を掛けたのだと思いますが」 「見てもいいかー?」 「え、構いませんけどっ……」 「じゃあ俺もー」 酔っ払いどもが急接近してくる。あわあわしていると周りの顔つきがなんか真剣になった。 ≫24二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 28 29 ≫23 「この配信トレーニングってなんだ?」 「あ、それはヘリオスが上位人気の時に本来の走りができなくなることがあるので、ならばまずは大勢の人に注目されながら走る経験を積んだ方がいいと思いまして配信をして登録者の皆さんに見てもらいながら練習をしようとっ。登録者の皆さんなら好意的な目線もおおいでしょうし慣れるのにも最適でしょうしっ。」 「ネット公開はレース相手がメタゲームにアクセスしやすくならないか?登録者の中にライバルがいないとも限らないだろう」 「そうですねっ。ですから行うトレーニングは基礎的なものに限定して、併走などの実践に近い練習は公開をしない予定ですっ。相手の出演許可も取らなければならなくなりますしっ。それに簡単にできるものであれば学園の広報としての役割もできてヘリオスのメディア露出も増えるかもしれませんしっ、ちょっと極論ですが学園内外問わずウマ娘のレベルアップにもつながるかもしれませんっ。」 「成程……マックイーンも注目を浴びることは多い。本人は慣れているだろうがそれでも場数を踏むのはいいな。しかしやはりチャンネルを持っていて尚且つ知名度、登録者も必要だしな……。それに学園でのトレーニングといえば平日の昼間だ。視聴者が集まるかどうかという問題もあるんじゃないか?肝なのはやっぱりライブ配信だろ?」 「あっ、じゃあ朝方の自主練で回すのはどうだ?定時式にしてさ、毎日やればウマ娘側にルーティーンもできる、視聴者にも習慣にしてもらえばPRとしてもつよいんじゃね?」 「定時式ならもしかしたら手の空いている他のウマ娘も出演できるかもしれないな。許可を取るという問題も参加するウマ娘側からのアプローチなら管理しやすい。言っちゃなんだがうちのテイオーのように周知度の高いウマ娘を出せればより耳目も集められる」 「参加側はチャンネルがないという問題を、やる側は衆人環視を増やすことで本来の目的の増幅ができるわけか。しかしその場合少し失礼だが人気の取り合いにならないか?」 「すごいっ……、みなさんすごいですっ!!」 ≫25二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 28 49 ≫24 こうしてトレーニング談議に花を咲かせ、それを肴に酒を飲めば仲も深まる。 飲み会の終わりが見えてきたころには─── 「テイトレさんっ!私の足を抱き枕にしないでください!うわ全然離さないっ!」 「ブラトレさんっ!お腹を出して寝ないでください!ウマ娘といえどお酒が入っている状態でそれは流石に健康に良くないですっ!」 「マクトレさんっ!さすがにそろそろ控えてくださいっ!すっかり楽しくなっているのは見て分かりますし結構ですが流石に明日に響くなんてレベルじゃないですよっ!?」 すっかり収拾役となったヘリサブトレがいた。 後日、この場で話しあわれた朝の参加型定時トレーニングが試しに行われたが、トレーナーが結構話題を集めてしまったのはまた別の話。 ≫26二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 29 25 ≫25 おまけ 「───そんなこんなできちんと千尋の谷に突き落としてきましたが。本当にこれで大丈夫でした?先生」 「まじあざましじゃよ。あやつは少し柔軟性が足らんところがあるでな。ああいう実績のある、それでいて自由なトレーナーたちにもまれるのも必要なことじゃろうて。これでおぬしのような臨機応変P高めなツッコミも習得できたら万々歳じゃよ?しかし少しなえみな顔をしておるの?少し寂しいか?」 「御冗談を。丁度抱えていた面倒事を押し付けることもできて清々していますよ」 「素直じゃないのう……ちゃけてみぃ?」 「……」 「ホッホッホッ。めんごじゃよ。抑えているようじゃがお主に睨まれると若いころバチバチわずのウマ娘を思い出すんじゃ。もうちょっとオラついてきてもらってもええんじゃよ?」 「……勘弁してください。間に合ってますよそういう視線は。なんならあなたの愛弟子にバチつき方教えましょうか?」 「お主がかまちょされる理由が分かる気がするのぉ」 「そりゃ結構です」 以上 ちなみに全く関係ない話だがビューチフルカップ系とシラオキ系は例の時代あんまり絡みがない ≫44二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 42 53 「……耳を?いったいなぜですか?」 「おぬしは耳がいい。よすぎる」 「だから耳の外見が気になると」 「もう一つ、とても若い」 「年を召してる扱いがおかしいんですよ。先生からも言ってやってください」 「老けていた状態から若くなっていると言っておる」 中々はぐらかせません。年の功という奴ですね、手厳しい。 「……儂はそうなる現象を一つ知っておる。髪で隠している部分を儂に見せてほしい」 かなりはっきりと、疑念の内容を口にされてしまいました。 「見せるつもりはありませんよ」 「なぜじゃ?」 「長らく人に見せていないので。……個人的には恥部なんですよ」 「恥ずかしがるようなもんじゃなかろう!?……はぁぁ」 先生が深い深いため息をついています。これ以上放っておくと襲われるかもしれません。 ……観念して顔の横の髪をかき上げてみせます。 先生にはもうないそれを、よく見えるように。 「……あるではないか」 「人の耳がないと思っていましたか?それとも、こんなところにウマ娘のような耳がついていると」 「……何もないのではと疑っていた」 「琵琶は弾けますが、残念ながら怨霊にとられたこともありません」 「その耳、本物か」 「それだけ気になるのでしたら……触って確認したらどうでしょう」 「うむ?」 「ほら。ほーらほら。触っていいんですよ」 耳たぶを触ってパタパタしてみせます。 「だいぶ赤くなってるが」 それは知りたくない情報でした。 ≫45二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 43 03 「だから恥ずかしいと言ったじゃないですか」 「そんな痴態を勝手に晒された儂の立場はどうなる?」 「流してみせる男の気概を見せてくださいな」 「儂もう娘っこじゃし……じゃあ若くなったのは」 「……時代が進みましたし……? というか若いんですよ。わたしは」 「……済まぬ。余計な事を言った。儂は、帰る」 毒気を抜かれたのか、最後にもう一言だけ「済まぬ」と残して、 先生は部屋を出ていきました。 とぼとぼと廊下を音を立てて去っていく音が聞こえます。 もったいない……本当に久しぶりに話せたので、自傷を覚悟してつい揶揄いすぎてしましました。 目を閉じて今日の先生の姿を思い出します。 ……あれは先生の古稀か傘寿の記念パーティーの時、似た姿の女性が先生の近くにいました。 もしあの人が先生の奥さんなら……ウマ娘化の運命というものは非常にハイセンスです。 少なくともわたしには理解しがたい。先生はあの身体を喜んでいたのでしょうか。 ……いえ、先生の葬儀に参列する日が遠のいたのは喜ぶべきでした。 旅行中のピリオドにはもう60年ほど、観光に勤しんでもらいましょう──。 わたしはおもむろにベッドから立ち上がり、そこから一番近い窓を開けました。 「ちょまーーっ!!ち、……マジかぁ……」 もう日が陰ってきた空の下、病院の壁にさっきまで部屋にいた派手なウマ娘がへばりついていました。 ≫46二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 43 12 雨どいやら壁のわずかな突起を利用してここまできたというのでしょうか。 「ま、そこはぱるくーるとかいうやつじゃ。ちょい派手めな木登りと思えばやれるやれる」 リハビリぞいと嘯いてますが、やってることが猿です。ウマ娘なのに。 「ここ、五階ですよ」 「まー落ちたらさすがに痛いかもしれん」 「丈夫で結構です。……それで、何しにこんなところまで?」 「……」 壁の凹んだ箇所に指をひっかけ頬をポリポリかいてます。非常に心臓に悪い光景です。 「儂、見舞いっぽいことしとらんな、と」 「……フフ」 律儀で不器用な先生のことです。 部屋を出ていった手前、またすぐ入り直すなんてかっこ悪いと思って、できなかったのでしょう。 「別にお土産なんていりませんよ」 「知っとる。あまりプレゼントは要らんとかぬかす奴じゃおぬしは」 「よくご存じで。……それで、わたしはどう映りましたか」 「……以前学園で見たよりずっと元気そうじゃ。精力に満ち満ちており……全盛期三歩手前と見える」 「今の先生もですね」 「儂は一歩手前じゃ」 「それは勝てませんね」 「儂もおぬしに勝てん」 ≫47二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 43 21 「……婆さんは逝った」 「……そうでしたか」 「同期もみんなじゃ」 「悲しいですね」 「ベテラン連中はまだまだいるが、反抗してくる気骨のある奴はおらぬ」 「『功名もまた罪』というやつですよ」 「……知らん格言だ。世界はまだ広い」 「……」 「……そんな中にあってこの身体じゃ!すごかろ?」 「ええ。人生二周目が始まりましたね」 「うむ……うむ、そうじゃ。しっくりくるのう。……儂のは、二周目だったんじゃな」 かみしめるように納得する表情を見ながら感じ取れるものがありました。 先生はきっとまだほんの少しだけ、なにか寂しいんでしょう。 「みんなに伝えておきます。あの大先生、 実はとっても人恋しくて、バチバチ喧嘩もしたい寂しがり屋だって」 「……ほ~~??それならおぬしの事、 とんだ人見知りだからそこんとこちゃーんと配慮しとかんかいって関係各所にばらまいちゃろ!」 「あら普通にうれしい」 益体もないやり取りに笑い、軽いため息とすこし長いまばたきをしたのが、間違いでした。 わたしと3メートルは離れていた彼は素早く窓枠に手をかけ、いきおいこちらに顔を近づけて わたしの右耳を軽く引っ張りました。 「ふん。本物か」 面白くなさそうな、安堵したような、 でもすこし悲しそうな声でつぶやくと先生は器用に病院を壁伝いに滑り降りていきました。 ≫48二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 43 33 「……セクハラ―」 「触っていいっていったのはそっちじゃからな~~~!!!」 周りの迷惑も気にせず大声を出す彼に向かって言いました。 「さっきの格言? どんどん使ってやってくださいね。たった今できた新人さんなんですからー」 部屋の窓を閉め、カーテンも閉めます。やはりこの時期この時間は少しだけ寒かった……。 ……先生につままれた耳を同じように引っ張ります。 しばらく引っ張っていましたが、だんだん痛くなってきたので止めました。当然耳は取れません。 何度やっても取れません。 ──────────────────────────────── わたしは普通のハルウララトレ♀。 凪が去ったあとのざわめきが唯々不気味です。 またひとり、わたしを置いて仲間が遠くへ行ってしまいました。 だというのに、ここよりずっと下、外にいる人の声がこうも近くに聞こえてしまうのは、 きっと部屋の静けさのせいでしょう。 ≫50二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 17 44 57 おまけ ぎゃぐはさまないとしぬえぬじーしーん1 「琵琶は弾けますが、残念ながら怨霊にとられたこともありません」 「……流そうとするには滅法珍しい話を聞かされたんじゃが」 「おや、ベッド脇になにやら琵琶が」 「ウソじゃウソじゃこんなのさっきなかったぞい!」 「……どこに行きたいですか?」 「移動手段じゃったの!?」 ぎゃぐはさまないとしぬえぬじーしーん2 「だから恥ずかしいと言ったじゃないですか」 「……ほーう?ほほーう??」 「……その、やめ、そんなに見て楽しいものじゃないでしょ……先生」 「ほっほっほっほ~~~~う???」 ──トレセントレーナー間ではお互いを名前で呼び合うのが慣習となっている。 ゆえに、担当ウマ娘の名を指して呼ばれた場合、そこにはある種の緊張が走る。 ましてや、力ある者が怒気・失望といった感情を乗せて呼ぶとなおさらである。 「ダイタクヘリオス担当」 「マジめんご、いえごめんなさい。本当に申し訳なく思っております」 ≫67二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 18 01 13 こんにちは!新人トレーナーです! 昨日はトウカイテイオーのトレーナーさんに迷惑をかけてしまいました…しかも全くもって本題のスカウトが進んでいません…なにこれ…今日は頑張ろ… そして10分ほど経った頃に周りをキョロキョロと確認している1人のウマ娘を見つけました (どうしたんだろ…?人を探してるとかかな…?)スカウトする前にその事で助けになれたらいいなと思ったのですが… (…あの子…色っぽいなぁ……それに比べて私は…)ペターン………いやいや何を不純な事を考えてるんだ私は!そんな事より困ってるウマ娘を助ける事を優先しなきゃ! …よし、行こう! ≫68二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 18 01 55 ≫67 「えー…いきなりすみません…人を探してるんでしょうか…?」 「わぁビックリした!」タプン 「ヒュッ(落ち着け私…落ち着け…)……はい、私はこういう者でして…(名刺渡し)」 「なるほど!新人トレーナーさんなんですね!」 「あっはいそうなんです…それで困ってる事があれば何か力になれたらいいなって…」 「わ〜ありがとうございます♪実はルドルフとの待ち合わせ場所を間違えちゃったみたいで…」 「(シンボリルドルフを呼び捨て!?!?何者!?)……生徒会長さんならさっきここのエリアで見ましたよ(持って来た地図を指差し)」 「えーと、どこですか?」ムニュッ 「(か、顔が近い!!胸が当たってる!!!)……………ここです……(指差し)」 「あっなるほど勘違いしてたのは私か…本当にありがとうございます!助かりました!」(満面の笑み) 「(ヤバいヤバいヤバいこれ以上この人と話してると何かが壊れる気がする!!)おおお役に立てて良かったです!」 「はい!ところで…今日暑いですね〜」(スーツの前を開ける)(黒ブラが透けてる)(本人無自覚) ビキッ(何かにヒビが入る音)「じゃじゃじゃあさようなら!!(コンセントレーション)」 「えぇ!?何かお礼を……あっ名刺渡し忘れちゃった」 なにあれなにあれなにあれ。トレセン学園こわいよぉ…スカウトどころじゃないよぉ…うぅ〜折角初めて本当のウマ娘に話しかけれたかもしれなかったのに〜…(トレーナーです) もう無理…ラーメン食べて元気出そ…… 明日は…明日はちゃんとスカウトしてみせる! ≫69二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 18 02 20 「やぁトレーナー君」 「あっルドルフ!ごめんね私が集合場所を聞き間違えちゃったみたいで…」(涙目上目遣い) ルドルフは——耐えた 「…いや、いいんだ。1回しか言わなかった私にも非がある。」 「優しい!ありがとうルドルフ〜!」(抱き着き) ルドルフは——掛かった 〜完〜 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part82【TSトレ】 ≫10二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 19 02 33 ではどうぞ 紫煙 トレセン学園の屋上で欄干にもたれかかり夜空を眺める人影 彼女―――ファイトレはタバコケースを片手に佇む 「横へ失礼しますよ――――――――さん」 「よしてくれ、その名前は。ここはあの世界ではない」 「南坂トレーナー」 月光の照らす屋上で二人の男女が雑談に耽る 「そういえば、あなたが持っているそれ、珍しいやつですね」 「ああ、これか。なに、戦友の愛用品だよ」 ケースに視線を落とし、過去を思い返す。 ―――戦場に身を入れたのはいつだったか 私は傭兵として世界中をめぐった 中東で、アフリカで、南米で、欧州で テロリストを掃討し、正規軍を相手し、犯罪者を撃った 殺して、壊して、落として 国籍も性別も人種も関係なく平等にやった 戦車を壊し、航空機も落とし、船を沈め 気づけば私は恐怖の象徴になった 「ここが、この戦場が!私の魂の場所だ!!!」 きっと私は永遠に引きずられるのだろう、ウマ娘が走りたがるように ≫11二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 19 02 52 ―――そういえば 一度だけ・・・ファインに会ったことがある 雇われてアイルランドで警備をしたとき、小さなころの彼女に出会った 日差しの強い日に物珍しそうな顔で話しかけられた。 「おじさん、暑くないの?」「ああ、大丈夫だよ」 あいにくサングラスをかけており幼い頃も相まって彼女は覚えていなかった だが私は―――あのきれいな瞳を覚えている 「・・・タバコ、吸わないんですか」 ふと現実に引き戻される、彼は珍しく首をかしげている。 もう一度ケースを見つめた後、過去を振り切るように 「ああ・・・ ―――私は開いた箱を閉じて彼に向き合い微笑んだ タバコはやめた。体に悪いからな。」 ≫56二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 19 24 22 「マベトレの持ってる酒が七色に輝いているように見える……」 「ゴルトレがワイン樽を頭にかぶってるのが気になるんだが大丈夫なのか?」 「おいマルトレがまた悪魔調合してるぞだれか止めろ」 「オグトレ!!厨房を手伝いに行こうとするんじゃない!!」 「オペトレはなんで隅で固まってるんだよ!?」 「デジトレもその脇でプルプルするなぁ!!」 「カフェトレ(タバコ)!!室内禁煙だ外で吸え!!」 ≫76二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 19 34 54 ≫56 「パクパクのグビグビですわ!今日も巨人が勝って気分がいいですわ!」 「マヤトレ!うまぴょいFullやります!」 「マーベラス!マーベラス!」 「タキトレさん!?お酒で薬飲むのは不味いですよ!」 「うららぁ、だめれす、このかんじゅめはあらしのえす」 「うっ、うっ、今日もトレーナーさんスカウトしゃいました...(´;ω;`)ウッ…」 「🕳」 ≫69二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 19 32 05 フクトレ「まずいマクトレが居ないと最大の問題児が消える代わりに全員が好き放題動いて収拾がつかんぞ」 じいじ「うぇーーーい!!ぱーりぃぴーぽーじゃ!」 ≫77二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 19 35 27 「おうおうカレトレよう!オレの酒が飲めないってか!」 「落ち着いてゴルシ…トレーナー。私、お酒はカワイくないから飲まないの!」 「なんだよ相変わらず真面目腐りやがって…? うんあれ…? …まあいいか!おら飲め飲め!」 「はぁ…あ、芦毛…ゴルシも黙ってれば美人なのになぁ…まああれはあれでカワイ…」 「おらぁ芦毛様の唐突なドロップキックじゃい! 喜んで受け取れ手前ゴラァ!」 「は! 私は何を!? カ、カレンチャンカワイイ!」 「…いや、それもどうかとおもうけどな、オレ」 ≫90二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 19 42 32 前回の反省を生かし独裁者を男二人に押し付けたトレーナーたち! しかしその先に待っているのは秩序すら失われたカオスの世界だった! 「あーっ?お前芦毛なら誰でもいいのか?」 「違うのおおゴルし聞いてええ」 「ぎゃーっ!浴衣が!!」 「ちょっと暑い...ん...」 「一発芸やるぞ!!」 「ウェーイ!!最高の宴じゃ!!」 「ゴオオオオ」 「同僚よ......ギムレットはあるか......」 「どうすんだよこれ」 ≫131二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 20 04 20 『憧れの姿』 「んー?あれ?どこやったっけ…?」 「…どうかしたのか?」 廊下をカフェのトレーナーが歩いていると、隅のほうで物を探す身長150くらいのウマの少女…ブライアンのトレーナーがいた。 「おお?ああカフェトレさんか。ちょっと次の生徒会トレーナー陣での会議資料入れたUSBがどこだったっけなあと探してんのよ」 「はあ…もしかしてトレーナー室に置き忘れているとか?」 「…あーその可能性もあるなぁ…しゃーない戻るか」 「…せっかくなので同行しようか?」 「え?いいのか?」 「まあ、私もトレーナー室に用があるからね」 「じゃ、よろしく」 そういうと、二人のトレーナーはトレーナー室へと向かった。 「しかしなかなか関わることがなかったなあ俺たち」 「そうだな…いつもはタバコ勢くらいかな」 「タバコっていうとフクトレのやつも実は吸うんだろ?いや意外だったなあ。アイツ周りの目を結構気にしてる質だから吸わないもんだと」 「まあフクトレは頻繁に吸うことはないけど。私くらいなものだよ、毎日吸う人は」 「フーン…俺は20になったときによっしゃ試してやるぜーって試したらそれはもう…酷いことになったからな…」 「あらら…」 そうつぶやくとカフェトレはバッグの中から駄菓子を取り出す。 「ではこちらを一本どうぞ?」 「お、気が利くねえ。…子供のころはたばこの似合うカッコいー大人になってやるぜーとか思ってたのになあ」 そう言うとブラトレはココアシガレットを口にくわえる。やはり童顔150センチサイズのウマ娘ではそれっぽい姿には見えない。 ≫133二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 20 04 50 ≫131 その後もたばこトークがちらほらと続く。方や吸えぬもの、方や吸うもの。たばこに対する印象は大きく違うが、話は弾んでいく。 「あとあれだなシャーロック・ホームズってよ、結構な頻度でタバコ吸ってたじゃん?」 「探偵といえばパイプタバコ、っていう象徴でもあるからね」 「ああいう姿にあこがれてたんだがなぁ…今じゃ150のちんちくりんだしな。もごもご」 「ふふふ、十分良い姿をしていると思うよ」 そう言うと、カフェトレは少し前に出会った新人のことを思い出した。 「んー?どういうこっちゃ?」 「いえ、別に?」 「…?まあいっか、そろそろ着くな。話し相手になってくれてありがとよ!今度は飲むのもいいかもしれねえ」 「ええ、是非とも。ではまた」 「じゃあなー!今度おすすめの居酒屋教えるからー!」 そういうとブラトレはぱたぱたと走って部屋の中に入ってしまった。 普段はそんなに長く話さないのだが、不思議と会話が弾んだ気がする。 「まあ…時には人と話し続けるのも悪くないね」 とひとりごつとカフェトレも自身の使うトレーナー室へと足を運んで行った。 その後、時たま飲み屋で酒を飲み交わす二人の姿がちらほらと見かけられるようになったとか。 ≫167二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 20 22 04 「ん、……暑い……」 「わかる暑い。水うまぁ」団扇パタパタ 「暑いなら……脱がないの」 「え?脱ぐほど?てかめっちゃはだけてんなブラ見えてんぞ……いや周り的に別に大丈夫か」 「大丈夫……脱げないなら脱がしてあげるルドルフ……」 「え?なんて?ちょい待ってルドトレって力強いな!?シャツのボタン外すのやめんか!?」 「大丈夫偶には私に任せて……」 「何を!?いや待ったいまどうやってブラホック外した!?まってはせめてマルゼンにあっベルト外さないで!!だ、誰かー!!やられる!犯られる!!あ゛あ゛あ゛!」 「やばいあの泥酔色魔次はマルトレのところ行ったぞ止めろーー!!フクトレ抑えろ!!」 ルドトレは監禁された。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part83【TSトレ】 ≫8二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 20 40 55 殺人者の酒場 とある酒場、静かにアルコールを呷る人影が二つ 「・・・二人だけですか」 「仕方ないさ、フクトレとブラトレは急用ができたそうだし」 「そうですね、楽しみましょうか」 ファイトレと(ケツ)カフェトレはしばらく雑談に耽っていった 酒も進み少し酔い始めたカフェトレはふと問うた 「そういえば、トレーナーになる前はなにをしていたので?」 「そうだな、軍に入っていたよ」 「そうですか・・・というとでも」 ファイトレに顔を向け、目を細める。彼女もまたこちらを睨む 冷たい空気が流れる。きれいな碧眼の中に ―――自分と同じ闇が見えた 瞬間彼女は微笑み、酒を飲み干す。そして語りだした 「ええ、あなたの言う通りよ。私は傭兵だとも」 「世界中を飛び回って殺し続けた。百人から先は覚えていない」 「どうしようもなく血に飢えた獣だよ」 「そう、あなたと同じね」 鼓動が早くなる、なぜ彼女は・・・ 「不思議か?簡単だよ。あなたの瞳を見れば一発だとも」 「そう・・・貴方も人殺しでしょう」 「大丈夫、責めたりはしないわ。そんな資格もないし」 彼女は嗤う、だが俺は―――不思議と落ち着いていた そして俺は彼女に話した、殺し屋であること。何人も殺したこと ―――そしてカフェが“彼女”に似ていること 彼女は微笑みながら聞いてくれた。“彼女”の話をしたときは興味深そうな眼をしていた 吐き出しきった後、彼女にシンパシーのようなものを感じた 「・・・気は晴れたかい」「ええ、晴れましたとも」 「せっかくの機会だ、もう少し付き合ってくれないかな」「・・かまいませんよ」 酒場にて、人殺したちの夜は更けていく 闇がおおうように ≫30二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 20 49 16 こんばんは、新人トレーナーです! 今日は正直トウカイテイオーのトレーナーさんと会った昨日より疲れました… ラーメン屋で偶然会ったタイトレさんと2人で居酒屋にハシゴです 「って事があったんですよ〜!」グビグビ 「うわぁ…そりゃ災難だなぁ…」 「あのウマ娘さん…美人だったけどルドルフ会長の事を呼び捨てにしてたしどんな立場なんだろう…?」グビグビ 「あー……うーん………実は彼女もウマ娘化したトレーナーで」 「」ガターン!!(新人ちゃんが椅子から転がり落ちる音) 「うおーい!?大丈夫かぁ!?!?」 「もうやらああああああ!!!みんなトレーナーじゃないですああああ!!!かわいい子ばっかなのにおかしいもん!!!私悪くないもん!!!!………うぅ…ほんとにわたちはごんらことばっがで……」グスッ 「泣くな泣くな!今の大変な状況のトレセン学園で諦めずにスカウトを頑張ってる時点でお前も立派なトレーナーだ!きっといつかスカウトも成功する事を俺が保証する!自信を持って明日もスカウト頑張れ!ずっと応援してるからな!」 「ダイドレ゛ざん…」 「落ち着いたか?よーし今日は俺が奢ってやるから飲め飲め!」(胸叩き)(揺れる胸) 「わぁぁぁぁんもうやだあああああ!!」 ≫62ガンギマリ頭スズトレ21/09/29(水) 21 00 42 「あ。」 「あっ。」 思わぬ遭遇に芦毛と白髪のウマ娘、両者から声が漏れる。 片方は私ことスズトレ。 そしてもう一方はモデルのような身体のクールビューティー、ネイトレ。 女性でありながら唯一ウマ娘化してしまった人だった。 「…ネイトレもこの店が目的で?」 「そうですね…ネイチャと今度来ようと思って下見に。も、ということはスズトレさんも?」 「ですね。人の少ない午前中を狙ってみたんですが…」 そう言いながらイチオシ!の言葉と共に写真が映る看板を見る。 スイーツショップ"雪国"、つい数日前にトレセン学園の近くにできたばっかのお店だ。 その名の通り雪そのものもや雪国特有のものをイメージしたメニューが多く、すでに結構な人気が出てるとか。 私もネイトレもトレーナー、担当ウマ娘ともにスイーツ好きなため見事に意図が被った、ということなんだろう。とんだ偶然だ。 「…せっかくだし、一緒に座っちゃいます?」 「何かの縁ですし、座りましょうか。」 ネイトレの提案を承諾し、2人で店内に入った。 ────怖くないのだろうか? 「…美味しい…」 そう、目の前でアイスを幸せそうな顔をしているスズトレを見て思う。 しっかり者で落ち着いていた彼は、男性の頃から比較的話しやすい方の相手だった。 けれどそんな彼もウマ娘になってしまい、かつては見上げていたその姿を今は見下ろす事になっている。 オマケに、その変化は今なお続いているとも。 スイーツ好きの集まりや高身長組の茶会でスズトレが底知れないほどポジティブなのは知っている。 けれど、それでも。 ────怖くは、ないのだろうか? ≫63ガンギマリ頭スズトレ21/09/29(水) 21 01 13 ≫62 「…ケーキ食べないの?ネイトレ。」 考え込む私を見て心配したのか、スズトレがそう聞いてくる。 「…あ、もしかして視線が気になる?店中の視線集まってるし。」 「あー、それもそうだけどそっちは流石に少し慣れてきたからへーき。美人2人が一緒にいれば私でもついつい見ちゃうと思うし。」 「え?」 「…スズトレも私に劣らず美人だからね??」 マジで?とスズトレが零す。その言葉そっくりそのまま返したい。儚げなオーラ出してる高身長の女性が美人じゃないわけないでしょうが。 っと、いけない。話が逸れた。 嫌だったら答えなくていいからね?と前置きし… 「…スズトレって、精神も徐々に変化してってるんでしょ?だから怖くないのかなって気になっちゃって。ほら、私ウマ娘化しただけでも結構まいっちゃってたし。」 「怖かったよ?」 「────」 「あくまで私が強いのってポジティブさだからなぁ。自分が自分でなくなるのは流石に怖かった。」 マクトレみたいにめちゃくちゃに意思が強ければ違うんだろうけどね、とスズトレは笑う。 マクトレは正直色々とズルいからほっとくけど…スズトレでも、辛いんだ。 友達への理解が深まったようで少し嬉しくなると共に、もし自分に同じことが起きたらと思うとゾッとする。 「…やだなぁ、これ以上変わるの。今度こそ折れちゃいそう。」 「…ネイトレは何かあったとしてネイチャより可愛いと感じるものできると思う?」 「それだけはない。」 「なら大丈夫だよ。」 ノータイムでスズトレが断言した。 ≫64ガンギマリ頭スズトレ21/09/29(水) 21 01 32 ≫63 「多分、どんなに変わろうと変わらないものはある。私でいえばスズカとの絆とか。 だから大丈夫。ちょっとやそこらの変化で切れるほど、ネイチャとネイトレの絆は弱くないでしょ?」 「…そりゃ、伊達に20戦20勝してませんし?そちらに負けないくらいギュッとかたく結ばれてる自信ありますとも。 アドバイスありがと、スズトレ。」 「いえいえ、私のような想いは誰にもして欲しくないもん。仲良い人ならなおさら。」 そう言うスズトレの口調からは男性だった頃の影がほとんど感じられないけれど、頼りになるのは変わってない。 変わらないものはある、言ったそばから有言実行していく様は圧巻だ。 「さ、ひと段落ついたし、早く食べちゃお!あまり長居しても迷惑だし!」 「…うん、そうだね。奢るねスズトレ。」 「え、なんで?別にそんなことしなくても…」 思い出してみよう、私が頼んだのはケーキで、スズトレが頼んだのはアイス。 そして、スズトレが私を気にして食べるのをやめてから時計で5分は経った。 まあ、つまり… 「…アイス、溶けちゃってるから…」 「…あっ。」 自分も注目集めてるのに気づいてないことと言い、ちょっと抜けたとこもやっぱり変わってないなと実感する私、ネイトレであった。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part84【TSトレ】 ≫16二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 22 17 17 ハンドクリーム グルトレ いつも通りグルーヴに髪を編み込んでもらい、お礼を伝えるとグルーヴはバッグから未開封のチューブを取り出し、私に差し出した。 「なにこれ?」 「ハンドクリームだ」 乾燥する時期になるから使えとグルーヴはチューブを私に手渡す。感謝を伝えると私の隣りに立つのだから指先までしっかり気を遣えと言われた。確かにその通りかもしれない。私は早速チューブからハンドクリームを出すと、手のひらに500円玉程度に白いクリームが出てきた。 「たわけ、出し過ぎだ」 「え?」 困惑する私にグルーヴは手をマッサージするようにハンドクリームを伸ばしてみろと言ったので、その通りに手にハンドクリームを伸ばしていく。伸ばしているはずが、全体的に白っぽさが残りベタついてしまった。何かベタベタすると手を見せながら彼女の方を見ると、出し過ぎるとこうなる。このタイプのハンドクリームは人差し指の第一関節程度でいいと彼女の人差し指が、私の人差し指を撫でた。胸の奥がどきりとなるのを感じた。彼女の指が、私の指を撫でただけだ。それだけなのに、彼女にもっと触れていたい。私の中の何かが疼いていく。 「ねぇグルーヴ、こういう時はどうしたらいい?」 ≫17二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 22 17 40 ≫16 無意識に口が開いた。彼女は少し考えた様子をした後、私は貴様相手ならこうすると言って彼女は私の両手に両手を、指を絡める。また私の中で何かが疼く。彼女の指が私の手のひらや手の甲を撫でる。付きすぎたハンドクリームは私と彼女の肌の間を滑る。もっと絡めたいと身体を寄せて胸を重ねる。彼女は少し頬を赤らめた。もっと、しよと疼く何かが、私は自分の指を彼女の指へと合わせるように絡めさせていく。ドキドキする胸が、彼女にも聞えればいい。もっと彼女の顔を近くで、少しだけ背伸びして顔を近付ける。ドキドキする、呼吸が浅くなる。また一段と頬を赤らめた彼女の指が止まれど、私は絡めるのをやめようとしない。 「グルーヴも指もっと絡めよう?」 私はおかしくなってしまったのだろうか。指も、口も背伸びする足も。どうかしている。彼女の唇がすごく甘くて美味しそうに見える。目もだめになった。この甘くて美味しそうな果実に―――私は本当におかしくなってしまった。赤らめた頬が彼女のアイラインと同じくらいになって鮮やかで、可愛らしくて見つめてしまう。 「……もう少しだけだ」 「うん」 伸び切ったハンドクリームが私と彼女の手に溶け合う。友情のそれとも言い難いこのスキンシップは癖になりそうだ。彼女への何かが疼いて、それは大きくなっていく。私はそれに気づいていないフリをした。 ≫56二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 00 58 ≫55 草木も眠る丑三つ時。などと言えばベタな表現ですが、この時間においてトレセン学園、しかも特別教室の集まる第三校舎には確かに草葉の揺れる音すら響きません。 そんな静寂の中では、普段の日常であるはずの革靴達の輪唱は却って異物でしかありませんでした。 「……で、今回のウワサとやらは何処だって?」 「三階の三番部室。上がって奥から三番目だね。」 「ふんににに~!出ましたッ!今日の運勢は大凶です!そうと決まれば帰りましょう!」 「駄目です……第三木曜の午後三時なんて厭に細かい時間指定があるんですから……今回を逃すと一か月先ですよ……」 私、マンハッタンカフェと私のトレーナーさんは生徒たちから寄せられる怪談の調査を頼まれることがあります。 何処からの依頼なのかは大体ぼかされていますが、おそらく生徒会からでしょう。まあそうする理由なんていくらでも思いつきます。 噂なんてバ鹿バ鹿しいものに対して生徒会が対応するのは問題がある、そもそもそういう風に生徒会が動くと生徒の不安を煽ってしまう……まあ真意なんて分かりませんが、こうした調査依頼が私たちに舞い込んでくるには十分な事実があります。 ≫57二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 01 18 ≫56 そう。この手の怪談。たまに"ホンモノ"の可能性があるのです。大抵は根も葉もない噂だったり、変に脚色された話だったりしますが、ほんの一部には実際に一般で言う幽霊やら物の怪やら……私たちが「怪異」と呼んでいるモノの存在が裏にあります。 私はその「怪異」を視ることができ、私のトレーナーさんは「怪異」を診ることができます……といってもトレーナーさんが使うのは私のような霊能力めいたものではなく、過去の膨大なデータから得られた「どうしてそんなことを起こすのか」の分析です。 そんなこんなでこの2つを用いれば怪異たちの事件を解決できるかもしれないということで、私たちはこんな役回りをさせられています。 そして、その調査でこれまた欠かせないのが今回も同行いただいているフクキタルさんとそのトレーナーさんです。 フクキタルのトレーナーさんは私ほどではないですが霊感があります。あと、私にはできなかった「怪異」に「触れる」こともできます。大抵したがらないので最後の手段になりますが。 フクキタルさんは霊感皆無、推理もそんなに……ですが彼女の「占い」は時として事態を動かすこともあります。結局理由はあるけど理屈ではないものを相手にするのですから、神頼みも役立つ場面がある、ということでしょうか。あと霊感ゼロなせいなのか、 あ、ちなみに、私のトレーナーさんもフクキタルさんのトレーナーさんもウマ娘です。いえ、元々はどちらも男性のトレーナーさんだったのですが校内で流行り出した「トレーナーさんがウマ娘になってしまう事象」の煽りを受けた形でこうなってしまいました。……先にこっちを調査すべきだとは思うのですがそんな依頼は一向に来ませんし、私のトレーナーさんは「まあこっちのほうがこういう時にも便利だから」ということで特に問題にしていません。 さて、今回の依頼は人呼んで「第三校舎三階第三部室の怪」。 この時は、まだよくある骨折り損の一つだろうと思っていました。……実は先程の大凶でその予測も既に結構揺らいでしまっていましたが。 ≫58二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 02 00 ≫57 階段を上り、三階へ。一階部分と代わり映えはせず、暗闇の廊下が続きます。窓は締め切られ、じっとりとした空気に満ちています。学校側で電源が切られているこの時間。推定生徒会依頼とはいえこんな怪しい活動に特別措置が許されるわけもなく、私たちの行く手を照らすのは各々が持つ懐中電灯の頼りない明りだけです。それを辿るように先頭を私、その後ろを私のトレーナーさん、マチカネフクキタルさん、そして最後尾にフクキタルさんのトレーナーさんという順番で進んでいきます。 「えーと。今回のはどんなウワサなんでしたっけ。」 「第三木曜午後三時、第三校舎三階の第三部室に四人でいくと幽霊が出るそうだよ」 「そこまでなら何の捻りもない噂話って感じだな。にしても一か月に一度とは難儀な幽霊だこと」 「肝試しで入った生徒が数名いたようで……特に何もなかったそうですよ……?……いや、これは三人で出向いたときの話でした。もちろん後でこっぴどく叱られたそうですが……」 「条件がある……執着の対象が明確なのか……。いずれにせよとりあえず存在を確認しないことには無駄な推論だね」 「ん。なんもありませんでした、が一番楽な展開だしな」 「ですからぁ!今日は大凶なんですってぇ!特に……」 そんな会話をしている内に目的の部屋の前へたどり着きました。人差し指を口元に立て、会話を制止します。扉は閉じられています。今の時間なら当然施錠されていますが、私たちは鍵だけは借用が許可されています。それが無ければ流石に何もできませんし。私はポケットから鍵を取り出し、努めて静かに開錠し、ゆっくりとドアを開けます。音に反応するタイプや刺激に影響されるタイプの怪異もいるので注意するに越したことはありません。 隙間から見えた教室内は大分荒れた部室用の部屋です。無数の小さな穴の開いたパーテーション。チョークでぐちゃぐちゃに塗りつぶされた、一部室には少し大仰な気もする上下式黒板。床には埃のような何かがうっすらと堆積しています。まあここまでは先客やウワサを流した張本人が雰囲気作りのいたずらで荒らしたケースもあります。判断するのは早計でしょう。振り向き、微かに頷きます。フクキタルさんは怯え切った表情で、私のトレーナーさんは真剣な表情で、フクキタルさんのトレーナーさんは興味なさげな、ふりをしつつも周囲を警戒しながらそれぞれ頷き返します。教室の、中へ。 ≫59二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 02 23 ≫58 黒板のラックにはいくつものすり減った白のチョーク。よくみると壁の上にカーテンレールのようなものがあります。しかしそこに窓もなく、カーテンを下げるには聊か低い気もします。しかしそれだけでは判断のしようがありません。別の壁に設けられた窓の外にはベランダが広がっていて、 見回しても、目的の幽霊は影も形もありません。 「ハズレでしたか……」 「まあそんなものだろうね。帰るとしよう」 「おかしいですね……そんなはずは……」 「大凶が当たってほしいのか?」 がぁあん! 真後ろで大きな音が。後ろを振り返ると、黒板の上下が入れ替わっています。 「……劣化で黒板が落ちただけか?」 「び、びっくりしましたぁ……」 改めて周囲を確認しても。それらしき影は見えず、新たな音も立ちません。 「……一旦出ましょう……。」 警戒しながらも部屋を出ます。一息つくフクキタルさんと未だ周囲を警戒するフクキタルさんのトレーナーさん。 そこで私は気づきます。 「私のトレーナーさんは?」 フクキタルさんとフクキタルさんのトレーナーさんは目を見開き、顔を見合わせた後、フクキタルさんのトレーナーさんが口を開きます。 ≫60二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 02 40 ≫59 「お前……トレーナー付いてないだろ?」 「今回の依頼、私たち三人だけで来ましたよね?」 ≫61二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 03 02 ≫60 私は振り向き部屋の扉を開けようとします。どんなに力を入れてみても音すら立ちません。鍵が入りません。後ろでフクキタルのトレーナーさんに名前を呼ばれます。呼ばれたような気がします。ベランダは?隣の部屋からなら渡れるかもしれません。そのとき。視えました。小さな何かが隣の部屋へ入っていくのを。駆け出し、隣の教室の扉を開けようとして───そうだ鍵がない。借りているのは目的の教室だけ。ならば。 扉から少し後ずさる。上体を捻って。倒して。思いっきり後ろに蹴り出す。 扉が外れる。 無事でいてくださいトレーナーさん……! 「カフェ!おい、カフェっ!!……くそっ!聞こえてないのか!!おいフク、追うぞ!!!」 「……追うって誰をです?」 「なっ……!」 「今回は私とトレーナーさんだけで来て……あれ?でも、今回は、あれ?」 「……そういうことか……。どうする……いや、まずは追うべきだな……いや、そうだ。おい、フク、行くぞ」 「へ?行くって……?」 「いいから行くぞ。あとお前に一つ占ってほしいことがある」 ≫62二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 04 02 ≫61 ここはどこだ? 頭に靄がかかっている。コツ、コツ、コツ、コツ。確か部屋に入って。何もなくて。大きな音がして。コツ、コツ、コツ、コツ。どうやら座り込んでしまっているようだ。暗闇に目が慣れてきた。足元を見る。 無数の虫が這い回っていた。 虫が手に上がってくる。手袋の上なのに、直接肌を蠢かれる感覚。コツ、コツ、コツ、コツ。不思議と不快感はない。 手袋ごと手に穴を開けられる。痛みはない。血も出ない。コツ、コツ、コツ、コツ。虫が潜り込む。 周囲を見る。無数の木製のマネキンが私と同じような姿勢でうなだれていた。 指先から感覚が失われる。コツ、コツ、コツ、コツ。見ていると、一つのマネキンの首が落ちた。断面から木くずがあふれ出る。ああ、成程。床の粉末はあれか。私もああなるのか。 コツ、コツ、コツ、コツ。腕の感覚がなくなる。私も消えるのか。 いや。───────。そもそも私は既に消えていたのかもしれない。こんな得体のしれない体になって。コツ、コツ、コツ、コツ。 誰が私を求めるんだ。誰が私を覚えているんだ。───────。いないのと、同義じゃないか。 コツ、コツ、コツ、コツ。ならば。───────。こんな空っぽの身体など。コツ、コツ、コツ、コツ。 ───────。 誰かが誰かを呼んでいる。コツ、コツ、コツ、コツ。 ─────さ─。 私?そんなわけない。コツ、コツ、コツ、コツ。 ─レ──ー──。 私を待っている人なんて。コツ、コツ、コツ、コツ。 ───トレーナーさん! ≫63二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 04 55 ≫62 意識を取り戻した感覚があった。肩口から先に痛みが走る。喪った、痛み。物理的なものではない。甘く束縛するような痛覚を振り払い、改めて思考し始める。 足元に群がる米粒大の虫を見る。 ───シバンムシ、か。 シバンムシ。死人の枕頭に集って息を殺している静寂の中で、雌雄が建材に己の頭を打ち付け交信を行う音が聞こえるということから、「臨終を看取る虫」、だから「死番虫」。 そしてこの状況において特筆すべき生態は、極めて厄介な建材害虫である、ということだろう。木材に穿孔し、そこから中を食害する。外観からでは表面の穿孔しか分からず、気づいた時には薄皮と特に固い部分のみを残し内部は細かな食い滓のみ、ということがまあある。 先程の思考の傾向から類推するに、“存在意義を喰う”、といったところだろうか。自分が忘れ去られる感覚。きっと今も私の中で進んでいるんだろう。ではなぜ。結局は起こす理由が分からなければ、既に怪異に囚われている現状は打破できない。 入ったときとは様変わりした、しかし不快な湿気は変わらない教室を見回す。カーテンレール。そこにかかった一枚の木製掛名札。念のため床を見回す。木粉で分かりづらいが同様の、しかし朽ちてボロボロになったような掛名札が落ちている。一、二、三枚。損傷の進み方からも順番がある。 怪異のそばに未だに過去の元凶と思われるものがあるなら、怪異の性質は十中八九「執着」。部室の怪と言われていて、現に部室に入るまでカフェが存在に触れなかったなら存在類型は「空間型」だろう。そして他の三人がこの空間にいないということは私だけが囚われ、影響下にある、ということ。誘い込み型か。空間に誘引し、もっとも与しやすい者を捕らえ消化し、文字通り“虚ろな木偶の坊”にする。元々四人だった関係が失われ、三人になれば、あとは瓦解するのは一瞬だ。一人存在を忘れ去られれば、きっと他の2人を忘れることに痛みはなくなる。三に執着しているのは、最初のひとりを忘れ去ってしまっている反動だろう。そこまでやっても、思い出せないのだ。 ここまで推論できれば。あとはやることは明確。間違っても既に掛かっている掛名札を落とす真似はしてはいけない。それは怪異の否定。その場しのぎにはなっても再び同じ事を繰り返すだろう。彼らが真に何を望んでいるのか。これ以上犠牲者を出さないためには、それを再現してやる必要がある。 ≫64二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 05 14 ≫63 腕は動かない。だから何だ。必要とされない?違う。私はカフェのトレーナーだ。カフェを支えなければならない。たとえ私の姿形が変わろうとも。たとえ彼女が私を忘れても。私が彼女を支えたいのだから。支えるのだから。 芋虫のように這う。眼前には蟲。気にするものか。どうせ怪異だ。フクキタルのトレーナーでもなければこちらからは触れられやしない。それにこの格好もお前たちとは違うということが実感できて悪くはない。 口に三つ。木札を咥える。普段から咥えているんだ。三つに増えたところで苦でもない。ああでも、これが終わったら一度燻らせなければ気が済まないな。 足に力を込める。彼女を支えるために。私は立たなければいけない。助かった。木札が口で掛けられる位置で。それもそうか。普通は手で掛けるから。だから最初に手を蝕む。痛みと悼みは不要だから。忘れるのだから。残念だったな。私はそうではない。 一つ。二つ。 三つ目を掛けようとしたところで、足が崩れ落ちる。 まずい。この木札は最後に掛ける、即ち最初に無くなった木札。損傷が激しい。このまま落としたら───。 ≫65二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 05 38 ≫64 「っらああああ!!!」 窓が割れた。風が入ってくる。足の痛みが和らぐ。空間の一部を壊されたからだろうね。既に二枚掛けた時点で空間の効力が、彼が干渉できるぐらいには弱まっていたということか。倒れそうになるのを、済んでのところで膝立ちになる。 「トレーナーさん!」 私を呼んでくれた声が聞こえる。君のおかげで私は私を失わずに済んだ。 横目に見遣るとフクキタルのトレーナーが部屋に入ろうと一歩踏み出した瞬間一瞬苦い顔をして止まった。ああ、そうか。君は踏みつぶせちゃうもんな。トレーナーが急に止まったものだから後ろについていたフクキタルもピタリと止まる。その内にカフェが駆け寄ってくる。私が咥えているものに気付いたので、視線でカーテンラックを示してやれば、すぐに察して私の口から掛札を受け取り、既に掛けた三枚の横に並べる。 その直後、部屋の虫が全て消える。マネキンも消え去り。何もなかったかのように全てが外から入った直後の部室に戻った。 腕が動く。念のため手袋を外して手を見ても、どこにも穴はない。 「お二人とも大丈夫ですか!?」 フクキタルが申し訳なさそうに見つめてくる。怪異が消えたからきっといままで私を忘れていたのを思い出したのだろう。 「……悪い。一瞬でもお前のことを忘れたことが恥ずかしいを通り越して怒りまで湧いてくるわ」 「構わないよ。私が一番最初に連れ去られた、ということはそもそも私自身が君たちに対して自信がなかったんだろうね、すまない」 「……トレーナーさん……」 カフェがひしと抱き着いてくる。 「ありがとうカフェ。君のおかげで、私は私でいられた」 「忘れるわけ、ないじゃないですか。私のトレーナーさんなんですから」 その言葉に感極まって、思わず抱きしめ返す。ああ、やっぱり。君のためなら私は。 ≫66二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 06 04 ≫65 「……じゃあ今度こそ帰るか」 「ふう……今回は“アタリ”でしたね」 「うう……こんなの時々で……イヤ時々でもダメです~!」 「全くだね。こんな思いは懲り懲りだよ。今もちゃんと歩けるか怪しいよ」 カフェに肩を貸してもらいながら、教室を出た。 「今後は君たちとも───」 コツ。 音がした。 コツ。 あの悪夢のような体験の中で、散々聞いた音が。 コツ。 皆が振り返る。 コツ。 巨大なシバンムシの成虫が、天井に張り付き頭を叩きつけていた。 ≫67二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 06 24 ≫66 「……走れ!!!!」 誰が叫んだか。フクキタルのトレーナーはフクキタルの手を引き、カフェは私を咄嗟に抱きかかえて走り出した。 なぜだ?怪異は満足させたはずだ。再び現れるようなことがあるか?いや違う。あの怪異は空間型なんかじゃなかった。あれがおそらく“怪異本体”だ。思えば部屋の天井はまともに見てなかった。聞こえる音が1個だった時点で、あの大量のシバンムシのほかに何かがいると考えるのが自然だったはず。ではどうすればいい?考えられることはあの部屋で完結したはずだ。 「おい!」 その時、フクキタルのトレーナーに声をかけられた。丁度階段を駆け下りていたところに。 「フクに占わせた!出口!北口だ!!」 ああ、なるほど。全て合点が行った。 「───あっ」 その瞬間、フクキタルが階段の最終段を踏み外し、転んだ。 「フク!!!」 フクキタルのトレーナーの意識がそちらへ向く。ケガはないだろう。だがあの怪異は追いつく。 「カフェ!!私を北口へ投げろ!!」 「!?そんなこと……!」 「いいから!!私は君を信じている!だから君も私を信じてくれ!!」 「っ!……わかりました!!!」 最大限の注意を払いカフェが私を北口へ放り投げる。だが目測50m。この身体でもただでは済まないだろう。まったく。今日は体を張ってばっかりだ。だがさっきはカフェのためだし今回はカフェがしたのだからまあ悪くはないか。 受け身を取る。それでも殺し切れない衝撃に全身が悲鳴を上げる。気合で立ち上がり、北口へ気力で走り、取っ手を掴み。 出ていくのではなく、開放する。 ≫68二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 06 45 ≫67 刹那。強風が吹き荒れました。虫の外骨格が、ボロボロになっていきます。それでも、虫は進んでいきます。フクキタルさんを通り過ぎ、フクキタルさんのトレーナーさんを通り過ぎ、西口、北口、東口への分かれ道である三叉路の中央で立ち止まります。西口から、同じようにボロボロの虫が現れました。東口からも。三匹が集まったのち、風の吹き荒れる北口から人型の霊が現れます。人型の霊が、虫に駆け寄ると。虫の外骨格が剥がれ、同じように人型の霊になります。四人は抱き合い、互いを慰めるようにしながら、光の粒子となって消えていきました。 風が、そののちに止みました。 ≫69二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 07 05 ≫68 後日。私は病院を訪れました。無茶に無茶を重ねたトレーナーさんのお見舞いです。幸い致命的なものはなく、ウマ娘の身体もあって明後日には退院できるようです。日頃の不摂生が無ければ一日で戻れましたが。 「やあ、カフェ」 「トレーナーさん……具合の方は、いかがで……?」 「大丈夫さ。既に病院の中なら移動が許されているよ」 「一回許されないほどに……無茶をした、ということですよ……?」 じろりと睨む。困ったようにトレーナーさんは笑う。その顔を見てしまうともう強く出られない。 「今朝……あの部屋で、マネキンが1つ砕けているのが見つかったそうです……」 「……そうかい」 結局学園側に聞いてみても、あの部室が何に使われていたのかはわかりませんでした。トレーナーさんによれば、離別への拒絶。その執着が暴走し、皮肉にも離別の概念そのものとなってしまった怪異ということですが……。 「……トレーナーさんは、どこにも行きませんよね……?」 前とは姿の変わってしまったトレーナーさん。少し不安を覚えてしまう。 「……当たり前だ。君を置いてなんていくわけがない。私は君のトレーナーでありたい。いや、君のトレーナーでい続けるよ」 「……ふふ」 少しの間見つめ合う。トレーナーさんの瞳は覚悟に満ちています。それがたとえ他の人から病的だと言われようと、私を捉えて離さない、変わらないその目を見ると安心します。 「では、きちんとした生活を送るべきですね……」 「うぐっ」 「病院食の方がまとも、というのはいささか人、いやウマ娘としてどうでしょう……ほら、噂をすれば」 言われて耳を澄ますとトレーナーさんは少し厄介そうな顔をする。ふふ。押しが強いあの二人に、何とか頑張ってもらいましょうかね。きっと今日のお見舞いは豪勢でしょう。 「あっ、ここですよトレーナーさぁん!」 「うし、この機会だ。きっちり果物摂ってもらおうじゃねぇか」 部屋の名札を読み上げ、二人が入ってくる。窓を開けた病室には、心地よい風が吹いていた。 終 ≫80二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 16 19 めじろ。 ジリリリリ、とアナログな目覚まし時計の音が鳴りました。安らかな眠りの時間が終わりました。 「んん…」 メジロ家の豪勢なベッド、起き上がるのは令嬢、メジロマックイーンです。 「お嬢様」 起きてすぐ、そこにはメイドたちが待っています。彼女の身の周りの世話をするのは彼女たちです。 「おはようございます」 「ええ、おはよう」 メジロマックイーンの朝はジョギングから始まります。今日はメジロ家近くの河川敷を一周します。朝の鍛錬はメジロ家の令嬢として欠かせない日課です。 「おう、おはよーさん、マックイーン」 「あら、おはようございます」 芦毛のウマ娘が声をかけてきました。ジョギング中によく会うウマ娘です。 「今日もなかなか気持ちの良い朝ですわね」 「そーだな、昨日はあんなにジメジメしてたのに今日は爽やかな気分だ。そんな時は」 「ええ、いつものように」 芦毛のウマ娘とメジロマックイーンは笑いました。 「「あそこの橋まで競争!」」 そして芦毛のウマ娘とメジロマックイーンは走りました。そこそこ広い河川敷ではデッドヒートが繰り広げられ、結局同着となり、二人はそこで別れました。 ≫81二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 16 38 ≫80 メジロマックイーンは折り返し地点のベンチで一休みします。休息もまた鍛錬に必要なものです。 「お、今日もいるな、マックイーン」 そこに、栗毛のウマ娘が訪ねてきました。彼女もまた、メジロマックイーンと親密なウマ娘です。どうやら同じようにジョギング中です。 「ええもちろん」 「良いな、毎日変わらなくて。サボりは滑落の一歩目だ、そのまんま行けよ」 「ええ、あなたこそ」 そう長い時間休んでいるわけにもいきません。メジロマックイーンはベンチを後にしました。 メジロマックイーンは帰宅しました。 そこには3人のメイドが待っています。 「お帰りなさいませ、マックイーンお嬢様。毎日の鍛錬お疲れ様でございます。こちらタオルです」 「ありがとう」 廊下を歩きながら、洗い立てのふわふわのタオルでメジロマックイーンは汗を拭きます。ふと右を見ると、朝のメジロが鳴いていました。そして、窓にはメジロマックイーンが映っていました。 メジロマックイーンはタオルをメイドに返しました。 「今日もいい乾き加減でしたわ」 「お褒めに預かり光栄でございます」 メイドたちはタオルを受け取り、整列しました。 「我らメイド一同、あなたさまの天皇賞への走り、今日も応援させていただきます」 「ええ。メジロマックイーンは、メジロ家の悲願たる天皇賞、制して見せますわ」 メジロマックイーンはにこやかに笑いました。 ≫83二次元好きの匿名さん21/09/29(水) 23 17 39 ≫81 そして。 「…けど」 手を振りかざして。 「これは些か悪趣味だな」 右手の窓を、叩き割りました。ガラスは音もなくどこかへ散って行きました。風が "その" 髪をはためかせました。 「ああ。メジロマックイーンは天皇賞を獲る。俺が保証してやる。だから黙ってみてろよ誰かさん」 "それ" は不敵な笑いを浮かべます。令嬢に似合わない野蛮で、何かを嘲笑する憎たらしい笑顔です。 「その程度で何かできると思ったか?俺がどうなろうと変わらず接してくるやつ、俺がどう見えようと俺を知ってくれてるやつ。そして、俺がどう変わろうと引き戻してくれるあいつと、絶対に変わらないと決めた俺。少し役不足だったな、俺の幸運と意志にとっては」 それはあまりにも硬い意志と信用の顕れ。ああ、なんと憎たらしいことでしょう。わたしはこれを幸福に導いてやろうと言うのに。なんと愚かなことでしょう、それを頑なに拒絶するなんて。 「ええ、そう。なら、楽しみにしていてくださいな。それらが力不足になるその時を」 「トレーナーさん?」 「んあ」 マクトレは起きた。トレセンの一角にあるベンチで寝ていたようだった。 「あら、おはようございますマックイーンさん。少し寝ていましたわ」 「あの、これは…」 マックイーンの指差す方向を見ると、壁に少しヒビが入っていた。まるで、マクトレの右腕がそこに思い切り叩きつけられたかのように。 「…気にしないでくださいまし。少なくともわたくしは壁を殴った記憶などございません」 「この状況でそんなこと言うんですの!?」 マクトレは笑ってごまかした。 二人はティータイムへ、そしてトレーニングへと向かう。変わることのない、熱く硬い意志をその胸に宿しながら。 ≫94やっぱり妄想して文で(ry21/09/29(水) 23 25 37 今、私の前には猫がいる。 「おや、子猫ちゃん。きみはどこから来たのかな?」 そう私が問いかけるとその子はなーお、と答えてくれた もちろん、何をいっているかは分からない。 だから……、一先ずはこちらで預からねばならない ≫95やっぱり妄想して文で(ry21/09/29(水) 23 26 00 「と、いうことで預かってくれないか、ヒシアマ。一時的なものなら寮長権限でどうにかなるだろう?」 寮の中。私は両手で猫ちゃんを抱える。それを見たヒシアマが怪訝な声を上げる 「いや、そういうのは普通自分でやるもんじゃないかい?」 ああうん。まあそうなんだよね。そうしたいのはやまやまなんだけど 「その点に関しては、私は問題ないんだ。私は」 「あー……そういえばそうだったな。スマン。野暮なことを聞いた」 問題なのは、私のトレーナーさんである。 重度の喘息持ちで、動物の毛が全般OUTなんだ。猫ちゃんに触った場合、しっかりシャワーをして服も洗濯しないとそれだけで彼を苦しめることにならない。 「ホント難儀な体してるよなぁ、お前のトレーナー」 「ホントだよねえ」 動物の毛がアウトなだけでも厄介なのに、彼の体はそれ以外にも厄介な面が多すぎる まず彼の喘息は本当に重度で、動物の毛のみならず、排気ガスや煙も軒並みアウト。運動ができないのは当然どころか、普通に生活しているだけでも地雷が多すぎる 次に消化器が十分に働いていない。なので大抵のものは十分に食べられない。許容外のものや許容量以上のものを食べると腹痛と下痢がひどくなるし時には嘔吐してしまう。だから食事はいつもウィダーやカロリーメイトドリンクとサプリメントで済ましている。 甘やかし上手な彼についつい甘えてしまうことは多いけど、 「……いっそのこと、ウマ娘になっちゃわないかなあ」 そうすれば、完全な健康体になるのではないだろうか。 「まあ、ああいう奴を一番にするべきだよなぁ。……こういうのも何だけどさ、何考えてるんだろな、女神様ってのは」 本当に。テイオーがトレーナーがウマ娘になってから四苦八苦右往左往するのを見て、私もそう思わざるを得なかった。何で苦難があるところにばかり着て 「……と、話題がそれちまったが……スマン。今日一日は預かってくれないか?ちょっとアタシも野暮用があってさ……」 「ああ、いいよ」 この後トレーナーさんと用事はない。明日ヒシアマに渡してからシャワー等を浴びれば多分問題はないハズだ 「一日ぐらいなら、どうとでもなるさ」 ≫96やっぱり妄想して文で(ry21/09/29(水) 23 27 44 と、思ったんだけど御猫様というのはなかなかに厄介者で 「あ、ちょっと、そっちの壁で爪とぎしちゃダメだって!!」 トイレ、爪とぎ、食事とあれやこれやで手間をかけさせられている。今も、一応仮組で用意した爪とぎ用の板じゃなくて普通の壁で気儘に爪とぎをしてしまっている。修繕をどうしようか考えると頭が痛い 多分誰かが秘密裡に飼ってるであろう猫だ。あまり大事にはしたくないから自分で預かって裏で聞いているんだけど……。未だにヒットはしていない。……ネコ用グッズを買っておくようにヒシアマに連絡しておかないと そんななかスマホが着信メロディを流す。誰かと思って確認すると、画面には「トレーナーさん」の文字 「もしもし?」 小さいが高めかつ落ち着いた声。聞きなれたあの声だ。 「もしもし。聞こえているよ?トレーナーさん」 「うん、また例の、なんだけど。ヘリオスのトレーナーさん……爺様がウマ娘化したってさ。まあヘリオスとあの人なら大丈夫だと思うけど、一応連絡をね」 内容は、最近増えてきたウマ娘化の連絡だ。テイオーの例も考えると、トレーナーがそうなってしまった娘達のサポートが必須だろう、ベテランであることと世話焼きな性格からトレーナー達をサポートする役目に自然となった彼から、私やヒシアマにウマ娘化の連絡をすることが最早お決まりとなった。 「うん、ありがとうトレーナーさん、いつも助かるよ」 「どういたしまして。ただサポートもいいけど、他の娘達のことばかり考えて無茶しないようにね。そういうことに関しては、フジに信頼はあまりないから」 スマートフォンのスピーカーから耳が痛い一言が流れてくる。うん、それは確かにその通りなんだけど 「あはは、トレーナーさんにだけはあまり言われたくないかな」 なにせ、態々私生活が等閑な人に手料理作って届けちゃったりするような貴方にはね 「まあ、君が幸せなだけで私は幸せだから心配しないで。特に笑顔なら疲れなんてないも同じさ」 はぁ、と声が聞こえる。最初のころはこれぐらいでも照れ切っちゃって可愛かったのだけれど、今は彼も慣れてしまったらしい。最も、だから彼の魅力を損なうことはないのだけど ≫97やっぱり妄想して文で(ry21/09/29(水) 23 28 33 「毎度思うけどソレ33歳のおじさんに対していうセリフ?」 「年齢で君の魅力は変わらないよ。10年後にも全く同じセリフを言っていると確信してる」 言葉が止まる。今度は流石に照れてしまったらしい、やはり貴方は可愛らしい人だ と、思ったところで、真後ろから物音がする。恐る恐る振り返ると、例のネコ様がテーブルで飲みっぱなしにしたペットボトルを叩き落として零しているのが目に入る 「あ!コラッ!!」 卓上にスピーカーモードにしたスマホを置き、片手で猫を抱えて急いで雑巾を持ってきて床を拭く。 「?どうしたの?」 どうやらこちらの様子が伝わってなかったようで、トレーナーさんは不思議そうな声を挙げている。私は急いでふき取り終えると片手でネコちゃんを抱えたままスピーカーを解除したスマホを耳に当てる 「ああいや、恐らくポニーちゃん達の誰かが内緒で飼ってるであろうネコちゃんを預かっててさ。あんまり大っぴらに言うとまずいから、今ちょっと預かってるんだ。もちろん了承は取っているよ?」 「そっか……」 私の返事を聞いてトレーナーさんは表現しがたい声を上げる。それは感慨。それは悲哀。それは思慕。そのどれもが複雑に混じったような声色だった。 「やっぱり……飼ってみたかった?」 「大丈夫」 そう貴方は言うけれど。ほんの少し、私にだけわかるくらいに声が震えている。それにね、 動物番組をトレーナーさんがよく見ていることは知っている。その度に、貴方が眩しいような目をすることも、貴方が動物園にも行けない体であることも知っているんだよ、私は 「いつも私を甘やかしておいて、自分のことは心のうちに秘めておく、というのはやめてほしいな。わたしたちの前に隠し事も遠慮もいらない、そうだろう?」 「……それ、最初に言ったのは僕、だったよね?」 そうは言ってるものの、トレーナーさんの声が少し和らいだのを感じる。 「やっぱりさ、体が健康だったらな、って思ったことは一度や二度じゃないからね」 諦観と悲しみが電話越しでも響いてくる。どんな表情をしているのか、目で見ないでも手に取る用に分かった 「……ウマ娘化すれば健康体になれるのかな」 かける言葉が出てこない。それでも、無言だけは嫌いなんだ 「……そうだね」 そうして、言葉を絞りだす 「貴方が健康体になるなら、私もこれ以上の幸せはないよ」 ≫98やっぱり妄想して文で(ry21/09/29(水) 23 29 22 その日の夜。コンコン、とドアを叩く音で起きる。 寝起きの頭を文字通りに奮い起こして、部屋のドアを開けた。 「あ、すいません、フジ先輩」 そこに立っていたのは、暗めの栗毛を持ったウマ娘の少女だった それを見て、床で寝ていたネコちゃんが跳ね起きて彼女へ駆け寄って行く。 「私の親友を、ありがとうございました。何とお礼を言ったらいいか……」 駆け寄ってきた猫を抱えて、彼女はニッコリと笑う 「ああ、それはかまわないよ……それより」 彼女の姿をしっかりと見る 「君は、何者だい?」 やはり、見覚えがない。 うちの寮どころか、美浦の方も、スタッフにすら、こんなウマ娘はいなかった。自慢じゃないけど、全員の顔をしっかり覚えているから、間違いない こんなウマ娘は、トレセン学園にいない。 涼しげな顔を今私は出来ているだろうか。冷や汗が頬を伝うのが、嫌に分かる 私の心中を知ってか知らずか、彼女は穏やかに、聖母の様に笑う 「大丈夫、危害は加えないわ。この子が勝手に走って行ってしまっただけ」 彼女の撫でる手に反応して、猫がみゃおみゃおと鳴くのに合わせて、彼女は、そう、そう、と感慨深そうに頷いていた 「お礼はちゃんとするわ。あのお三方に任せるとロクなことにならなさそうだから、私と……セレちゃんの手でやるけど。心配しないで」 そう言いながら、彼女の姿は少しずつ透けていった 「トレーナーさんと、仲良くね?私と同じ様に、結婚するかもしれないのでしょう?」 んみゃーお 猫の声が聞こえたかと思うと、彼女の姿はもう消えていた。 よく見ると、壁のひっかき傷もなくなっている 猫、栗毛、トレーナーと結婚…… 「いや、まさか、ね」 ヒシアマにどう説明しよう。そんなことを考えながら、私は床に就いた 次の日の朝、トレーナーさんから感動の電話を受け取ることになるのは、また別の話 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part85【TSトレ】 ≫14二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 01 22 36 寝相はごく普通だが、「そういうところがあるからキャラ薄いとか言われるんじゃない?」と言われ寝相の試行錯誤を繰り返すカレトレ 助言役を買って出たカレンチャンの前に様々な寝相を試す元お兄ちゃん(パジャマ一枚胸元ちらり)が襲い掛かる── そしてカレンチャンは──耐えた。 お兄ちゃんの寝相は結局普通だった。 うまぴょいうまぴょい ≫48グラトレ担当?21/09/30(木) 05 25 54 太陽が正中へと至る頃、私とトレーナーさんは校庭で木製の薙刀を構え斬り結んでいました 「打ち合えるというのは中々に楽しいなグラス!」 「以前の様な戦い方も好きでしたよ? トレーナーさん!」 そんな風に語り合いながら、脛を狙う薙を迎撃します 幾度と行われてきた模擬戦はトレーナーさんのウマ娘化で更に熾烈なものとなりました 以前のトレーナーさんは膂力で勝る私との打ち合いを避けて攻めて来ていましたが、ウマ娘化で膂力が並んだ今では打ち合いにも挑める程です そして、以前からの技術もしっかりと持ち合わせている訳で…… 「はっ……!」 「……ふん!!」 上段の構えから一気に振り下ろしますが受け流されます ……打ち合いを避ける技術も依然変わらず持ち合わせているのは厄介この上無いです 幾度と斬り結んでいると徐々に打ち合った時の重さが増えている事に気が付きました …………罠ですね、ある程度力ませてから受け流すつもりとみました…… そう判断して弾く為に強めに振りますが…… 「……あっ」 見事に合わせられました……流石トレーナーさんです……小さな動きまで良く見てます…… 「貰った!」 体勢を崩した私をトレーナーさんの突きが狙います 膂力で勝る私との打ち合いを避ける為に研鑽し、ウマ娘化で神速へと至った正確無比な突き…… 「甘いですよ、トレーナーさん!」 それを間一髪で避け、突きを放ったが故にガラ空きのトレーナーさんの胴に一本入れるのでした 「トレーナーさん、今日は私の勝ちですね」 「…………負けた……」 「約束は覚えてますか?」 「……はい、今日は俺の番だね」 そうして今晩の夕食担当が決まるのでした…… ≫82二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 06 41 48 理性と本能 グラウンドにて走らずに立ちながら話す二人のウマ娘 杖をさすテイトレとファイトレは雑談に興じていた 話の最中、ふと気になったことをテイトレは彼女に問うた 「そういえば、貴方はウマ娘の本能ってどうしてるんですか」 「うん?ああ、ひたすら理性で抑え込んでいるとも」 「そうなのか…」テイトレは彼女をまじまじと眺める。 かつて自分は足を折るくらいに追い詰められた本能を 理性だけでねじ伏せる彼女に不思議な気分が湧いた 「走ったりとかは」「してない。というかできない」 「そういえばそうだったな・・・」返事からあの事案を思い返す 経緯から彼女の体に興味がわきアグネスタキオンがデータを取ろうとし そこで走ったファイトレが吐血、失神しかけたことがあったのだ。 これ以降学園から直々に走るなとの処分が下っており また本人もさすがにきついということであまり走っていなかった だがそうなれば本当に理性のみで本能を抑えているということになり ―――彼女がいつか俺と同じようなことをしないだろうか ふと不安になり顔を向ける、彼女は瞳を向けてきた 不思議な静寂、それを破ったのは―――彼女のほうだった。 「君、もしかして私のことを心配しているのかい?」 「・・・なんでわかるんだ」 「顔を見ればわかるさ、経験だとも」 「・・・大丈夫だ。君の思うようなことにはならない」 「あいにく私は鋼の理性持ちだよ、本能に負けることはなかろうさ」 彼女の優しい笑顔をみて、俺は感じていた不安が消えたことに気付いた 「さーて、心配をかけたし今日は私が奢るぞ。何食べたい?」 「ならテイオーも連れてっていいか?」「かまわないとも」 二人は歩き出す、不安を置き去りにするように 「・・・そう、大丈夫だとも。私はずっと引かれていたからね」 「何か言ったか?」「・・・気のせいだろう。フフッ」 ≫87二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 06 48 49 勉強でわからないところがあって……という口実を元にトレーナーとの接触を図ろうとするナイスネイチャさんはいると思います……いました。見てみましょう 「トレーナーさーんいるー?」 ときは昼休み。声をかけてもトレーナー室から返事はありません。入室状況を示す札掛けを見るにいるはずなのですが 「失礼しまーす……」 おそるおそる部屋に入るとそこにはソファで横になり、眠りこけてるネイトレがいました 「おーおーまた寝てる。勤務時間中も寝てたりしてないかねこの人は」 仮眠とは分かっていてもちょっとオカンが顔を出すネイチャ ネイトレがまだ人間の頃、ネイチャは同じように寝姿をみたことがありました。仰向けで両手を上に伸ばし片腕を自分の頭に寄せる、見る人が見れば「抱き枕のイラスト……?」と思われそうな格好でした ヒトデのポーズの変形ですが、当時のネイチャはこれはこれでセクシーと思っていました ところが今のネイトレは横向きになり、やや足を曲げて小さくなる胎児のポーズでした。胸が邪魔で仰向けが厳しいだろうことは想像にかたくありません ……張りのあるワガママおっぱいめ、揉めば小さくならないものか。あわよくば自分に吸収されたりしないものか。……あっでも吸い取るって、胸を吸うって…… 誰もみてないところで慌てふためき奇妙な舞に興じるネイチャ。大丈夫?本当に誰もみてない? 演舞が終わったところでネイトレの顔に目が止まりました。あいも変わらず顔面偏差値だけなら1,2を争える美麗さですが、今は昔と同じように薄く口を開けて寝ています ──ちょっとだけ幼く見える顔、無防備な唇。今この瞬間だけはみんなのものじゃない、私だけのトレーナーさん 床に膝をついたネイチャは長い時間迷った挙句、彼女の手に自分の指を絡ませました。しばらくして握り返されるネイチャの指 ネイトレは眠りについたまま顔をほころばせ、ニヘ、と笑いました 昼休みはもうすぐ終わりそうです (終) 参考文献 あなたはどのタイプ? 寝相でわかる、本当の性格 https //www.mylohas.net/2014/08/039991sleeping_positions.html ≫95二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 07 06 58 超絶短編シリーズ4 フクキレル 「フクトレって何着ても似合いそうですわね」 「お前そんな話するタイプの人間だったか?」 「昨日たまたま見つけた古着屋の虹色のジャージがわたくし似合わなすぎてその時思ったんですの」 「そうか。ま、色々似合うフクキタルに似てるから似合うのかもな」 「マックイーンは服を選ぶビジュアルだって?」 「お前が今そう言ったんだろ」 「その通りですわフクトレ、あなたの言っていることはそこそこ正しいですわ。というかあなたとフクキタルさんの何でも着れそう感がヤバいだけですわ」 「それは褒めなのか?」 「勿論。そこであなたにプレゼントがあるのですが......」 「買ったの?虹色のジャージ?本気で?」 ≫106デジトレSS121/09/30(木) 07 35 16 デジトレSS (また、やってしまった) 俺は、ウマ娘化した自分の顔を鏡で見ながら、昨日の出来事を思い出していた。 ウマ娘化して以来精神に異常をきたした俺は、急に泣き出したり不注意になったりと、以前よりも人格が幼くなってしまっていた。 特に、担当ウマ娘のアグネスデジタルと二人きりの時は完全に幼女の精神になってしまい、デジタルに甘えきっていた。 デジタルは、ウマ娘になってからずっと俺を助けてくれた。 自分から見ても危なかっしくなった俺の事を注意深く見てくれている様で、後ろから猛スピードで自転車が突っ込んで来た時は、咄嗟に身体を引き寄せて守ってくれて、見知らぬ男性に言い寄られた時は、間に入ってくれた。 デジタルがいなかったら危なかった場面が沢山ある。 俺は、そんな彼女に対して後ろめたさを感じていた。 何で俺が助けられているんだ、と。 ≫107デジトレSS221/09/30(木) 07 35 54 ウマ娘化してから、他のウマ娘達に興奮しているデジタルの姿に嫉妬するようになってしまった俺は、また幼児退行を起こしてしまい、泣きながらデジタルを問い詰めてしまった。 「デジタルにとって自分は取るに足らない存在なのか」と。 デジタルは、そんな俺を抱きしめて、「俺の事が何よりも大切だから汚したくなかった」と言ってくれた。 そして、誰にも渡したくないと俺に、首輪を着けてくれた。 嬉しかった、デジタルの___ご主人様の物になれた事が、ご主人様の、特別になれた事が。 だが、もう一人の幼い俺はそんなご主人様にとんでもない事を言った。 暴力行為を要求したのだ。 ご主人様は初めは躊躇し、やめないかと何度も聞いてきたが最終的には折れて、痛めつけてくれるようになった。 これは、所謂SMとは少し違う。 どちらかと言えば、自傷行為に近い。 ご主人様に迷惑ばかりかける自分が許せなくて、俺を痛め付ければ、ご主人様の心も少しは晴れるんじゃないかと思って。 勿論、それは大きな間違いだと分かってる。 言にご主人様は俺を殴るのを楽しむどころか、殴られてる俺以上に苦しそうな顔をしていた。 早く止めないといけないのに、もう一人の俺は止まってくれない。 俺がご主人様を……デジタルを支えないといけないのに。 「ふえぇ……うええぇ……」 考え続けていると、また不安定になり泣き出してしまった。 無理やり溢れ出る涙を拭い、日加のジョギングをする為に外に出る。 ≫108デジトレSS321/09/30(木) 07 37 25 ウマ娘化してから、俺の中で「走りたい」と言う衝動が沸き上がってくる。 これは俺だけではなく、他のウマ娘化したトレーナー達にもあるようだ。 以前俺は衝動を抑えられず間違った走り方をしてしまい、それを見たデジタルに本気で怒られた。いつもと違う様子の彼女を見てパニックを起こしてしまい、それが今の精神疾患の発見に繋がった。 その後はデジタルに正しい走り方の指導をして貰い、こうして問題なく走れる様になっていた。 「おや?今日はデジタル君と一緒じゃないようだね」 後ろから聞こえた声に振り向くとヤバい方のアグネスことアグネスタキオンが学園指定の赤ジャージ姿で立っていた。 「……タキオンこそ、いつもの実験はどうしたの?」 「勿論やっているよ。ただ新しいアイデアが浮かばなくってね、気分転換にジョギングをしていた所さ」 「身体を動かすと逆に頭が冴える事も多いからね」と言いながら腕や肩を伸ばすタキオン。 そんな彼女を見て、俺はある事を思い付いた。 タキオンの薬を使えば、俺の幼児退行もどうにかなるかもしれない。 「私の薬で解決するのはお勧め出来ないね」 「っ!?」 そんな俺の浅はかな考えを見透かしていたかの様に彼女は話を続ける。 「確かに、私の薬を使えば君の精神疾患を治す事は可能かもしれえない。しかしそれは一時的な話だ。薬の効果が切れれば、また元に戻ってしまうだろう」 「……」 「それに、これは君自信にしか解決出来ない問題だからね。他の誰か、勿論デジタル君でもない。彼らに出来るのはあくまで手助けしかできないよ」 なにも、言い返せなかった。 俺はただ楽な道を選ぼうとしたにすぎない。 自分と向き合うのが怖くて、早くなんとかしてデジタルの役に立ちたかったから。 ………だが俺は、どうすればいいのだろうか。 また、心が不安定になって来た。涙が溢れてくる。 ≫109デジトレSS421/09/30(木) 07 37 56 「ふぅ~ん……」 そんな俺の様子を観察していたタキオンが顎を指で撫でながら口を開く。 「迷っているなら、一度全部染まってみるのはどうだい?」 突然の提案に思わず顔を上げて彼女の顔を凝視する。 彼女の目には涙に濡れた自分の顔が映っているだろうが、今はそれを気にする余裕はなかった。 タキオンは、気にせずに話を続ける。 「今の君は人間としての精神とウマ娘としての精神。相反する二つの心がぶつかり合う事でお互いに拒絶反応を起こしている。拒絶……否定する事で悪影響を及ぼしているなら、いっそ受け入れるのも一つの手だよ」 もう一人の、ウマ娘としての自分を受け入れる。 考えた事なかった。拒絶しなければ、壊れてしまうと思ったから。 自分の心も、デジタルとの関係も。 違う。もう、壊れている。壊れてなければ、デジタルに自分を痛め付けてくれなんて要求しない。 「トレーナーなら今度やるデビュー前のウマ娘達の模擬レースの話は知っているだろ」 タキオンの言いたい事は直ぐに分かった。 レースに出ろ。ウマ娘としての本能に従い、走れと。 断れない。レースと言うたった三文字の言葉が俺の心を沸き立たせていた。 「……でも、何で君が俺にアドバイスを?」 「……君の為ではないよ。デジタル君にはいつも実験に協力してくれて借りがあるからね。あ、分かっているとは思うけど本人には言わないでくれよ?私はこれでも照れ屋なんだよ」 本気とも冗談とも取れる口調で肩をすくめながら話すタキオン。 「言わないよ。どうなるかは目に見えてるから」 タキオンの感謝の意を知ったデジタルが狂喜乱舞する姿を想像して、思わず笑みが零れてしまった。 ≫110デジトレSS521/09/30(木) 07 38 34 タキオンと別れた俺はデジタルが待つグラウンドに来ていた。 「模擬レースですか……」 「うん。一度でいいから、思いっきり走ってみたいんだ」 そう提案された彼女の顔はハッキリ言って乗り気には見えなかった。 「……レースに出るのはいいんです。ただ、あのレースは事情を知らない学園外の人も見に来ます。万が一みんなが見ている中で発作を起こしたら、トレーナーさんがなんて言われるか……」 デジタルは、ウマ娘になって以来ずっと俺の事を守ってくれていた。 何よりも大切で誰にも渡したくないと。俺に首輪を着ける程に。 だから、俺が傷つくかもしれないレースに出る事を快く了承出来ないのだろう。 「デジタルは、俺を推してくれないのか?」 「え?」 「デジタルはウマ娘の意思を尊重して応援するのがモットーだろ?じゃあ俺もウマ娘だから対象じゃないか」 「いやあ~、それはその通りなんですが……」 俺の心の中では、レースに出られないかもしれないと言う不安で、また幼い感情が出てきてしまっている。けど今は、その感情を利用する事にした。 「お願い、ご主人様。俺を貴女の推しにしてください」 二人きりの時の様に、甘えた犬のような態度でおねだりした。 それを見たデジタルは大きく息を吸いながら空を見上げる。 数秒立った後、吸った息を吐きだしながら真っ直ぐ俺を見る。 「分かりました。アタシが徹底的に育成してあげますよ」 決意を込めた表情で答えるデジタル。 そんな彼女を俺も真っ直ぐ見つめ返す。 そこから、俺とデジタルの特訓の日々が始まった。 ≫111デジトレSS621/09/30(木) 07 40 14 ______それから暫く経って。 俺は、レース場のゲートの中に居る。 芝2000m。 枠順は7番。 俺はここで、自分との決着を付けるつもりだ。 周りを見ると、自分の脚に自信があるのか力強い笑みを浮かべるウマ娘や、顔を青くしてうつむいているウマ娘等、一人一人が様々な思いのこもった顔をしている。 そろそろゲートが開く。 靴の状態を確認して、呼吸を整える。 開いた。 一斉にゲートから飛び出す。 スタートの出来は良好。焦らず前半は温存する。 俺の脳内には、レースに至るまでの日々が浮かんでいた。 『トレーナーさんの脚質は差しですね。前半はなるべく温存しましょう』 デジタルに言われて通り、後半は抑える。 だが、幼い俺がまた出てこようとしている。 もっと前に、早く前に出たいと。俺の身体を揺さぶって来る。 脚がもつれそうになると、再びデジタルの声が脳内に響き渡る。 『力みすぎはダメです。無駄な力はかえってスピードを遅くさせますから。大切なのは軽く強く走る事です』 脚の動きの感覚は頭に叩きこんだ。 踏み込みのリズムも、力加減も、腕の振りも。 全身の筋肉に神経を張り巡らせる。 ゲートで見た力強い笑みを浮かべるウマ娘が先頭を逃げている。 まだスタミナに余裕がありそうだ。 これは、スパートのタイミングを間違えたら勝てないだろう。 最終コーナーが近い。 先頭との距離が想像より離されている。 もうすぐ、俺の全てを開放する時だ。 ≫112デジトレSS721/09/30(木) 07 40 56 (ごめんね、たくさん待たせて。一緒に行こう) ずっと否定し続けていた幼い俺にそう告げると、脚の筋肉に全神経を集中させ、一気に踏み込んだ。 ____その瞬間、誰かに背中を押されたような感覚がして、身体が軽くなった。 「おおっとここで7番!!大外から突っ込んで来た!!!」 バ群を抜け大外を回って先頭目指して突き抜ける。 前を走るウマ娘達を一人、二人と追い抜いて行く。 けれど、先頭を走るウマ娘まではまだ遠い。 「……せ……」 ふと、声が聞こえた。 先程のトレーニングしていた頃の記憶……じゃない。 その頃には聞かなかった言葉。 「差せっ……差せっ……」 トレーナーなら必ず聞くし、言うであろうあの言葉。 俺が、デジタルのレースで何度も叫んだ言葉。 重賞程ではないにしろ、決して少なくはない観客達の中で、デジタルの声がハッキリと聞こえる。 「差せえええええええっ!!」 「ああああああああっ!」 その声に応える様に脚に力を入れて、もう一度スパートに入る。 先頭との距離がどんどん縮まる。 並んだ。 相手の脚色は衰えない。 絶対に抜く。差し切る。 あと少し。あと少し…………あと____________ ≫113デジトレSS821/09/30(木) 07 42 18 ふらついた足取りで彼女の、デジタルの元へと向う。 呆然とした顔で俺を待っていたデジタル。 俺は、汗にまみれた顔で笑みを浮かべる。 「…………勝ったよ、デジタル」 それを聞いて、デジタルの顔が歪む。 拳を強く握り、身体を震わせ、歯を食いしばる。 そして、泣き出した。一目もはばからず。大きな声で。 「……幼い、子供みたいだな」 「あなたが言うな、あなたがそれを言うなあああああっ」 「どうだった?俺の……君の推しの走りは」 「とうといよおおおおおっ!!尊すぎてしにそうだよおおおおっ!」 「……デジタル。もう、死んでるよ」 「うえええええええっ………え?」 目には俺の顔を見たと同時に白目を剥いて倒れたデジタルと倒れた身体から出て来た半透明のデジタル。二人のアグネスデジタルが映っていた。 ≫114デジトレSS921/09/30(木) 07 42 49 「ねえ、デジタル。お願いがあるんだ」 倒れていたデジタルの身体を抱き起しながら言う。 「殴ったり痛めつけて欲しいなんて言わない。ただ、一緒に歩ませて欲しい。デジタルの特別になりたいんだ」 ウマ娘になってから、密かにあったデジタルに対する想いが強くなっていた。 男だった頃は気付かなかった感情を、この身体になってからハッキリ自覚した。 俺は……いや、あたしはこの感情を受け入れる事にした。 ウマ娘としての自分を受け入れた様に。 「んぅ……」 魂が入ったのか、白目を剝いていたデジタルが目を覚ました。 何度か瞬きをした後、口を開く。 「勿論特別ですよ。だって、トレーナーさんは相棒ですからね!」 そう言って、いつもウマ娘達を見る様な朗らかな笑顔を浮かべた。 (あーこれ伝わってないな) デジタルはかなりの鈍感だ。 あたしがおかしくなっていた時に伝えた想いも、精神が不安定になった故に口走ってしまった本心ではない言葉だと思っているのだろう。 彼女が言った「ペットになって欲しい」も、照れ隠しの冗談が混ざっているのは何処か感じていた。 (まあ……デジタルがあたしを想ってくれてるのは確かなんだし、これからゆっくりと自覚させれば良いか) そんな事を考えながら、立ち上がってデジタルと共にレース場から立ち去る。 歓声が、小さくなった俺の背に降り注いで来た。 ≫159二次元好きの匿名さん21/09/30(木) 08 31 13 トレセンの防犯訓練 トレセン学園は定期的に防犯訓練を行っている。 学園の警備員や警察と連携して生徒並びにトレーナーは訓練しているのだ。 「なあマクトレ」「なんですのアホ・・・じゃなくブラトレ」 「・・・今回の防犯訓練どうだった」「・・・割りと本気でビビりましたわ」 そう、この学園だが訓練がリアルすぎるのだ。もともとは犯人役は警察の 方に任していたがトレーナーからも有志を募ったのが運の尽き 下手な犯罪者よりも怖い代物になってしまった。 「なあ、犯人役ってもしかしなくともあいつらだよな」 「ええ、わざわざ声のトーンを変えて喋ってましたけどあれはファイトレとカフェトレですわ」 「・・・突っ込んでいいか?」「ご自由に」 「なんであいつらそんなにエミュがうまいんだよ!ガチでテロリストかと思ったじゃないか!あれか、実際にやったことでもあるのか!」 「落ち着いてくださいまし、とはいえ思い返すと今でも鳥肌がたちますわ。服装は愚か会話すら外国語でこなしてるのは正気の沙汰ではありませんでしてよ」 「しかもモデルガンとはいえ実銃の発砲音を入れたものを持ち出してくるとか普通考えないんだが、おかげで発砲音がいまだに耳に残ってる気がする・・・」 二人して思い返す。 ―――「動くな、少しでも叫んでみろ、校舎を吹き飛ばすぞ」 『警察はどうしている?』『こちらを遠巻きに囲んでいます』 『見ておけ、動いたら知らせろ』『了解しました。』 「いいか、逆らうんじゃねえぞ。もし逆らったら・・・ バァンッ! こうなるぞ。生きてたいなら動くなよ」 ―――思い出すだけでも恐怖心が芽生える 今回恐怖で泣いたのが生徒だけでなくトレーナーの方からも出たが無理もない この学園、その手の役が妙にうまいトレーナーが何人もいるが今回は特にリアルだった。 また理事長も遠慮なくしてくれと容認してるので毎年の訓練は怖がられているのだ この後恐怖を追い払うためにストゼロを決めた二人であった part86~90はこちら ページトップ
https://w.atwiki.jp/140905580/pages/272.html
タグ一覧 このページは「おれバカだから言うっちまうけどよぉ…」スレに投稿されたSSをまとめるページ(スレpart726~730)です。 SSまとめ各ページ案内 SSまとめスレはこちら + part1~100 part1~10はこちら part11~20はこちら part21~30はこちら part31~40はこちら part41~45はこちら part46~50はこちら part51~55はこちら part56~60はこちら part61~65はこちら part66~70はこちら part71~75はこちら part76~80はこちら part81~85はこちら part86~90はこちら part91~95はこちら part96~100はこちら + part101~200 part101~105はこちら part106~110はこちら part111~115はこちら part116~120はこちら part121~125はこちら part126~130はこちら part131~135はこちら part136~140はこちら part141~145はこちら part146~150はこちら part151~155はこちら part156~160はこちら part161~165はこちら part166~170はこちら part171~175はこちら part176~180はこちら part181~185はこちら part186~190はこちら part191~195はこちら part196~200はこちら + part201~300 part201~205はこちら part206~210はこちら part211~215はこちら part216~220はこちら part221~225はこちら part226~230はこちら part231~235はこちら part236~240はこちら part240~245はこちら part246~250はこちら part251~255はこちら part256~260はこちら part261~265はこちら part266~270はこちら part271~275はこちら part276~280はこちら part281~285はこちら part286~290はこちら part291~295はこちら part296~300はこちら + part301~400 part301~305はこちら part306~310はこちら part311~315はこちら part316~320はこちら part321~325はこちら part326~330はこちら part331~335はこちら part336~340はこちら part341~345はこちら part346~350はこちら part351~355はこちら part356~360はこちら part361~365はこちら part366~370はこちら part371~375はこちら part376~380はこちら part381~385はこちら part386~390はこちら part391~395はこちら part396~400はこちら + part401~500 part401~405はこちら part406~410はこちら part411~415はこちら part416~420はこちら part421~425はこちら part426~430はこちら part431~435はこちら part436~440はこちら part441~445はこちら part446~450はこちら part451~455はこちら part456~460はこちら part461~465はこちら part466~470はこちら part471~475はこちら part476~480はこちら part481~485はこちら part486~490はこちら part491~495はこちら part496~500はこちら + part501~600 part501~505はこちら part506~510はこちら part511~515はこちら part516~520はこちら part521~525はこちら part526~530はこちら part531~535はこちら part536~540はこちら part541~545はこちら part546~550はこちら part551~555はこちら part556~560はこちら part561~565はこちら part566~570はこちら part571~575はこちら part576~580はこちら part581~585はこちら part586~590はこちら part591~595はこちら part596~600はこちら + part601~700 part601~605はこちら part606~610はこちら part611~615はこちら part616~620はこちら part621~625はこちら part626~630はこちら part631~635はこちら part636~640はこちら part641~645はこちら part646~650はこちら part651~655はこちら part656~660はこちら part661~665はこちら part666~670はこちら part671~675はこちら part676~680はこちら part681~685はこちら part686~690はこちら part691~695はこちら part696~700はこちら + part701~800 part701~705はこちら part706~710はこちら part711~715はこちら part716~720はこちら part721~725はこちら part726~730はこちら part731~735はこちら part736~740はこちら part741~745はこちら part746~750はこちら part751~755はこちら part756~760はこちら part761~765はこちら part766~770はこちら part771~775はこちら part776~780はこちら part781~785はこちら part786~790はこちら part791~795はこちら part796~800はこちら アダルトコンテンツは乗っけると最悪wiki削除なのでやばそうだなとおもったらリンクかスレ位置を置いておいてください(主にルドトレ) リンク例は編集画面にてコメントアウトしています。 目次 目次おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part726【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part727【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part728【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part729【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part730【TSトレ】 おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part726【TSトレ】 ≫7二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 20 16 12 消灯時間も過ぎた真夜中、見回りなんかもとっくの昔。 時間に厳しいルームメイトも当然既に夢の中。 パフォーマンスに影響するから私も早寝は意識するけど、 今日だけ隣を起こさないようにとスマホ片手に夜を更かす。 夜間モードで無音のスマホが緑のランプを頭に付ける。 電源ボタンをノックして時刻はただいまちょうどゼロ。 私とおんなじ理由から夜更かししないあの人も、 今日だけ私とおんなじ理由でこんな夜中まで起きている。 特別な日に、特別な人からのメッセージ。 アプリを開いて、チェックして。 そうしてスマホを手から離して、ちょっぴり遅めのスリープモード。 けれどもスマホの液晶の光はまぶたに焼き付いて。 明日―――今日もいい日になりそうなんて自然と笑顔になっちゃう。 8二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 20 16 43 息を吸う、吐く。 薄明りの下、耳を立てる。 聞こえるのは、大観衆の騒めき。 私もこれの一欠片でも浴びるのかと思うと、不思議な感覚がする。 「嬉しいな。こんなにたくさんの人が来てくれるなんて」 私の隣に、私が支え私が追う輝きが立つ。 「ええ。今年は集客層を大きく広げてみたの」 その輝きは、これからたくさんの夢を浴びに行く。 「せっかくのバースデーライブなんだから。貴方のソロが良かったんでしょうけれど…」 私がそう零すと、彼女はあからさまに不機嫌になった。 「…せっかくのバースデーライブだから。あなたと歌いたかったの」 まっすぐな瞳に、何も返せなかった。 「…確かに不思議な気持ちはするよ。去年は送り出してくれたあなたと一緒に出ていくのは」 想起した光景は、なんだか他人事のようで。 「けれど。変わらなかったこともあるよ」 9二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 20 17 09 「今年も。いっちばん最初におめでとうをもらったから☆」 笑顔が咲く。微笑み返す。 交わした目線は、ブザーによって自然と同じ方を向く。 「これからのおめでとうに。負けたくなかったの」 「それにやっぱり得をしたわ。現在進行形で対抗できるから」 「わあ☆客席からもステージからももらえちゃうの?」 流れ出すイントロに、歓声が上がる。 「じゃあじゃあ。たっっっっくさんお返ししなきゃね♪」 キラキラを受けて、彼女は走り出す。 ≫19二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 21 49 43 退いてやろうか リウトレ トレーナー室であたしは自己嫌悪に似た何かに苛まれていた。ずっと苛まれ続けると言うよりは思い出しては頭を抱えているようなものだ。思い出すと顔に熱が集まっていき、心臓がどくりどくりと鳴り響く。目の前の仕事に専念したい為、誤魔化すかのように苦いだけの安いコーヒーを飲むが落ち着く気がしない。そういう流れだったとはいえ、あたしはシリウスにキスをしてしまったし、それ以上の行為の約束までした。卒業後とはいえ、在学中の彼女にそんなことの話まで進めてしまうのはダメなことだったのではないかと。 「勢い任せにも程があったわ……」 いわゆる掛かっていた、そう省みずにはいられない。あの時は彼女にペースを握られっぱなしで流されるままだった。彼女の誕生日であったこともあり、拒絶等のマイナスなことはしたくはなかったのだ。 「あたし、これで良かったのかしら」 「何が良かったんだ?」 「っ、シリウス……な、なんでもないわよ……」 「とても、なんでもないなんて風には見えねぇな」 とても良いタイミングとは言い難いが彼女からしたら絶好のタイミングだろう。あたしはあの時のことを思い出していたのだから。彼女はシニカルな笑みを浮かべ、あたしの隣りに座った。 「近いわ……」 「別に問題ねぇだろ?いつものことじゃねぇか」 彼女と身体の距離が近いのは彼女の言うとおり、ウマ娘になってからは平常通りである。この身体になった直後のあたしは彼女に横抱きにされて移動をしており、彼女の助けなしではまともな生活もままならない状態だった。現在は普通に歩けるのだが、彼女はそれを変えようとはしなかった。いつも近いから平気、そういう問題ではないのだ。 「あぁ、私とキスしたこと思い出して意識してんのか?」 「うるさい……」 「キスひとつでそんなことになってるなら、それ以上のコトをしたら―――」 「っ……!」 「どうなるんだろうな?」 彼女が学園を卒業するまでに、そういう耐性がつくのだろうか。そんなこと、今のあたしに知る術はない。彼女とトレーナー室の天井を視界に広げ、あたしはそう思った。 20二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 21 49 55 「キス以上のことを許した記憶はないわよ」 「ハハハッ!そんな顔真っ赤にして言われても、な」 今のこの身体、というかこの顔。すぐに感情を表に出すから困る。特に彼女を相手にしている時は。可愛げのない無愛想な女と言う者すらいたというのにどうしてこうも、顔に出てしまうのか全くもって。 「このままコトをシてもまぁ良いんだが、面白くはねぇ」 「ならなんで押し倒したのよ」 「アンタが面白そうな反応しそうだったからな」 「キスなんてしてあげるんじゃなかったわ」 あたしの長い尾に彼女の尾が絡む。少しむず痒く、肩が小さく震えた。本当に勢い任せにした結果がこれだ。あの時ばかりはまぁいいわよね、誕生日だものなんて思えたが現状を考えると良くなかったかもしれない。 「一瞬でも期待したんだろ」 「してないわよ、学生に手を出すなんて」 「キスはしたのにか?」 考えれば、彼女からの好意は向けられていたものの、告白もキスもあたしから彼女にしたものだ。なんて痛々しいのだろう、図星だ。言い返せない。 「それにアンタは手を出される側だ。私に食われるんだからな」 「なら大人しく食べ頃を待つべきよ」 うまく手綱を握っていないといけない。これはあたし自身のためではなく、彼女のためだ。 「私が不躾に食い散らかすようなヤツに見えるのか?」 「思ってないわよ」 「ならいい」 「……それでいつまでこうしているつもりかしら?」 彼女はあたしから退く様子がない。トレーニングの予定はないものの、誰かに見られるのはあまり良いものではないのではないか。尾も絡んだままだ。 「キスしてくださいって言ったらキスをしてから退いてやるよ」 「シリウス」 「これは本当だぜ?」 「わかってるわよ」 この身体になってからいつも羞恥心を犠牲にしている気がする。通勤時のあれもそうだが。人間に戻ったら、少しはこれも減るのだろうか。強いて心配があるとすれば、今ほど胸が無いから彼女が万が一にも胸元に耳を近付けようものならこのうるさい心音も聞かれかねないということ。 21二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 21 50 10 「キスシテクダサイ……」 「んな言い方で聞くと思ってんのか?」 「…して、キスして…ください……」 年上としてのプライドが無いわけではない。ただこの状況をどうにかしたかっただけだ。そう、それだけだ。あたしの羞恥心から絞り出された言葉を聞いた彼女は満足そうに笑みを浮かべた。 「良い子だ」 唇が重ねられる。あたしの方が年上なのに、なんとも情けない。唇が離れると、そのまま彼女に抱きかかえられ身体を起こされる。 「あたしこれで良かったのかしら……」 「アンタの判断は間違えてねぇ、これからの時間をかけていくらでも教えてやるよ」 いつものように彼女は自信に満ちた声色で言う。絡めた尾は今日離れることはなく、彼女はあたしにぴたりとくっついたままだった。 ≫29二次元好きの匿名さん22/04/04(月) 23 09 57 ───朝起きたらたわけボディになっていた。 「…は?」 …ベッドの上で、その肢体を晒して困惑しているのはファイトレ(男)。硬直してる姿もまた絵になるのは担当譲りの姿故だろうか。 「待って、どういうことだ…」 (いつものアレか?朝明らかに違う感覚がして、目を覚ましたらこんな素肌晒した体型に…んんん!?!?) …その近くにある恐らくはち切れたであろう寝間着を見ながら、顔を少し赤く染めて焦り出すファイトレ(男)。 (どうしよう…見た感じ、身長はそんなに変わってない感じはするけど、胸と尻が明らかに大きくなって…服のサイズが…) 何もしないわけにもいかず、ベッドから軽く降りるとクローゼットを漁り着れる服を探すファイトレ。 …問題は、普通こんなこと想定している訳ないために特にπも込みで着れる服なんて持ってる訳ないのだ。 「…とりあえず、誰かに連絡しないと…」 「失礼します、トレーナー様…」 「「…あ」」 仕方なく他のトレーナーに連絡しようとした瞬間、静かにドアを開けて入ってきたSP隊長と目が合うファイトレ。 「〜〜〜ッッッ!!!」 「…」 …いくら着替えを手伝ったことがあるとしても、流石に目を逸らすSPと顔を朱くしてシーツを慌てて羽織るファイ男。 少し経って落ち着いてから、他のSPと連絡を取り合っていた隊長は無線機を下ろして声を掛ける。ファイ男は 「もう婿にいけない…」 「今の貴方なら嫁ではないでしょうか。…それに、どういう形かは置いておくとしても貰い手は既にいるのですし」 「隊長、持ってきました。採寸用のメジャーと仮で着てもらう服です。…それと、既に殿下には伝えてあります。」 「了解した。…では、失礼ながら採寸を。サイズを合わせなくてはいけませんし、尻尾があるウマ娘においては殊更重要な点ですので」 「…はい。その…ファインには既に伝えてあったりします?」 採寸される中で聞いたファイトレ。隊長はキリッとした表情で頷き、ファイ男はこの後の展開を何となく予想した。 「…諦めてください。」 ───その後、やってきたファインと何故か途中から参加してきたグルーヴとグルトレに色々着せ替えられる羽目になった。 短文失礼しました 前スレのサイズ入れ替えネタよりたわけボディと化するファイトレ(男)です。たまにはこういうベタな話も。 このファイ男は少し泣いていい。隣の殿下が慰めてくれるよ! ≫35ごっつええ二の矢22/04/05(火) 01 39 48 黒タマ「フハハ〜お前はカキタレになるのだ〜」 魔ルド「きゃー助けてぇ〜!」 ???「待てー!」 マルトレ「逃げレンジャイ!」蒼ファル「逃げレンジャイ!」ブルトレ「逃げレンジャイ!」フウトレ「逃げレンジャイ!」相棒スズ「逃げレンジャイ!」 黒タマ「……」 蒼ファル「五人揃って」 「「「「「二の矢レンジャイ!」」」」」 相棒スズ「さあ逃げて!」 魔ルド「ありがとう〜!」 相棒スズ「早く逃げて!」 黒タマ「……違う」「え?」 黒タマ「自分らおかしい。だってキミ、何よ」 スズトレ「……逃げレンジャイ!」 蒼ファル「五人揃って」 「「「「「二の矢レンジャイ!」」」」」「待て待て待て! キミは?」 蒼ファル「逃げレンジャイ!」 黒タマ「おかしいって、なんで逃げが二人もおるん!?」 マルトレ「……逃げレンジャイ」 黒タマ「いやキミも逃げやんな? キミは」 ブルトレ「逃げレンジャイ!」 黒タマ「キミは」 フウトレ「逃げレンジャイ!」 蒼ファル「五人揃って」 「「「「「二の矢レンジャイ!」」」」」 黒タマ「違う違う!ちがーーーう!なんで五人とも逃げやねん! 色分けされとるんやから名前変えろや!!なあキミリーダーとしてその辺どう考えとるねん!?」 マルトレ「あ、いや俺リーダーじゃないです」 黒タマ「赤なのにリーダーちゃうんか!?」 蒼ファル「リーダーは私ですね」 黒タマ「ピンクやんか! ……もしかして女児向きか? とりあえず名前考えてこい今時は見た目も大事だけど名前も大事やで。じゃ、来週またココで会おか」 「「「「「ハイ」」」」」 ≫74二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 13 40 12 「…ん……」 「…熱発ね…これは困ったわ」 …熱を出してベッドで寝かされているのはサトトレ。チームプロキオンのメンバーも何人か同じように熱を出していた。 最近流行り出した病、特に育ち盛りのウマ娘がかかりやすいというたちの悪い代物で、トレセンでも既に二桁人が罹っていた。 「とりあえず濡れタオルよ。軽く体は拭くけど…起き上がれる?」 「…(ふるふると首を横にふる)」 ぽおっと恐らく頭も回ってない顔で、高すぎる体温に体力を消耗気味なサトトレ。彼の子供らしい特性が裏目に出た結果だった。 キタトレはそんなサトトレを両手で抱え上げると、薄い服を脱がしてその小さな体をひんやりしたタオルで拭く。 「いつもならダイヤちゃんが色々呼び出して面倒みるのだろうけど、今回はうつすことを考えるとそうもいかないわね」 「…」 現役で走ってるウマ娘にうつすなんて以ての外であり、だからこそ万が一の準備も出来てるキタトレが様子を見ていた。 布一枚隔てていても分かるほど熱い体を拭き終わり、そっと温くなったタオルを下げながら呟くキタトレ。 「プロキオンのメンバーにも、発熱でレースを回避せざるを得ない子もいるし、流行り病というのは面倒なものね」 「…」 頑張って首を回し、キタトレの方を向くサトトレ。そんな彼をピトリと触れて止めると、 「言わなくても分かるわ、心配しなくても私は大丈夫よ。そもそも体調を崩した事自体殆どないって知ってるでしょう?」 「…さあ、病人は早く寝なさいな。寝苦しいなら私の腕を思い切り握ってもいいし、暫くはここに居てあげるわよ。」 その髪故に目を閉じているかは分からないが、もう一度倒れて横になったサトトレは子供のように腕を強く握ってくる。 (随分と子供らしくなったわね…でもいいわ、私より今は彼の方が苦しいはずだし、時間を潰されるもの大した事ではないわね) ちょっとずつ力が抜けているのか緩む腕への拘束。深く眠る彼の冷えピタが貼られたおでこを撫でて、隣で見ているキタトレだった。 ───ちなみにキタトレとキタちゃんは罹った人ともろ接触したにも関わらず、ずっとピンピンしていたそうな。 短文失礼しました 流行り病で寝込む姿と看病ネタで一つ。体温が上がるのは元が高いサトトレには中々辛いのではないでしょうか。 体の拭き取りと声にせずとも理解するのは、まあ信頼関係ですね。キタとキタトレは病気には強そう。 ≫99二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 18 26 07 不健康タキトレの朝は早い。 4時には起床し、スーツを着て目元にコンシーラーを塗る。これはクマを隠す為だ。 そのまま鞄に書類とパソコン、ゼリーとサプリを詰め込んでキッチンへ向かう。 そう、彼女の担当であるアグネスタキオンへの弁当を作るのだ。朝昼とトレーニング後の補食をしっかりと作り上げる。もちろん彼女の食べたいと言っていたハンバーグも忘れないでおく。 そうして気がつけば5時半だ。できた弁当と補食、鞄を持って家を出、トレーナー室へ向かう。 6時に部屋に着くと朝練の準備を始める。 アグネスタキオンが来れば練習のスタートだ。前日、これまでと徹底的に比較をし、彼女の目指す「先」を最善の限りサポートする。 それが終われば彼女に弁当と補食を渡し、ミーティングの後に始業だ。ゼリーとサプリを無造作に胃に流し込み、膨大な量のデータ、シュミレーション、その他の業務を粛々とこなしていく。 昼には担当と飯を食べ、話し合い、また業務を挟んで午後の練習をする。タキオンのシュミレーションと自身のものをすり合わせ、着々と検証していく。 練習が終わり、弁当箱を返却されるとトレーナー室の水道で弁当箱を洗い、乾かす。今日の足りない栄養をサプリで補い、カロリーメイトを齧りながら次のレースの出走者、バ場のデータ、天候、その他数多くの条件を組み合わせ、完璧を目指していく。 そうして夜遅く、家に帰ろうとして 「ここで何をしているのかな?」 タキトレ(健康)に見つかった。いつの間にか出張から帰ってきたようだ。 「ッスー……こんばんは。タキトレ(健康)さ「御託はいいよ。何をしていたか。それだけを答えてね?」 今日はまだ、帰れそうにないらしい。 ≫123二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 20 07 32 「タキトレせんせー、ちょっとダルいから次の時間休んでっても良ーい?」 「保健室はサボる場所ではありませんよ。それに、調子が悪い時はもっと何でもない顔をしてます」 「えー、本当にそんなのわかるの~?」 「ええ、よくここに来てくれる貴女ですから。調子ぐらい一目でわかります…ほら、次の業のベルがなってますよ?」 「ちぇ~、先生のケチ。じゃあまた昼休みね!」 「はいはい……それで、君は何をしているんだい?」 「あの……ちょっとレースの研究をば…タキトレさんも言ってたじゃないですか。「保健室はサボる場所ではない」って」 「確かに言ったね…」 「でしょ?ですからちょっ「保健室は休む場所だからね。日頃から不健康な生活をしているんだから、せめてこういう時位休みなさい」はい……」 ≫144二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 21 16 08 「タバコさん何徹目です?」 「ん〜……多分2、くらいですね」 「ちゃんと寝てくださいよ……あ、これコーヒーです」 「そういう不タキさんは?」 「3……くらいですね。どうも4コーナーの脱出がうまく出来ずこの有様です」 「そこは──して、ここは〜〜がいいですよ」 「……成程、ありがとうございます。今度奢らせてください」 「ありがとうございます」 いいよね、花見で桜を見ているはずが徹夜の話になっていつのまにか真剣に担当のことを話す二人組 ≫155二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 22 30 09 蟲師タキトレ(不健康)概念…!? 「あ、クロヤマアリさん。魚肉ソーセージと交換で付箋をいくつか持ってきてくれません?今ちょっと手が離せなくて」アリーアリアリアリー 「ありがとうございます。そこにあるんで好きなようにどうぞ。角砂糖もよろしければ」 コンコンコン 「はーい」シャー! 「あ、カムちゃんさん。どうされたんですか?」シャッ、シャー!! 「こっちに来い、ですか?ちょっと待ってくださいね…よいしょっと」シャー! 「さて、タキトレ(不)ちゃん?ちょ〜っとだけ、おじさんと『お・は・な・し』、しようか?」 「……はい」シャー!!アリ!アリ!シャー! 蟲師はいいぞ。ぜひ読んでくれ(漫画) ≫164二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 23 13 00 「タキトレ(不)さーん」 ある日の昼下がり、ネイトレがある部屋へと訪ねてきた。そこはアグネスタキオン担当トレーナーの部屋であり、また養護教諭のとは違う人物だった。 「はーい、どうぞ」 返答が聞こえたので部屋へと入った。中には大きな土の入った水槽の傍には、10センチ四方ほどに切られ、3枚ほど重ねられた英語の新聞があった。 「どうされましたか?」 「この前タキトレ(養)さんからもらった手拭いを返しに…あとちょっとお話に」 そこにかけてください、と言われてネイトレはソファに座る。タキトレはコーヒーを淹れているようだ。豆の香りがここまで来る。 「わあ、いい香り…」 ふわりと、抽出をしているタキトレの方からいい香りがする。 「この前タバコさんからもらったものです。マンハッタンカフェさんとお二人で選んだものだそうで」 どうぞ、とカップに入ったコーヒーと、いつ取り出したのだろうか、ショートケーキを出される。 「今朝、タキオンの頼みで買ってきたものです。美味しいですよ」 「えっ…それって、タキオンさんの分は?」 「多めに買ってきたので心配はいりませんよ」 さ、悪くならないうちにお早く、と言われ、いただきますを口にしてケーキを運ぶ。昨今のような華やかな味ではないものの、なつかしいような、安心できる味だ。 「それで、話とは?」 一口コーヒーを啜ったタキトレが、ネイトレが丁度飲み込むタイミングを見計らって言う。 「話…と言っても個人的なものなんですけど…タキトレさん、健康とか大丈夫ですか?」 恐る恐る、と言った様子で切り出す。それをもう一口含んだコーヒーを嚥下すると同時に答える。 「ええ、大丈夫ですよ。きちんと必要な栄養素は摂取していますから」 「でも…お節介かもしれないですけど…鎖骨とか腕とか…すごい細くて…」 「そんなに細いですかね…?」 そう言って腕を捲り、さする。真っ白で肌の下の血管が透けそうな、細い腕。 「細いですよ!そんなこう…枝みたいです!…あっ」 「ふふっ…枝ですか。言い得て妙ですね」 ははは、と笑って袖を戻すと、肋を撫でる。 「この前タキオンからも細すぎるとここをつつかれましてね…」 「そんなに細いんですか…?」 見ますか?とシャツの裾をたくし上げる。 「ちょなにしてるんです…ってほっそ…え?……ええぇ??」 165二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 23 13 28 肋の本数が数えられそうな横腹を見て、羞恥よりも動揺と疑惑が優ったネイトレ。しげしげとそれを見つめている。 「失礼ですが…本当に生きてますか?腰もすごい細い……」 生きてますよ、と言いかけて、ネイトレの指にそれは遮られた。つつっ…とタキトレの横腹に好奇心でなぞったせいだ。 「んっ…」 「ひゃあ!ご、ごごごめんなさい!!」 「い…いえ、これに関しては私のせいですから。あ、ちょっと待ってください」 時計を見たそうって彼はそう言い、小さなメモ用紙に何やら書いた。 「クロヤマアリさん、いますか?」アリー! 「え、しゃべった…ってアリ!?アリですか!?」 「アリですが?ですよね」アリー! 「カムちゃんしかりなんで蟲がしゃべるの…?」 そんなネイトレの疑問は置いていかれる。 「これとこれを2人で持っていってください。キャベツ一枚とベーコン2切れでどうです?」アリー… 「不満ですか…ではベーコン3切れでは?」アリー! 「うん、ありがとうございます。タキオンのラボでお願いしますね」アリー!! そうして棚の裏へと消えていくアリを見届け、ネイトレへと向かいなおった。 「申し訳ありません。置いてけぼりにしてしまって」 「い、いえいえ……というより、あの子らはいずこから?」 「あそこです。殆どがあそこで生活してて、変わり変わりで何人かがくるんですよ」 「そう言うことですか…というか何で喋れるの…?」 その後2人で話し、部屋にカチコミに来たタキトレ(養)とヒシトレ、アマトレに連行されてお開きとなったのだった。 ≫171二次元好きの匿名さん22/04/05(火) 23 34 01 「…ふむ、随分と熱心だなタキトレ(不健康)」 「…あ…どうもファイトレ(女)さん」 ポチポチとタブレットをいじるタキトレ(不)に声を掛けたのは、いつの間にか現れたファイトレ(女)だった。 腕を組みながらいつも通り表情は柔らかいがその目は冷たい。さて、タキトレ(不)はタブレットから目を離さずに 「担当の為になら、いくらでもやることはありますよ。徹夜くらいなら別にいつもの事ではないでしょうか」 「ふっ、それは結構…だが、過度な疲労はパフォーマンスの低下を招くぞ。徹夜を繰り返して隈が出来てるのを隠しきれてないな」 コンシーラーで隠していたのだろうが、ファイ女からすればまだまだ偽装が甘いと言わざるを得ない。 「…見抜けるんですね。」 「そういうものだからな。それよりも、少しは休んだらどうだ。多少なりとも自分の体に気を遣うべきだろう」 ふと手を止めてファイ女に顔を向けるタキトレ(不)。その瞳は吸い込まれそうな虚無のような色をしていた。 「タキオンの目指す『先』、それを見るためなら私の体なんて大して惜しくもない。その光景を見れるなら…」 「…そうか」 (…だが私も、不タキトレの事をとやかく言うことは出来ないな。ああ…貴様も狂気に取り憑かれてるんだな) …タキトレ(不)がそうであるように、ファイトレ(女)もまたファインの『眼』を思い出し碧眼を暗く染めていた。 「…まあいい、私からは口出しはしないでおこう。だが…」 「?…っ…」 不タキトレの肩にファイ女が触れて少しした途端、ふらりと倒れる不タキトレを支えてお姫様抱っこすると 「Good Night…」 …その肩から離した左手に僅かにうつる小さな針。最新の無痛針で鎮圧用の睡眠剤を打ち込んだのだ。 「…さて、眠らせたことだしトレーナー室に寝かせて戻るか。後はタキトレ(健康)にも眠らせたと報告しないとな…」 鳴り響く着信音にすぐさま取ると、電話の向こうからはタキトレ(健)とファイトレ(男)の声がする。 「なんだファイ男…何?二人して発光する副作用付きの新薬を飲んだから動けなくなった?…まったく何をしているんだ…」 …そんな電話での会話をしながらも、抱き抱えたタキトレを一瞥するとふと心の中で思う。 (その先とやらが見たいなら、今はしっかり寝るんだな。なあ…せめて私みたいにはなってくれるなよ…) ≫178二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 00 01 10 誕生日 グルトレ 今日は4月6日、だいすきなグルーヴの誕生日だ。彼女がこの世に生を受けたとても大事な日。 「おはよう」 「おはよ~お誕生日おめでとう」 シーツの海、カーテンの隙間から入る春の柔らかな日差し、直に伝わる彼女のぬくもり、二度寝を促されるようなまどろみの中で彼女と向き合い指を絡める。薬指の指輪がひんやりと気持ち良い。幸せな時間、いつまでも続いたらいい。 「昨晩聞いたぞ」 「誕生日はいくらお祝いしてもいいの!」 彼女の言う通り、昨晩日付が変わった瞬間に私は彼女の誕生日を今のように祝った。24時間祝い続けるのは睡眠時間などを考えると厳しいところだが、祝える時は祝いたい。 「それに、いつもよりずっとよかったでしょ」 「…このたわけが……」 「ふふ~ん、私はグルーヴだけのたわけだもん」 あんなにかわいい彼女は私だけしか知らない。この事実には頬を緩ませざるを得ない。昨晩は特に興が乗ったというやつなのか、いつもより互いに歯止めがきかなかった。互いを求め合うそれを互いに満足するまでしていた。その分ぐっすりと眠れたのだけれども。 「いつもよりべたつくな…風呂に入りたい」 「うん、お風呂にしよ」 絡めていた指を離し、そのまま抱き着き唇を重ねると彼女が少し照れくさそうにした。頬を緩ませると、照れ隠しか小突かれ風呂を急かされた。湯を張りながら彼女とお風呂タイムを過ごした。 「誕生日っていいね」 「貴様にもあるだろう」 ふと思った。『私』の誕生日っていつになるのだろうか。『俺』がウマ娘になった日、『俺』と『私』が共存し始めた日、それとも『俺』がいなくなってこの身体の主導権が完全に『私』になった日。わからない。『私』ってなんなのだろう。 「そうだね」 「……どうした?」 「ううん、なんでもないよ!それよりお腹すいちゃったし、朝ごはんにしよ!」 ぽかりと穴が開いたような気持ちを誤魔化すように私は朝食の準備を始めた。今日は平日だからこのままふたりで学園に行き、平常通りの日程を過ごす。今夜は彼女の為に料理とケーキを用意しているから今日も彼女は泊まりだ。 179二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 00 01 22 「プレゼントは決まらなかったの」 「別に私は誕生日プレゼントが欲しいなんて貴様に言ってないだろう」 帰宅後。彼女に料理とケーキを振舞ったあとの夜のゆったりとした時間。私は彼女に打ち明けた。誕生日プレゼントが決められなかった。おとぎ話のようにたった1輪の赤いバラ、それをプリザーブドフラワーにして綺麗なガラスの中に入れようか、アクセサリーにしようか、それともふたりで風呂に入ることも多いからお風呂グッズにしようか。全部用意することもできたのに、私は料理とケーキしか用意しなかった。 「そうだけど、だって好きなヒトの誕生日だもん」 「なんでも物を用意すればいいという訳でもないだろう」 「形にして残っていて欲しかったから」 「貴様の家が片付かない理由を察した」 もし仮に『俺』に戻ったら、きっとそこに『私』はいない。『私』がいたことを忘れないでいて欲しい。それだけなのかもしれない。きっと彼女はよっぽど酷いものやヘンなもので無ければ受け取ってくれるという確信もある。 「ねぇ、グルーヴ」 「なんだ?」 「……その、『私』を欲して。ずっと、いくつ年を重ねても…ずっと」 言葉は縛り付ける鎖、そう表現する作品を目にしたことがある。『私』は彼女とずっと一緒に居たい。どんな時も、どんなにつらいことも悲しいことも彼女と乗り越えていきたい。『私』をどうか貴女のとなりに縛り付けて欲しい。あの時にした『俺』との約束でもあるから。 「今日の貴様は変だな」 「変でいいよ、だから……」 「まったく……」 彼女は私を優しく抱き締めた。 「ずっと私のとなりに居ろ。指輪まで渡しておいて離れるなんて許さないからな」 「うん、ずっととなりにいる。グルーヴに『私』をあげる」 咄嗟に出た言葉だった。誕生日プレゼントは『私』そのもの。頬をつたった涙が彼女の服ににじむと彼女は何も言わずに私の頭を撫でた。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part727【TSトレ】 ≫30二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 18 33 31 「うっ……もう限界……」 トレーナーと一緒に焼肉に来たのは良いんだけど、相変わらず少食のあたしは食べ始めて直ぐに限界が訪れてしまった。 後はトレーナーが食べるのを見ながら食べ終わるのを待つかなって思っていたのに、アイツときたら 「……うん! 俺もお腹いっぱいだ!」 あたしに気を使ってもう要らないなんて言い出した。 ……普段はクソボケのくせにこういう時は本当に気を回す人なんだから。 「あたしに気を使うな、バカ」 「いやいや、身体もちっこくなって食べる量が減ったんだよ」 普段沢山食べてるのをあたしが知らないと思ってるの? 「……ほら!」 「?」 「口開ける!」 「あ、あーん」 そうしてあたしは、口を開けたトレーナーへ箸で肉を突っ込んでやった。 「……うん、タイシンが焼いた肉は美味しいな」 「焼いたのはアンタでしょ」 しっかり食べてよね、あたしはトレーナーが沢山食べるのを見るの……嫌いじゃないんだから。 ……そんな事は絶対に口に出さないけど。 そう内心に思いながら、タイトレとタイシンの焼肉はタイトレが本当にお腹いっぱいになるまで続くのだった。 「まだ食べるでしょ? ほら、何頼むの?」 「うん! タイシンは良いお母さんになりそうだな!」 「…………はぁ!?」 タイシンの何かが壊れた ≫47二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 20 38 43 「あら? トレーナーさんがポロシャツとジーンズなんて珍しいですね~」 「ええ、偶には洋服というのも乙なものかと思いまして~」 「トレーナーさんは普段和服ですから、なんだか新鮮な感じです♪」 「ふふっ、そう言って貰えると幸いですね~……って、あら?」 バサバサバサバサ 「あっ、資料が床に」 「あらあら、積んでいたのが崩れてしまいましたね~」 「トレーナーさん、拾うのを手伝いますね」 「ありがとうございます~」 (それなりに散らばりましたね~……って!?) (い、いつもと違ってジーンズですからでしょうか? ま、前に居るトレーナーさんのお尻が、その……凄く……凄いです! ……い、今にもはち切れそうになってます!) 「あらあら、あちらの方にも落ちていますね~」ビッ 「「ビッ?」」 ビリリリリリッ 「「……!?」」 「……お、お尻の窮屈さが無くなって……こ、これはまさか!?」 「ト、トレーナーさん……ジーンズが……」 「や、やっぱり破けてる?」 「はい、それに中の下着も……今日は黒なんですね」 「ううっ……すみませんが、グラスのジャージを貸して下さい……」 「良いですが……その前に」 「グラス?」 「黒い下着なんて私は誘われているのでしょうか?」 「……いえ? 特に意味は無いですよ?」 「すみません、あんな光景を見せられて……私はもう退けません」 「グラス? 目が座っていますよ? ……待って! 落ち着いて! グラス! グラァァァ……」 うまぴょいうまぴょい ≫48二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 20 39 38 「なぁお前らさ、あの、ちょっと服買いに行きたい気分じゃないか?」 「いやですわ。お小遣い差し上げますからブラトレこそいかがです?」 「…うぅ、なんでフクトレまで…お前そういうキャラじゃない…いやそうでもないな…」 「うるせぇ…くそ…フクの占いを信じるべきだったか…」 「それにしてもまぁ全員見事にばりっといってますわね…そういうプレイ用でしたの?」 「んなわけねぇだろ!」 「そうだそうだ!テイトレならまだしも!」 「なぁ?お前ら俺の事なんだと思ってんの?怒り通り越して泣くぞ?大の大人が子供みたいに泣き叫ぶぞー?」 「泣きたいのはみんな一緒なんだよな…」 「…仕方ないし恥だが人を呼ぶか?」 「あー…なんか他も似た状況になってるらしいぞ。タイトレとか「てめえらに今日を生きる資格はねぇ!!」って言いながら上ごといったと」 「なんで??」 「ウインチで引っ張られでもしましたの…?」 「じゃあどうすんだよぉ…テイオーにこんな姿見られたくない…」 「…ん?あれお前のとこの謎生物…カマライゴンだっけか」タスケニキタヨー 「わああぁありがとうカマ太…!」 「畜生にしては気が利きますわね。しばき倒すのは最後にしてあげますわ」 「なんで!なんでマクトレこいつらに厳しいの!?」 その後、スパッツ姿のDK4を見てトイレに駆け込むモブトレがいっぱいいたとかいなかったとか。 うまぴょいうまぴょい。 ≫97二次元好きの匿名さん22/04/06(水) 23 18 27 「ふぅ…動きやすい服装というのは楽でいいな」 「おお…似合ってるじゃんファイトレ(女)。わたしらよりしっくりくるんじゃね?」 「少しお尻の辺りがパツパツな気がしますね…」 「とはいえ、そこまで問題ではあるまい。ネイトレもベガトレも十分似合ってると思うが。アウトドア系女子みたいでいい。」 「いやー、褒めるのは上手だよねファイ女〜」 「そうですよね〜…ってあっ」 手に持っていたチラシを落とすネイトレ。すぐに反応したファイトレが拾おうとしゃがみ込んだ瞬間、鳴り響く何か破れる音 「…」 「あっ…」 「ファイトレ、ジーンズが…というか、下着黒なのかんぐっ」 ファイトレはおもむろに立ち上がると、即座に左腕を伸ばしてベガトレの頭を掴む。相変わらずの氷のような表情で 「…セクハラは程々にするんだぞベガトレ?さもないと…」 「待って!?その手に持ってる緑色のってアレじゃん!?」 「…察しがいいな、あのロイヤルビタージュースだ。さあ、折角タダなのだから遠慮なく飲むといい。」 …飲み干した(された)後、苦さに悶絶ししゃがみ込むベガトレ。ネイトレが慰めるように隣にしゃがみ込んだ途端また響く2つの音。 「えっ?」 「うん?」 「…はぁ…二人共、ジーンズが私と同じように破れているよ。」 「!?」 「…(カアッ)」 慌てる二人、特にネイトレは涙目で震えていた。下着の見える3人での何とも言い難い時間が流れる。 「…仕方ない、着替えを取ってきてもらうか。二人は…担当に持ってきてもらうかい?」 「そうするわ…」 「(コクコク)」 ───その後、着替えを取ってきた担当と三者三様の反応を見せた3人であった。 短文失礼しました 女子3人でジーンズが破れるお話。同じ元女トレとはいえ、下着をいきなり見られることになるのは恥ずかしいですよね。 この中だとベガトレが一番反応が鈍そう。二人の下着を見ても口には出さない紳士なファイトレ(女) ≫107二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 00 35 50 セイトレ「あ、グラトレさんにフクトレさん。どうです一つ」 パターン フクトレ「セイトレとブルトレか、何だそれ」 ブルトレ「昨日セイトレさんが土産屋さんで買ってきた饅頭だそうです」 オイシイデスヨ グラトレ「それもですけど、今閉じた物は何でしょうか~?」 セイトレ「トレーニングについてのファイルです。担当がライバル同士ですから勘弁してください」 マンジュウドウゾ ブルトレ「お二人は何を?」 グラトレ「それは……」 フクトレ「担当とお化け屋敷に行きたいからホラーに馴れたいんだと。ただ映画はてんで駄目」 ブルトレ「お化け屋敷にホラー映画ですか、確かに好き嫌いが別れますよね。……怖いですし」 セイトレ「俺もああいうのは苦手ですね。暗いとこは本当に身が縮こまりそうで……」 フクトレ「お前色々あったのにお化け屋敷駄目なの?」 グラトレ「確かにホラー映画を見たりする時も一緒に反対していましたね~」 セイトレ「蹲って泣いてても助かるなら泣きたいですよ、正直俺より体力自慢とか運動神経いい人に相手してほしいです」 ブルトレ「心霊現象を何とか出来る人ではないんですね……」 フクトレ「報告だと無理矢理逃げてるんだと。……セイトレ経験談から程々に怖い話出来ないか?」 セイトレ「急に無茶言わないでくれませ、……あ、ありました」 グラトレ「あるんですか~……?」 ブルトレ「あの、私はこの位で……」 セイトレ「そんなに怖くないですから大丈夫ですよ、ちょっと失敗談でもあるけどこの面々なら話してもいいかなって」 ブルトレ「本当に?」 グラトレ「怖くはない話ですか~?」 セイトレ「本当です、大して怖くないですよ。昨日の話なんですけどね」 フクトレ「昨日?」 ブルトレ「なんでそのペースで経験談が?」 セイトレ「偶然、偶然です!話し続けますよ」 108二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 00 36 03 ──昨日、夕暮れ頃に集中出来なくなって気分転換に出かけた時の話です。 そうですね、その饅頭買った帰りです。 早めに帰るつもりだったんですけど思ったより遠くまで来てたのか寮に戻る前に暗くなってしまいました。 想定外に歩いたせいで立ちくらみなんてしまして、近くにファミレスがあったので食べていく事にしたんです。 食事自体は普通に食べましたよ?ここ数日食べたもののメモ見て食べれそうな量を頼んで、一呼吸。 暗くなった来たから自分の足で帰るのも心もとなくなってしまい、タクシーを呼ぶか考えてたんです。 スマホでタクシー会社の番号を調べてる時、トイレに行きたくなってきました。 なので先にトイレに行ったんですよね。ファミレスのトイレですから綺麗でしたよ。 ただトイレに入った時に既にちょっと違和感があったんですよ。あれ、何かおかしいな?って。 でも特にこれと言ったものもわからなかったのでおかしいな、と思いながらもトイレに入ったんですよ。 その後、ちょっとした頃にコンコンって扉が叩かれたんです。 あれ、混んでたかなーと思いながらも「入ってまーす」と答えたんですよ。 そうしたら扉の向こうからえっ、と慌てた声が聞こえまして。 なんだろうと思っているとそのままトイレから出ていってしまったみたいです。 何だったんだろう、と思いながらも手を洗ってる時。 ちょうど鏡があったので定番だなー、と思いながら鏡もよく見てみたんですけど何もわからず。 ただずっとある違和感は鏡越しにも感じてまして。なんだろうなー、怖いなー、気の所為かなー?と思ってたんです。 結局わからず終いかなと思ってトイレから出ようとした時ですね。 トイレの扉についてるガラス越しに、幾つかの影動いてる?蠢いてる?のが見えました。 急にサー、っと冷たい感覚が背筋を走りましたよ。 ここは街中のファミレスで、人もたくさんいるのに?もう何か起きたのか?って バカバカしいですけど想像しちゃいました。窓は小さくて出れそうにないですし、どうしようって。 ……一度、深呼吸して扉開けて思い切り突っ切った後に相談しようって。 泣きそうなのを奥歯を食いしばってこらえて、ドアノブに手をかけました── 109二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 00 36 19 セイトレ「まあ、大体こんな話です。少しは怖く聞こえました?」 グラトレ「す、少しというか……」 ギュー ブルトレ「……大丈夫だったんですか?」 グラトレサンチョットキツイデス セイトレ「俺今ここで元気してますから大丈夫ですよ」 フクトレ「それでセイトレ、真相は?」 ブルトレ「……はい?」 グラトレ「真相、ですか~?」 セイトレ「フクトレさんはわかりますよね、報告してないし」 フクトレ「何かあった時毎度俺か黒カフェトレに連絡来るんだよ」 ブルトレ「それじゃあこの話は作り話……?」 セイトレ「いや実話です。ちょっと恥ずかしい話なので秘密にしてほしいんですけど。実は──」 セイトレ「トイレ、男子トイレだったんです」 ブルトレ「えっ」 グラトレ「……はい?」 フクトレ「お前マジか……」 セイトレ「あ、お店の人には謝りましたよ。扉開けたら店員さんとトイレに居たらしい人が居てビックリしましたから」 ブルトレ「それは、確かにびっくりします。けど」 グラトレ「その、だいぶ今更な間違いというか~」 セイトレ「仕方ないじゃないですか!意識ある時はずっとこの体だけど元々男らしくて、でも今ウマ娘とか疲れてたら混乱しますって!」 フクトレ「面倒臭さの塊みたいな事情はわかったからせめて言い訳効く学内でやってくれ」 ≫113二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 01 08 24 ──ジーンズどうですか? 「好みを言わせてもらえるなら、私服に関してはある程度ゆったりしているものが嬉しいですね。デニム生地のロングスカートは持ってますが、ジーンズはおそらく一着もないかと」 「あー、たしかに締め付けキツそうな格好してるイメージないですね。ジーンズ然り束縛を求めないタイプ」 「……ジーンズ好きが皆束縛を求めてる訳ではないんですよ」 「自分はあったらあったで嬉しいすけどね、モノでも人でも。縛りがなかったら際限なく楽しちゃうんで」 「いっそ清々しいほど自覚的な自堕落ですね……」 「支えられて社会生活送ってます。センセにも寄りかかることもあると思うんで、そんときはよしなーに」オジギー 「もたれかかるとか、のしかかるの方が正しそうですが。それで、あなたはジーンズを持ってますか?」 「実は結構好きなんで何着か。ダメージ系も持ってますし、あとタイキとおそろの奴もあるんですよ。自分の場合はむしろ私服でスカート持ってないかも」 「タイキシャトルとお揃い、成程イメージできました。……え? 一着も?」 「一着も」 「スカートを一着も?」 「スーツのスカート抜きだと……マジで高校の制服にまで遡りますねぇ」 「……」ニコッ 「……?」ニコッ? こののち、タイキトレに色んなスカートを履かせる撮影会が開かれた。本人は満更でもなさそう顔をしていた。 win-winだった。 (終) ≫124二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 09 11 49 「ふぅ…」 白く湯気が立ち昇る露天風呂で、身体を伸ばして湯に浸かるキタトレ。今回はいわゆる湯治を目的に入りに来ていた。 勿論チームプロキオンも引き連れており、彼女らは先に入って満喫して、キタトレは遅い時間に入っていた。 「やはりこういう温泉はいいわね。家でも湯に浸かることは出来るけど、こちらの方が効果があるわ。」 水滴の垂れ流れるその大きな乳はプカプカと湯に浮かんでおり、湯気がキタトレを覆い隠すベール代わりのよう。 体の力と口元を緩め、気持ち良さそうな表情で入る彼女の姿はとても妖しく扇情的で魅惑的なものだった。 「…あ、トレーナー」 「あら、もしかしてもう一度入りたくなったかしら?」 …キタトレ以外に珍しく人のいない露天風呂に入ってくる影。チームメイトの一人がまた入りたくてきたらしい。 さてその娘だが、目の前にいるのはトレセンでも屈指のダイナマイトボディを誇るキタトレ、しかも入浴中である。 「…(ポンッ)」 顔を真っ赤にしながらキタトレの元へ寄る彼女。いくら同性とはいえ、初心な彼女にその肢体は毒ですらあった。 ついでに浮いてる乳を見てそこまで大きくない自らの膨らみと比較してしまい、脳がバグってしまう。 「もっと寄ってきてもいいのよ?大丈夫、私は他の娘には言わないし、二人しかいないもの。」 いつもよりも妖しい雰囲気のキタトレの声に、優しく取り込まれるように従うその娘。胡散臭さに警戒するということもない。 長い腕に抱かれる彼女は、浮かぶその胸につい手を伸ばして触ってしまう。そんな彼女に目を細めながら 「うふふ、いいわよ。私は別に気にしないわ」 その言葉に突き動かされるようにゆっくりと揉んでみたり、片腕で支えられてるそれに頭を乗せてみたり。 「さて、これで色々リセット出来たかしらね」 …暫くして溶けていた脳が戻ってきたのか、動きを止めた彼女を微笑しながら見つめるキタトレはひどく蠱惑的だった。 ───その日から、彼女の何かは壊れたそうな。 短文失礼しました 湯治らしいので露天風呂に入るキタトレとモブ娘。うぶな彼女の精神と性癖はもうボロボロでしょうね。 魔ルドみたくオープンではないけど、一度懐に入り込んでしまえば後はズブズブ沈められるというのがキタトレの魅力です。 来る者拒まず去る者は追わず、でもまず去る者はほぼいないという底なし沼というのがコンセプトの一つですね。 ≫163二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 17 53 37 『げーみんぐブラマル~それはふいうちでしょHA〇研さん~』 「おいブラトレ、収録そろそろ終わりそうだから寄ってきてと言われて来たが何だこの惨状は」 「お、おうフクトレ……マルトレが……不意打ちグロホラー気味演出で死んだ」 「あぁ……何やらせたんだよお前」 「いや、カービィの最新作……」 「たまに怖い描写あったりはするがそこまでか?」 「んー、まああれだよあれ、覚えてるかは知らないけどバイオのどれかに出てくる……なんだっけ、奥から迫ってくるタイプの敵。あれみたいなの」 「あぁー……成程」 「どうもアレがトラウマだったらしく無事絶叫して気絶した」 「無事か?」 「まあとりあえずポーズはかけてるから復帰はできるけど……こっちの再起動はしばらく無理そうだからなあ、バトンタッチということで」 「それ込みで呼ばれたのか俺は」 「いや、終わったらついでに飯でもと思ってたらこんなことになってしまってな……」 「……まあ不意打ちは死ぬだろうな、こいつの場合。窓割れてないよな?」 「音波兵器ほどの奴は出なかったのでセーフ。たぶんそうなってたらまず俺が無事じゃすまない」 「そりゃそうだ」 可愛い世界観に劇物なものが含まれるとインパクトは激しいものになる。 しばらくして復帰したマルトレを含めて軽い食事会になったが、マルトレは少々記憶が吹き飛んでしまったという。 ≫170二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 18 19 27 「ルドトレ(魔)さん。ウマドルになりませんか?」 「あ、ファルトレさん。えーと……ウマドル?」 「はい。何もスズトレさんのように走ってくれとは言いません。少しライブに出ていただけないかと」 「ライブ……楽しそう」 「でしょう?ですので、その人に好かれる雰囲気、皇帝の伴侶として培ったその能力、まさしくウマドルとしてのアドバンテージに働きます」 「そうかなぁ?でも、面白そうだし、楽しそうだし、とりあえず一回だけやってみるね?」 「ありがとうございます。それでは詳細は後日メールで送付します。よろしくお願いしますね」 「はーい!」 「……それで、今練習していると」 「うん。ダンスとかのトレーニングを受けるのも、チームのみんなのためにもなるかなって」 「確かにそうだが……」 「大丈夫大丈夫、ちゃんと本業は疎かにしないから!」 「……」 後日、無自覚にファルトレに胸を押し付けたりするハプニングがありつつもライブまでこぎ着けた。 楽しく踊る魔ルドの無自覚天然傾国魔性に観客は──やられた。 ルドルフも掛かった。 ライブ後、シャワーを浴びてしっとりしたルドトレは監禁された。 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part728【TSトレ】 ≫15二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 20 37 45 私はピカピカの新入生! 今、私は入学式に遅れそうになっています! って、あっ! 「むぐうっ!?」 「あっ……!うっ、痛てて……」 ヤバい、前にいた優しげなウマ娘にぶつかって、しかも胸に顔からダイブしてしまった…… 「ぷはっ……あの、ごめんなさい!」 「ううん、大丈夫、私も少し気が……って、新入生かな?」 「あっ……はい!」 それにしても綺麗な人だ、あと、ぶつかった衝撃で胸元のボタンが外れて谷間が覗いている。……あれ、そのことに気がついてない? 「なら、急いだ方がいいかも」 「ですよね……あと、胸……」 「……胸?……あっ!」 「ええと……それじゃ、行きますね!」 「……あっ、うん!教えてくれてありがとう!」 「いえー!」 あの人、腕をブンブン振って見送ってくれてるなぁ…… 「……オグトレちゃん、裁縫道具持ってたかなぁ……私も入学式に顔を出さないといけないのに……」 後々、その人が生徒会長のトレーナーだと知るのはまた別のお話…… みたいな? ≫23☆温泉はダラダラするもの22/04/07(木) 20 45 47 「あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああァァァァ…………♪」 「タイキトレのうめき声がおっさん過ぎる件について」 「いやさ……温泉に浸かると色々溶けてく感じ、ベガトレさんなら分かるでしょー……」 「分かるけど妙齢の女性が出していい声じゃないわよ……私も抑えたってのに」 「うんにゃ、こんなの誰だってそうだよ。例えばネイトレちゃんやリウトレちゃんだってこんな声出る出るぅ……」 「ネイトレはともかくリウトレは違うでしょ」 「ネイトレはともかく」 「うんともかく。……リウトレはあれよ、耳も含めて細かく震える時間が長いの。そんでゆーーっくりと肩を落としつつ、それに合わせて深ーい息を吐くだけ。声はほとんど出さないと思う」 「あぁーー……いいねぇ。見えた。解像度高い。なんなら女子力も高そう」 「もちろん普段結ってる髪は下ろしてる」 「わーお人形! 愛でたい……」 「ネイトレは……声もそうだけど顔からして溶けてそう。垂れネイトレになる」 「……黙ってりゃそこらのウマ娘まとめて沸かせられる美人顔だってこと、本人も覚えてなさそう……」 「中身が全然追いついてないギャップがネイトレの良いところなのよ。……そして普段以上に隙だらけになるんだよねうへへへへ」 「風呂入ると気は緩むもんよ。あのファイトレさんだってちょっと会話のテンポ遅くなってたもん……。……ってなにその視線」 プカプカ 「…………分かっちゃいたけど、アンタも相当立派よね」 「代償は大きかったけどね……ってそれ言ったらそっちも十分大きいじゃん。なにさ、つつき合いでもする?」 「……やめとく。アンタ相手にセクハラする気は起きないや」 「あぁ……ストレートにいい反応返してくれるネイトレちゃんは偉大だなって……」 「いじり甲斐があるんだよね……それでいて謝ったら『仕方がないですね』って顔して許してくれる……いい……」 「優しい……付けいる隙だらけでかわいい……」 「有り体に言っていじめたい……」 「言っちゃった……。……でも分かる」 24☆温泉はダラダラするもの22/04/07(木) 20 45 58 「……しっかし濡れて普段の跳ねっ毛がおとなしくなると、印象変わるわねあんた」 「まぁねー。ゆるーい天パでこの髪の長さと量だから体積半減どころじゃない訳で……でもこっから乾かすとね、しばらくは三つ星のモフ度になるんよ」 「モフ度」 「テキトー言ってると思うでしょ? 一度アヤベちゃんにモフられて太鼓判押されたやつだから間違いないんよこれが」 「何やってるのあの子は……おっと?」 (変わって!変わってください!) 「わ、わたしも三つ星、モフモフしていいですか……!」 「およ、アルちゃん? うんいいよー。じゃあ特別に自分の髪にドライヤーを使う権利をあげよー。……けっけっけ、髪が膨れていく様を特等席で見るがいい……」 「ふ、増える髪の毛……!」 (ワカメかな??) 「増毛かな??」 その後、アルの手によって手入れされたタイキトレの髪の毛は当者比5割増しになった。アルは髪に埋もれた。 (終) 34二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 21 01 09 おまけ 雨の日のモフモーフ ──金髪毛虫と呼ばないで。ども、タイキトレです。 ──雨の日はすごいです。主に髪が。今ならビワハヤヒデちゃんとタメ張れるかも分からんね。いや、向こうも膨れてるか? なら勝てんなぁ。 「……やや細めの毛質。一本一本が柔らかい。跳ねも多いけど、……うん。ダメージヘアはほとんどない」 「……」 ──などと思ってたらいつの間にかアヤベちゃんに捕まってました。なして? 「すごい……しっかり髪があるはずなのに完璧な沈み込み……手に跳ね返ってくる感触が気持ちいい……」 「……ねえアヤベちゃん。楽しい?」 「はい。すみませんがもう少し、もう少しだけ……ああっ! やっぱり髪の中ごろがあたたかい……! 背中からの熱? 保温? とにかくすごく、モフ……!!」 「(こんな面白い子だったんだ……)」 しばらくアドマイヤベガに髪を堪能されたタイキトレだったとさ。 うまぴょいうまぴょい ≫66チヨトレ?SS22/04/07(木) 22 29 22 「なんだこれ…」 タバコカフェトレは現状に理解が追いついていなかった。目覚めたら見知らぬ場所で椅子に座らせられていたのである。椅子にはゴツい手錠がついていて、両腕と両足が拘束されている。ウマ娘の力でもびくともしないほど頑丈だ。どうしてこうなったのか思い出してみる。何時ものようにコーヒーを飲んでからの記憶がない。もしやコーヒーに睡眠薬でも盛られたか?しかし、誰が?何の為に?頭の中で考えていると、聞き覚えがある声がした。 「どこですかここ!」 不健康な方のタキトレだ。いや、それだけじゃない。他にも数人のウマ娘化トレーナーがこの部屋に居て、自分と同じく拘束されている。よく見ると、そのいずれも不健康と言われているトレーナーばかり。であれば、おおよそ今回の元凶が絞れてくる。 「まさか…」 嫌な予感はすぐに的中することになる。 「お目覚めのようですね」 その声を知っている。その顔を知っている。今まで幾度となく追いかけられたのだから。 「ち、チヨトレ!」 サクラチヨノオー担当トレーナー。健康志向で所謂『不健康』が許せないタイプの人物だ。もう疑う余地はない。この人は自分達の食生活を矯正しにきたのだ。 「この度は皆様をある利用で拘束させて頂きました」 チヨトレは語る。このところ、学園上層部では一部トレーナーの食生活について深刻な懸念が出ていたこと。担当達からもトレーナーの健康状態について不安の相談が相次いでいたこと。学園やウマ娘の協力のもと今回の拘束が実現したこと。事態は思ったより大掛かりで深刻だったようだ。 「なので、助けが来ることはありません」 いつの間にか部屋には大量の料理が用意されていた。それらの料理には肉や野菜など様々な食材が使われ、あらゆる栄養素は十分とれる献立になっていた。ここを出たいなら健康的な食事を食えということらしい。トイレなどには行かせてもらえるとのことだが、食べなければ外に出ることができない。牢獄と言って差支えないだろう。 67チヨトレ?SS22/04/07(木) 22 30 14 「あの、実はさっきご飯食べてお腹が一杯で」 口をはさんだのはシビトレだ。なるほど、既にお腹が一杯なら料理を出されても食べられない。おまけに彼女は元々小食なので、無理して食べさせることは流石にしないだろう。そう楽観視していたのだが。 「それならご心配なく」 チヨトレが手を叩くと、シビトレの元に何かが運ばれてきた。小さめのコップに入れられた緑の液体だ。 「『ロイヤルビタージュース』…皆さんご存じですよね?」 トレーナー達がにわかにざわついた。ああ、知っているとも。近頃学園で販売されるようになった飲料で、ウマ娘のやる気が下がるほど不味いらしい。まさか、代わりにそれを―― 「このジュースには、ビタミンや鉄分などがたぁ~~っぷり入っていまして」 ロイヤルビタージュースを持ったチヨトレがシビトレに向かって歩いていく。それはさながら死刑執行人のようで。 「あ、ちょっまってくださいゆるし―――――ギャアアア嗚呼アあああ!!!!!!」 あ、悪魔だ。あまりにも悍ましい光景に鳥肌が立った。当のチヨトレは満面の笑みだが、それが逆に恐ろしい。彼女は気絶したシビトレを一瞥してからこちらに向き直った。大きな大きな三日月のような口。 「次は皆さんの番ですよ」 それから後のことは覚えていない。 ≫77二次元好きの匿名さん22/04/07(木) 23 08 45 「あ、シビトレさんこんにちは」 「こんにちは」 タブレットに目を落としながら、タキトレ(不)が挨拶をする。 「タキトレ(不)さん、これ頼まれてた資料と、こっちが論文ですね。筋繊維の作用の関係と、あとホルモンバランスの」 「ありがとうございます。そこ置いといてください」 よいしょと紙の束を置くシビトレ。ポケットからクッキーを取り出すとそれも置く。 「これ、クロヤマアリさんの分です。この前の伝達のお礼です」 「ああ、ありがとうございます。後で彼らにあげておきますね」 「あ、お二人ここで何してらっしゃるんです?」 「タバコさん。ちょっとタキトレ(不)さんに頼まれた資料の方を」 「それを受け取ったところです。コーヒーでも飲みますか?」 「いいんですか?」「ええ。丁度私のも切れましたから」 豆を挽き、コーヒーを淹れるタキトレ(不)の隣に行くタバコと水槽のクロヤマアリを観察するシビトレ。 「出来上がりましたよ」 「あ、私も良いんですか?」「ええ。2人も3人も大して変わりませんから」 3人がソファに着こうとした時、異変は起きた。 まず扉が蹴破られた。次にタキトレ(養)と義カフェとマルトレが突入してきた。 「あ…マルトレさんこんにちは…」「あのゴミ箱のカップケーキの説明、できる?」 「どうしたんですか?義さん」「今日で3徹目だよね?ね?後はわかるよね?」 「タキトレ(養)さん」「部屋にあったコンシーラーのゴミ。あれどう言うことだい?」 3人は自身の死を直感で感じ取った。次の瞬間には3人揃って窓から脱出し、散開して逃げ出した。しかしタバコは転けて、不タキトレは100メートルほど走ったあたりで息切れした。 シビトレはうまく逃げおおせたと思ったが、回り込んだ寮長コンビに捕まえられた。 この後めちゃくちゃ反省文書いた。 ≫96二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 09 45 27 「…ん?」 トレセン学園、その中を歩くサトトレがふと見つけたのは大量の書類を抱えて整理するフウトレと黒ルドトレだった。 「…お、こんにちは」 「こんにちはサトトレ!」 「こんにちは黒ルドトレ、フウトレ。二人で書類整理してるのかな?」 「そうそう、ちょっと書くものが多くてね〜」 姉モードのフウトレがトントンと紙を揃えて置き、黒ルドトレは紙束の中から何枚かを選別していた。 「んー、僕も手伝うよ。多分だけど、相当時間掛かる仕事でしょ?」 「いや、大丈夫…」 「そうだよ、わたし達だけで…」 「こういうのはさっさと終わらせるに限るし、僕も手伝うからね」 多少強引だが手伝うサトトレ。こういう仕事人間の遠慮には引き下がらないようにすべきと学んでいるのだ。 キタトレの補助にも入ったりするだけあってか、手際良く二人を補佐するサトトレ。サブトレ適性は高い。 「…所でさ、二人はちゃんと休んでる?特に黒ルドトレ。」 「一徹はしたが、まだ頭は回る、やることは多いんだ」 「わたしは最近忙しくて寝れてなくてね〜、でも倒れたりするようなほど休んでない訳じゃないよ?」 「ふ〜ん…」 ひらひらした例の服の中に手を入れつつ、飲み物を取りに動くサトトレ。片手で器用に入れると持ってきて 「はい、水分補給はしっかりね」 「ありがとうサトトレ!」 「…助かる」 「まあね、それと…」 振り向いたサトトレに合わせて奥を見る二人。その奥からやって来る二人分の人影に、二人は嫌な予感がした。 「フウトレ?貴方、睡眠時間はバッチリ取ってると言ってなかったかしら?」 「黒ルドトレ?私の出張中に何してるの?」 …キタトレと魔ルドトレが話を聞きつけてやって来たのだ。二人を信頼してはいるが、ワーカホリック気味となれば別である。 勿論サトトレの采配で、手を服の中に入れていたときに二人宛で連絡していたのだ。手が凄く器用なサトトレだからこその芸当。 (まずい…というか、掴んでくるサトトレの力つよっ!?) 「…僕と君たちとじゃ、まずトレーニング量が違うから離れられるわけないよ?」 「黒ルドは放っておくとすぐに仕事漬けするし、フウトレは仮に大丈夫でも一度前科がある以上は心配されるのも当然よ?」 67二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 09 45 52 …結果、疲労のリセットがてら二人は魔ルドとキタトレに身体を流されとことん甘やかされたらしい。 短文失礼しました サトトレと不健康以外で警戒されてそうな仕事人間二人です。サトトレは基本子供らしいけどちゃんと頭は回るしハメてきます。 フウトレは普段は大丈夫でも一度やらかしたし黒ルドは言わずもがなだからこうやって時折甘やかされてるといい。 オマケ、身体を流される二人 「えへへ~」 「身体を揉まれるのは気持ちいいかしら」 「…っ!」 「髪はしっかり根本まで洗わないとね〜」 「…しかし結構弾力ある肌ね。」 「黒ルドトレも髪をわしゃわしゃするするといい感触してるんだよキタトレ」 「もっとおねがい〜…」 「…ぅぅ…」 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part729【TSトレ】 ≫16二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 23 22 32 ある日のこと。オグトレの元に魔ルドが訪れていた。 「オグトレちゃん!」 「どうしたルドトレ。何かあったのか?」 「えへへ~……見せたいものがあって……」 そう、魔ルドが紙袋から出したのは酒瓶。 「これは……日本酒か」 「そうそう!お父さんが送ってきて、せっかくだしオグトレちゃんとスズトレちゃんと三人で飲みたいなー、って思って!」 「全く、お前さんは優しいな」 「そうかなぁ……」 そう、首をかしげる魔ルドの頭を、オグトレは優しく撫でた。 「ああ、お前さんの優しさで、救われる人も沢山いるさ」 「そっかぁ、ならこれからもそうするね?」 「ああ、そうするといい。それと、酒には肴がつきものだ。ルドトレ、手伝ってくれるな?」 「勿論!」 ────そうして、数時間後。 結局遅れてしまったスズトレ(相棒)より先に飲み始めた魔ルドとオグトレのうち、魔ルドは既に酔いつぶれていた。 「んっ……オグトレちゃぁん……」 「全く……どんな夢を見てるのやら」 衣服がはだけ、色々危うい雰囲気の魔ルドに膝枕をしながら、その髪を梳く。 すると…… 17二次元好きの匿名さん22/04/08(金) 23 22 46 「ごめん!仕事が……って、もう酔い潰れてる……」 「ああスズトレ。とりあえずルドトレが持ってきた酒はお前さんの分も残してあるから、安心してくれ」 「……そこはいいんだけど。なんだか、懐かしくて」 そう言いながらスズトレ(相棒)は魔ルドが持ってきた日本酒をグラスに注ぎ、一口舐めてから続ける。 「ほら、三人で最初に飲んだ日のこと」 「ああ、覚えてるとも。三人で飲めるとなったルドトレが喜びすぎて、ハイペースで飲み過ぎて、そのまま二人で介抱したんだったな」 「そうそう!それで、その時も服がはだけてて……」 そのまま、二人でちびちびやりながら雑談を続けていく。やがて、スズトレ(相棒)の頬も赤くなった頃、そっと呼びかける。 「……でさ、オグトレ」 「どうした、スズトレ」 「なんというか、ルドトレも言葉では言わないけど「オグトレは変わらなくてよかった」って思ってるかもね」 「……お前さんたち、飲みすぎだな」 「……ルドトレがやれアルメニアワインだのクミスを持ってきたのが悪いと思う」 「だな。そこも可愛いんだが」 「まあ、ルドトレの息抜きになったなら、いいかな」 「……だな。スズトレ、水を今持ってこよう」 そう言うオグトレは、優しげな笑みと共に立ち上がるのであった。 ≫23二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 01 06 04 げーみんぐぶらまる・石村編 「デッドスペースじゃん」 「TPSとしても楽しいゲームだよな。ホラーだけど」 「まあまぁ、俺前にトレーナーTVでプレイしたから問題ないね」 「じゃあ五回叫んだらこの後の外食奢りで」 「言ったな。ウマ娘御用達のラーメン屋で特盛注文してやる」 ぎしゃぁはぁあば! 「うわっぽっぽっぴうっあっ違うね叫んでないし」 「それは無理があるのでは?」 「いやいや、現にマイク壊してないし『ギシャー』ンドバット!!」 「今のはダメだ!」 「いやいやいやセーフ、セーフです!」 「埒があかねぇスズトレを呼ぶぞ!!」 「……なんで私が?」 「スズトレがビビリモードに移行するくらい大声出したら叫んだ判定で一発アウトでいいな?」 「くっそれは逆らえない……」 「嘘でしょ……」 「スズトレは俺が勝ってもマルトレが勝ってもラーメン奢るから!」 「えぇ……」 ≫26二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 01 59 06 「あらあら、不タキトレさんこんにちわ〜」 「む? グラトレさんか……こんにちわ、僕に何か用ですか?」 「いえいえ、お姿を見掛けしましたのでお声を掛けただけですよ~」 「そうですか、それではこれからどちらに?」 「私はこれから〜、養タキトレさんの所へ和菓子を食べに行く所ですよ~」 「……それでしたら、すみませんが養タキトレの方に僕はこっちに居なかったと伝えて貰えませんか?」 「言伝でしたら~、御自分でお願い致します~」ガシッ 「へ?」 「養タキトレさんに、不タキトレさんを見掛けたら連れて来て欲しいと頼まれていましたので〜」 「くっ、逃げ……られない!? 力強っ!?」 「鍛えていますので~……よいしょ〜」 「ちょっと待って、流石に肩に担がれるのはちょっと恥ずかしい!」 「まあまあ、取り敢えずこちらの羊羹を食べてくださいな~」 「羊羹? ……にしては深い緑をしているような?」 「……ロイヤルビタージュースを混ぜた羊羹ですよ〜」 「!?」 「……すみません、どうにかロイヤルビタージュースを摂取させて欲しいと言われまして〜」 「だからって固形化させなくても…!」 「…………諦めてください」 「う……うわぁぁぁっ!! まっず!!」 その後不タキトレは、養タキトレとグラトレ一緒に和菓子を食べさせて貰えたのでした。 うまぴょいうまぴょい ≫138二次元好きの匿名さん22/04/09(土) 23 42 42 「さて、皆様今夜も黒の會ラジオにお付き合いくださりありがとうございます。今夜は私黒ウオトレと黒カフェトレさんでお送りいたしますね。本日のゲストは…ヒシトレさん、ファイトレ(女)さん、キタトレさんです。」 「始めまして、こういう企画は始めてだから少しわくわくするわね。」 「さあ、タイマンだ!」 「…ふ、では早速始めるべきだな」 「はい、今日は幾つか質問が来ておりますので、それに答えていきましょう。では一つ目、『自分のスリーサイズについてどう思いますか』。う〜ん、私は特に気にしたことはありませんね」 「俺も黒ウオトレと同じくあまりだな。この中だと色々一番のキタトレはどうなんだ?」 「私はね…慣れるまでは特に胸を流石に持て余したわ。とはいえ、枕にも出来るし埋めてあげれば緩む人も多いから悪くないわね」 「…」 「はぁ…ほら戻ってこい黒カフェトレ、あまり気にするな。後私は前より無駄に贅肉が増えただけとしか思わん。…次へ行こう」 「は、はい。…えっと、『トレーナーは仕事が多くて大変というブラックな業界とはよく聞きますが、食事とか睡眠はどうされてますか』…私はきっちり三食取って、睡眠時間も取ってありますね。基本自炊ですがたまには食堂とかにも行きます!」 「私も彼女と大体同じね。睡眠時間に関しては空いた時間や休日に帳尻は合わせてあるから、そこまで不健康ではないわ。」 「空いている時間があるのか…?とはいえ、私はファインに合わせてることが多いか。そのために私はいる訳でもあるのだからな」 「俺はヒシアマゾンに色々言われてからは自炊も早起きもしてるよ。…少しだけ、朝起きることは苦手だけどな」 「僕は大体食堂か義が作ってるのをいただきますね。自炊しようとするとしなくていいとはよく言われますが」 「…当たり前だろう」 「え、ファイトレ(女)さん?他の人もなんで黙ってるんですか…」 「「「「…(無言で目を逸らす)」」」」 「あの、何か言ってください!?」 短文失礼しました 昨日の黒の會ラジオネタです、ゲストの黒髪の3人はあんまりスリーサイズとかこだわりなさそうな感じがしますね。 ケツ上がデカ乳に脳破壊されてる時にファイ女はリセットかけにいく役割してそうです。こいつも巨乳だけどな! ≫145二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 01 14 09 「あ、ウオッカさん!」 「ん……トレーナーか。どうしたんだ?」 「今日が何の日か、分かりますか?」 「ん〜……」 廊下でウオッカを見つけたウオシスは、彼女の元へと小走りで行くと、唐突にそう聞いた。 「今日は特に何にもなかったし、練習も休みだろ?」 「えっと……あの……そうじゃなくて」 なにやら言おうか言うまいか迷った様子のウオシス。モゴモゴしている。 「あ!もしかして俺の誕生日?」 「そう!そうです!!」 尻尾を大きく振るウオシス。 「でもなんでそんな勿体ぶってきいたんだ?」 「えっと……聞いても笑いませんか?」 「笑わねえよ」 その返答を聞いて、えっと……とつづける。 「誕生日というものを……祝ったことが無くて……どうすれば良いのかがわからなくて……」 「あー、なるほどな。こういうのは素直に誕生日おめでとう、でいいんだぞ?俺は別にそんな気にしねえし」 「なるほど……そうなんですね!あの……そ、それで!プレゼントなんですけど……」 お、なんだ?と興味を向けるウオッカに、傍にかけた鞄の中から小さな箱を取り出す。 「うお……すげぇ……何の花だ?」 「かすみ草のプリザーブドフラワーです。ミニドームに入れてみました……どうです?」 掌に乗るサイズのそのドームの中には、小さなかすみ草や青薔薇などが散りばめられていた。ガラスには白い石も埋め込まれている。 「すげぇ……ずっと大事にするからな!」 「はい!……あと、ウオッカさん」 すぅ、と深呼吸をして、ウオッカをあらためて見つめる。 「ウオッカさんは、本当に私の人生の転機でした。あの日のことは今でも夢に見ますし、色褪せていません。このような言葉で申し訳ありませんが、これからもよろしくお願いしますね?」 「……ッ!おう!こちらこそよろしくな!」 ぎゅ、とウオシスを抱きしめるウオッカと、恐る恐るそれに応えるウオシス。 不器用ながらささやかに祝われたそれは、ウオシスにとって大事な思い出となるのだった。ら それからそのミニドームは、ウオッカの部屋の棚に大切に飾られているという。 ≫148二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 03 22 54 月と桜と愛バと 「月に照らされた桜というのは雅なものですね~」 「そうですね〜」 家の庭に一本だけ植えられた桜の木。 その桜を挟んで縁側から月を眺める二人のは、この家の主のグラトレこと俺とその愛バのグラスワンダー。 週末という事でグラトレの家に泊りに来たグラスと、天気が良さそうだったので花見と月見を行う事にしたのです。 「ふむ……『風に乗り、月に照らされ、舞う桜、踊る愛バと、姿重ねて』……どうでしょうか~」 「……57点です、後半をもう少し頑張りましょうか〜」 「グラスは手厳しいですね~」 そんな他愛も無い会話をお茶と一緒に嗜みながら、月と桜の鑑賞を続け少し経った頃 「トレーナーさん?」 ほんの少し悪戯っぽい顔をしたグラスが声を掛けてきました。 「はいはい、なんでしょうか~」 「はい……月が……綺麗ですね」 「ええ、ええ、散り始めた桜と合わさりとても綺麗ですね~」 「…………そうですね」 ……期待していた答えと違った物が返って来たらしいグラスは少々落胆してしまっています。 悪戯が少々過ぎたかもしれませんね。 「夏目漱石でしたでしょうか~」 「……! ……トレーナーさん、知っておられたんですね?」 「ええ、ええ、実際に言われたかどうかは定かではないみたいですが〜」 「……知っているなら、返事を返してくれても良かったじゃないですか」 グラスが俺に何を期待していたのか気付いていた事をネタバラシ。 当然グラスからは知っているならどうしてと、少し批難されます。 しかし、コチラにも考えというのが有るのです。 149二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 03 23 20 「……グラス」 「なんでしょうか、意地悪なトレーナーさん」 「愛しています」 「…………えっ? …………っ!!」 急な愛の言葉に驚いたのか、グラスは声にならない歓喜の声をあげ。 「はい……はい! 私もです!」 そして歓喜のままに、力強く囁かれた言葉に返してくれました。 ……が、グラスはその返答の言葉に繋げて 「ふふっ、トレーナーさん……お顔がそれこそ桜色に赤くなっていますよ?」 何とも余計な事を指摘してくれました。 「……〜〜!! ああ〜っ……! やっぱりいざ面と向かって言うと恥ずかしいっ!!」 「あら、今のトレーナーさんのお顔は桜を超えて林檎の様ですね〜♪」 「こ、こういう時は指摘しないものじゃないかなぁ!?」 「ふふっ、さっきの仕返しですよ~」 どうやら先程グラスの言葉をスルーした仕返しとして、恥ずかしさからの紅潮をスルーしてくれないらしい。 口は災いの元とはこの事か…… 「ですが、そんなに恥ずかしいのならそれこそ先人の言い回しを真似ても良かったのでは?」 俺の気持ちが少々落ち着いたのを見計らったグラスは疑問を口にしてきた。 ……確かに『月が綺麗ですね』なんて言い回しなら言い易いだろう。 だが、俺はその言葉を使う予定は無い。 「俺は……グラスに伝えるのなら先人の考えた言葉ではなくて自分の言葉を伝えたかったんだよ」 先人考えた言葉ではなく自分の気持ちそのままの言葉を伝えたかった。 ただそれだけだ。 150二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 03 23 47 「嬉しいですね~♪」 俺の考えが伝わったグラスは何とも上機嫌となって尻尾を振っている。 そんな上機嫌の愛バを見れば此方も嬉しくなるというもの。 嬉しそうに笑顔なグラスに釣られる様に俺も笑顔となった。 「ふふっ、本当にトレーナーさんが私に直接『愛している』なんて伝えるとは思いませんでしたよ♪」 「……うん、喜んで貰えたみたいで何よりだよ」 「それで、次はいつ聴けますかね~」 「…………………………えっ?」 ……次? ……次ィ!? ちょ、ちょっと恥ずかしいかなぁって。 「……言って貰えないんですか?」 愛の言葉を口にするのが恥ずかしくて躊躇している俺に気が付いたグラスは顔を少し曇らせてしまい。 そんな、ちょっと悲しそうにする愛バの姿を見た俺は…… 「…………善処します」 またいずれ、グラスに『愛している』と口に出して伝えるのが決定したのでした。 上機嫌そうに尻尾を振り隣の肩に頭を預けるウマ娘と、そのウマ娘の腰に手を回して離れない様にしているウマ娘。 月と桜を愉しむ二人の夜は静かに過ぎるのでした。 うまぴょいうまぴょい ≫166予約特典マルトレゾンビASMR22/04/10(日) 10 28 35 「……マルトレのゾンビASMRか……音量最小でいこう」 サンプル品としてデータをもらったフクトレは突然の大音量に備えほぼミュート寸前の設定で音声を聴き始めた。すると車の車内のような音が聞こえ始める。 『……264日目。今日の天気は晴れ。そろそろ貯めておいた荷台の燃料が無くなりそうだ。さっきのスタンドはもうダメだった。どうしようかマルゼンスキー』 『圏央道のサービスエリアの方へ行ってみるのはどうかしらトレーナーちゃん』 『確かに、そっちは行った事なかったね。長めの運転になると思うけど車酔いは大丈夫?』 『もう慣れちゃったからバッチグーね』 右側から聞こえるマルトレの声に対し、ふふっと左側からマルゼンスキーの微笑む声が届く。ちょうど運転席と助手席の間から聞いているような格好だった。 「なんだか思ってたのと違う」 フクトレは困惑した。 『266日目。今日はどうしようか、ここはゾンビもいなさそうだし燃料節約と車の整備かな』 『そうしましょうか。トレーナーちゃんが何かやってる間見回りは任せて!』 『頼りにしてるよ。……タッちゃんが乗れればよかったんだけどな』 『仕方ないわね……タッちゃん油大好きだもの。今二台に積んでる燃料がいくらあって足りないもの。今のこの子はタッちゃんの意志をつけ継いだタッちゃん2号よ!』 『タッちゃんのエンブレムが眩しいねぇ……』 『274日目。いやぁ〜武器があればな。ゲームならショッピングモールに行ってショットガンゲットなんだけど』 『お巡りさんからもらった拳銃だけだものねえ……』 167予約特典マルトレゾンビASMR22/04/10(日) 10 30 04 突然音声が乱れる。エンジン音が大きく、燃費を気にした運転でなくなりふり構わない高速走行をしているのが明らかだった。 『クソっ走るゾンビなんてありかよ!』 『トレーナーちゃん頑張って!』 鈍器で何かを殴打する音や風切り音に紛れたうめき声が聞こえた。再び音声が乱れる。 『ハア……ハァ。……何日目だっけな。マルゼンスキーが噛まれた。ありったけのエタノールで消毒して処置はしたけど……熱が出てる』 『……トレーナーちゃん自分でわかるの……きっとダメだから『ダメなんかじゃない!! きっと大丈夫だ!!』 『……ならせめて縛って。もしもの時にあたし……トレーナーちゃんを襲いたく……ない』 『……わかった』 『ダメだったら……私を眠らせて。トレーナーちゃんは……生きて。生きてればきっとベリグッドなことが待ってるんだから……約束よ?』 168予約特典マルトレゾンビASMR22/04/10(日) 10 31 00 「…………」 フクトレは腕を組んで深刻そうな顔で音声を聴き続けた。縄が擦れるような音が続き、また切り替わる。 『……297日目。昨日と変わらずマルゼンスキーは眠ってる。あのクソッタレなゾンビ病と今も闘ってるんだ。だから今俺は安全な所を転々としてる。物資調達の危険は犯せない』 ギチリ、と縄が軋む音がした。 『よかったマルゼンスキー目が覚め────』 『ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア!!!』 マルゼンスキーの声の面影をわずかに残しながらも、獣のような叫びとガチン、ガチンと噛みつこうと口が開閉されぶつかり合う歯の音が響き渡った。 しばらくの間それが続き、それに紛れて金属音が小さく小さく鳴った。バンという大きな破裂音が二度して、叫びが収まる。 『…………おやすみ。マルゼンスキー…………ぐ……く……う……ッあァァァアアアア゛ア゛!!!』 マルトレの悲痛な叫びと当たり散らすように何かを叩く音が続き、唐突に止まった。無言で縄の擦れる音が続く。マルゼンスキーを縛っていた縄を解いたようだった。そして手で乱雑に捕まれ録音機器が引き寄せられる。 『もし、コレを聞いてる人がいたなら。この軽トラックに積んであるものは好きなようにしてくれ。あなたが生きるために使ってくれ。ただお願いがある。俺たちを引き離さないでくれ』 ことり、と録音装置が置かれ撃鉄を弾く音とシリンダーが回る音がした。 『……約束を破るのは初めてか。謝らないと』 バン 拳銃が床に落ちる音を最後に音声は止まった。 「…………」 フクトレは呆然としながら聞いてから開いてくださいと書かれたファイルをクリックする。そこには運転席側ドアを開けたなかで身を寄せ合い手を繋いで死んでいるマルトレとマルゼンスキーの姿を撮った写真風の画像が※特殊メイクです 「ま、マルトレええええええええ!!!!」 「どどどどうしたんですか!?」 絶叫するフクトレにちょうどトレーナー室にやってきたフクキタルがガチの心配をした。 完 ページトップ おれバカだから言うっちまうけどよぉ…part730【TSトレ】 ≫33二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 13 10 02 ろりろりろり!いうっちまうのしちょうせい、ろりしんちゃんです!! わたしはあさおきたらろりになってました!きのうのよるののこりのぴーまんのにくづめがにがくてたべられませんでした!! あっ!いくとれさんです!!ちょっとはなしかけてみましょう!いくとれさーん! 「はんまーがにぎりやすい…うちやすい…ふふふふ…ていてつよ!わたしはかえってきた!!」 とってもはいてんしょんです…わたしはみないふりをしました!! ≫41マルトレゾンビASMRおまけ22/04/10(日) 14 55 36 「恨めしやぁ〜」 「食べちゃうぞ〜」 「きゃあ!? マルゼンさんにそのトレーナーさん!? 何があったんですか!?」 「あっ心配しないでチヨちゃん。コレは怪我してるわけじゃなくて学園の企画で作った音声劇の仕上げのお写真カシャってする時のコワコワメイクなのよ〜。あたしはゾンビね!」 「な、なんだびっくりしちゃいました。ウマ娘にも衣装では無いですが、コレもそれでなんだか似合ってる気がします! 所でどうして此方に?」 「実はね、ジャーン、チヨトレマッサージ優先券を貰ったの! それで忙しく無いならすぐ使いましょってメイク落とすの勿体無いしそのまま来ちゃった!」 「チヨノオーちゃんもトレーニングの用事とかで被ってるんだったら後日また来るけど大丈夫?」 「あっ、大丈夫ですよ! でもこの券、よく見ると足ツボ用って書いてありますけど……」 「わお♪気持ちよさそうね」「足ツボか〜やった事ないなぁ」 「それで、よければマルゼンさん! マッサージの後並走トレーニングしてもらえないでしょうか!」 「ええ! 問題ナッシングよ!」 「俺は構わないけどチヨノオーちゃんもチヨトレに一応確認は取ってね」 「はい!」 そうしてチヨトレの部屋に入っていく。 「マルトレさんにマルゼンスキーさん。二人してどうしたんですか? ああなるほどマッサージですね! 収録で疲れた体も一発ですよ」 「なんか痛いイメージあるんだけどどうなの実際」 「不健康じゃなければ痛くないはずですよ!」 「……じゃあ大丈夫か」 「さ、此方へ!」 その後マルゼンスキーは気持ちよさそうに足ツボマッサージを受けたが。 「あっそこはっいだだだだだうぼあ゛あ゛あ゛」 「凝ってますね。ここが痛いと言うことは運動不足ですよマルトレさん」 運動不足のマルトレは激痛が走りうめき声を上げながらツボマッサージをされ悶えるその様子の方がよほどゾンビだった。 おしまい ≫48二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 15 33 35 四、性癖祭の夜 テイトレは、口笛を吹いているようなさびしい口付きで、檜のまっ黒にならんだ町の坂を下りて来たのでした。 坂の下に大きな一つの街燈が、青白く立派に光って立っていました。テイトレが、どんどん電燈の方へ下りて行きますと、いままでばけもののように、長くぼんやり、うしろへ引いていたテイトレの影ぼうしは、だんだん濃く黒くはっきりなって、足をあげたり手をったり、テイトレの横の方へまわって来るのでした。 (ぼくは立派な機関車だ。ここは勾配だから速いぞ。ぼくはいまその電燈を通り越す。そうら、こんどはぼくの影法師はコムパスだ。あんなにくるっとまわって、前の方へ来た。) とテイトレが思いながら、大股にその街燈の下を通り過ぎたとき、いきなりひるまのマベトレが、新らしいデコルテの露出した服を着て電燈の向う側の暗い小路から出て来て、ひらっとテイトレとすれちがいました。 「マベトレ、概念ながしに行くの。」テイトレがまだそう云ってしまわないうちに、 「テイトレ、お父さんから、車椅子が来るよ⭐︎」その子が投げつけるようにうしろにびました。 テイトレは、ばっと脚がつめたくなり、そこら中きぃんと鳴るように思いました。 「何だい。マベトレ。」とテイトレは細く言い返しましたがもうマベトレは向うのひばの植った家の中へはいっていました。 「マベトレはどうしてぼくがなんにもしないのにあんなことを云うのだろう。走るときはまるでメスガキのようなくせに。ぼくがなんにもしないのにあんなことを云うのはマベトレがメスガキなからだ。」 テイトレは、せわしくいろいろのことを考えながら、さまざまの灯や木の枝で、すっかりきれいに飾られた街を通って行きました。時計屋の店には明るくネオン燈がついて、一秒ごとに石でこさえたふくろうの赤い眼が、くるっくるっとうごいたり、いろいろな宝石が海のような色をした厚い硝子の盤に載って星のようにゆっくり循ったり、また向う側から、銅の人バがゆっくりこっちへまわって来たりするのでした。そのまん中に円い黒い星座早見が青いアスパラガスの葉で飾ってありました。 49二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 15 34 26 ジョバンニはわれを忘れて、その星座の図に見入りました。 それはひる学校で見たあの図よりはずうっと小さかったのですがその日と時間に合せて盤をまわすと、そのとき出ているそらがそのまま楕円形のなかにめぐってあらわれるようになって居りやはりそのまん中には上から下へかけて銀河がぼうとけむったような帯になってその下の方ではかすかに性癖が爆発して湯気でもあげているように見えるのでした。またそのうしろには三本の脚のついた小さな望遠鏡が黄いろに光って立っていましたしいちばんうしろの壁には空じゅうの星座をふしぎな邪龍やカマライゴンやあじさいやシシマイゴンの形に書いた大きな図がかかっていました。ほんとうにこんなようなばけものだの女神だのそらにぎっしり居るだろうか、ああぼくはその中をどこまでも歩いて見たいと思ってたりしてしばらくぼんやり立って居ました。 それから俄かにマルトレお母さんの牛乳のことを思いだしてテイトレはその店をはなれました。そしてきゅうくつな上着の肩を気にしながらそれでもわざと胸を張って大きく手を振って町を通って行きました。 空気は澄みきって、まるで水のように通りや店の中を流れましたし、街燈はみなまっ青なもみや楢の枝で包まれ、電気会社の前の六本のプラタヌスの木などは、中に沢山の豆電燈がついて、ほんとうにそこらは人魚の都のように見えるのでした。子どもらは、みんな新らしい折のついた着物を着て、星めぐりのくちぶえ を吹いたり、 「三女神様、露をふらせ。」と叫んで走ったり、青いマグネシヤの花火を燃したりして、たのしそうに遊んでいるのでした。けれどもテイトレは、いつかまた深く首を垂れて、そこらのにぎやかさとはまるでちがったことを考えながら、牛乳屋の方へ急ぐのでした。 テイトレは、いつか町はずれのポプラの木が幾本も幾本も、高く星ぞらに浮んでいるところに来ていました。その牛乳屋の黒い門を入り、牛の匂のするうすくらい台所の前に立って、ジョバンニは帽子をぬいで「今晩は、」と云いましたら、家の中はしぃんとして誰も居たようではありませんでした。 「今晩は、ごめんなさい。」テイトレはまっすぐに立ってまた叫びました。するとしばらくたってから、年老ったウラトレ先生が、どこか工合が悪いようにそろそろと出て来て何か用かと口の中で云いました。 50二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 15 34 49 「あの、今日、牛乳が僕ぼくんとこへ来なかったので、貰いにあがったんです。」テイトレが一生けん命勢よく云いました。 「いま誰もいないでわかりません。あしたにして下さい。」 その人は、赤い眼の下のとこを擦りながら、テイトレを見おろして云いました。 「おっかさんが病気なんですから今晩でないと困るんです。」 「ではもう少したってから来てください。」その人はもう行ってしまいそうでした。 「そうですか。ではありがとう。」テイトレは、お辞儀をして台所から出ました。 十字になった町のかどを、まがろうとしましたら、向うの橋へ行く方の雑貨店の前で、黒い影やぼんやり白いシャツが入り乱れて、六七人の生徒らが、口笛を吹いたり笑ったりして、めいめい概念の燈火を持ってやって来るのを見ました。その笑い声も口笛も、みんな聞きおぼえのあるものでした。テイトレの同級の子供らだったのです。テイトレは思わずどきっとして戻ろうとしましたが、思い直して、一そう勢よくそっちへ歩いて行きました。 「川へ行くの。」テイトレが云おうとして、少しのどがつまったように思ったとき、 「テイトレ、車椅子が来るよ〜⭐︎」さっきのマベトレがまた叫びました。 「テイトレ、車椅子が来るよ。」すぐみんなが、続いて叫びました。テイトレはまっ赤になって、もう歩いているかもわからず、急いで行きすぎようとしましたら、そのなかにマクトレが居たのです。マクトレは気の毒そうに、だまって少しわらって、怒らないだろうかというようにテイトレの方を見ていました。 テイトレは、遁げるようにその眼を避け、そしてマクトレのせいの高いかたちが過ぎて行って間もなく、みんなはてんでに口笛を吹きました。町かどを曲るとき、ふりかえって見ましたら、マベトレがやはりふりかえって見ていました。そしてマクトレもまた、高く口笛を吹いて向うにぼんやり見える橋の方へ歩いて行ってしまったのでした。テイトレは、なんとも云えずさびしくなって、いきなり走り出しました。すると耳に手をあてて、わああと云いながら片足でぴょんぴょん跳んでいた小さな子供らは、ジョバンニが面白くてかけるのだと思ってわあいと叫びました。まもなくテイトレは黒い丘の方へ急ぎました。 ≫90二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20 27 52 「お嬢〜いるっすか〜?」 202がレジ袋を片手にトレーナー室に入ってきた。今朝から頭痛がするというウオシスのために頭痛薬やスポドリ、ゼリー飲料などを買ってきたのだ。 「あれ、お嬢いないんすか?お嬢〜」 しかし、冷蔵庫にポカリを入れながら何度声をかけても返答がない。上着も帽子も掛けられたままで、外出した様子もない。 「おかしいっすね……」 首を捻りながらウオシスが横になっていたソファを覗く。 「お嬢、寝てるんす……か?」 「んぅ……どちらさまですか?」 そこにはウマ娘の少女がいた。しかし髪色は毎日見てきた濡羽色だし、目だってアメジストのような紫紺だ。 「……お嬢っすか?」 「おじょうって、だれですか?わたしは、おじょうってなまえじゃ、ないです」 「ちょっと待っててっすね。……電話どこっすっけ」 冷や汗をダラダラ流しながらスマホのコールボタンを押す。 『どうした202。今飯食ってるんだが』 「親父さんそれどころじゃないっすお嬢が緊急事態っす」 焦燥の滲む声で電話の向こうに伝える。 『ちょっと待てどういうことだ』 「お嬢がトレーナー室で子供になったっす。比喩とかそういうのは一切無しっす」 『オーケー。コレ片付けたらすぐ向か『おいボウズ!娘の非常事態に何呑気に飯食ってんだ!?V、コレ頼むぞ!!』』 奥からVのええ……?という困惑が聞こえたが、ガタンと椅子の倒れる音と共に電話が切られる。 「だいじょうぶですか?」 とてとて、といった擬音が似合いそうな足取りでウオシス(であろうウマ娘の少女)が近寄ってくる。 91二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20 28 15 「うん、大丈夫っすよ。それよりお嬢ちゃん、お名前を教えてもらえるっすか?」 床に胡座をかいて、背筋を曲げる。こうでもしないと視線が合わないのだ。 「わたしは、───といいます」 やっぱり、と202は思った。やはりその名はウオシスと同じ名だ。 「ありがとうっす。それよりお嬢ちゃん、お菓子食べるっすか?」 「おかし……い、いえ。おきもちだけ、うけとらせていただきます」 「そうっすか。じゃあ一緒に散歩いくっすk「娘よ!?無事か!!??」 途端、扉が勢いよく開き、ギムレットが入ってくる。 「青いの!娘はどこだ!?」 「ギムレットさん、一旦落ち着いてっす。お嬢ちゃんがびびってるっすよ」 「だ、だれですか……?」 「むすm「ちょっと待てギムレット。これ以上はお嬢のメンタルがやばい。改めましてこんにちは、お嬢ちゃん。俺のこと、覚えてるか?」 「も、もうしわけありません……どこかでおあいしましたでしょうか……?」 「どこかで、な。ま、それよりもお嬢ちゃん。何かたべたいもの、あるか?」 親父がしゃがみ、ウオシスに聞く。 「えっと……おとうさまとおかあさまの、おゆるしがないので……」 「……そうか。大丈夫だ嬢ちゃん。ちゃんと俺が許可を貰ってる」 「えっ……うそじゃない……ですか?」 「勿論さ。ほれ、何がしたい?」 もちろん許可なんて取っていないし、ウオシスの両親に至っては顔さえも知らないが、それはこの際置いておく。 「えっと、えっと……」 「ゆっくりで良いんだぞ」 うんうん唸るロリシスを優しい目で見る。 92二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20 28 41 「えっと……とってもわがままなんですけど、それでもいいですか?」 「ああ、勿論だ。何だって言ってくれ」 「なら、おさんぽがしたいです」 「わがままなのか……まあいい、了解だ。歩くか?それともおぶってやろうか?」 「わたし、ひとりであるけます」 「そうかそうか。そりゃ結構だ。202はどうする?」 「部屋に居るっす。あとロブトレさんから絵本借りてくるっすね」 そう言って部屋から出て行く202を見届け、ロリシスの手を優しく握る。 「じゃ、行こうか」 「はい!」 部屋を出て、廊下をロリシスの歩幅に合わせて歩く。 「どこに行きたい?大体のはあるぞ?」 「おそとに、でてみたいです」 「外か。了解した」 ロリシスを抱っこして階段を降り、中庭へと向かう。その道中で、ネイトレがいた。 「あ、親父さんこんにち……え?」 「おう、ネイトレ。ほらお嬢ちゃん、あいさつだ」 「ねいとれさん、こんにちは」 「お嬢ちゃん……え?ウオシスはちゃん?え?はぇ?」 「おちつけおちつけ。これはだな」 かくかくしかじか。こうなった経緯を説明する。 「なるほど……って納得はできませんが」 「まあどうせいつもの三女神だろう。抱っこしてみるか?」 「いいんですか?」 「良いか?お嬢ちゃん」 「はい、わたしはだいじょうぶです」 その返答を聞いてネイトレにロリシスを渡す。 「きゃわ……あぁぁ……」 「中庭まで行く予定なんだが、何か忙しかったか?」 「いえ全く!!」 93二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20 29 19 そう答えて親父に同伴して中庭まで歩く。ウオシスはネイトレの腕の中でキョロキョロと忙しなく周りを見ている。 「ほら、着いたよウオシスちゃん」 「自由に走ってきて良いぞ」 ロリシスを降ろし、キョロキョロしている彼女をみる。 「どうしたんだ?」 「えっと、さっきのきんいろのうまむすめさんの、はしるのがみたいです」 「だとよギムレット」 「そうか……娘に頼られたならば仕方がない!」 瞬時に親父の目が金色に変わると、ほれ、とおんぶの姿勢になる。そこにウオシスを乗せると、中庭をスピードを抑えて駆ける。 「どうだ娘よ!たのしいか?」 「はやいです!とってもはやいです!」 「ネイチャの!娘はどんなだ?」 「とっても楽しそうですよ!後で代わってください!!」 その後もネイトレに交代して中庭を走り回り、終始笑顔だったロリシスをギムレットに渡し、満身創痍のネイトレは反対側に向かった。 「楽しかったか?娘よ」 「はい!ありがとうございました!」 ニッコニコのロリシスと共に再びトレーナー室へ戻ると、202の他にロブトレがいた。 「青いのにロブロイのもいたのか。どうしたんだ?」 「202さんが絵本を借りたいとおっしゃっていて、理由を聞いたらウオシスさんが小さくなったと聞いて……私も見てみたかったんです」 「そういうことならほれ、娘よ」 「まあ、かわいらしい……」 「えっと、ろぶとれさん、はじめまして」 「ふふっ、その姿では初めましてですね。どんなおほんがいいですか?」 絵本をいくつか見せてロリシスがこれがいいです、と一冊の本を指差す。 94二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 20 29 47 「なるほど……では少し、失礼しますね」 「ふぇっ!?」 そういうとロブトレはロリシスの脇を持ち上げ、膝に座らせる。 「では、読みますね。むかーしむかし……」 その本は、とある少女の話だった。牢獄のような厳しい制約の家から抜け出し、厳しい試練を乗り越えて、その途中に出会った運命の人と一生を添い遂げる話だ。 「わたしも……あえますか?」 「運命の人、ですか?ええ、きっと会えますよ。私も、私の英雄と出会えましたから」 ロブトレがロリシスをそっと撫でて言う。まるで自身の過去を思い出すように。 「お眠ですか?」 「ねむく……ないです……」 「大丈夫ですよ。ゆっくり眠ってください」 ゆっくりと眠りに落ちていくロリシスを見ながら、ロブトレは微笑む。 眠りに落ちたことを確認すると、親父が顔を出す。 「申し訳ねえなロブトレ。読み聞かせだけじゃなくて寝かしつけもやらせて」 「いえ、大丈夫ですよ。でも、ウオシスさんが……」 そう言われてソファの正面に回るとか顔色が悪い。それに何やら魘されているようだ。 「……なさい……と……さま……ごめ……」 「……ロブトレ。いいか?」 はい、とロリシスを親父の腕の中にそっと預ける。 「よしよし……大丈夫だからな。みんな、そばに居るからな」 きゅっ、と小さな手で親父の服を掴む。 それはまるで本当の父親のようで、親子のようで、とても優しいものだった。 おしまい なんでここまで長くなったんですか…? ロリシスは精神とウマ娘としての肉体が幼少期に戻った感じですね。そのせいでトレーナー達のことは何も知りません。 この後2日ほどして戻ったんですが、その間ギムレットがロリシスを甘やかしまくってウオッカに怒られました。 親父さんとギムレットさん、ネイトレさん、ロブトレさんをお借りしました。エミュ自信ないので腹を切ります。 ≫102二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 21 10 54 「あっ、こんにちはタイキトレ…って、なんか縮んでる?」 「いやー、朝起きたらこうなっててねぇ…」 微妙な表情をするサトトレの目の前に立っているのはロリになったタイキトレ…その身長はサトトレを下回っていた。 「…それで、僕と同じくらいの身長になった気分はどうかな?」 「うん、高い所に手が届かないのが凄くつらいわ〜…おん?」 サトトレの奥から歩いてくる二人分の人影に反応するタイキトレとそれに合わせて振り向くサトトレ。 「あ…タイキトレさんもですか」 「あら〜…私と同じく小さくなってますね〜」 ブルトレとロリ化したグラトレ、そんな気の抜けた感じの二人に手を振るタイキトレと更に苦笑するサトトレ。 ブルトレ以下のサイズのグラトレに、担当が掛かっていないだろうかと思考するサトトレの横で回り込むブルトレ。 「確かにサトトレさんが前言ってた通りそんなに寒くはないけどさー、他が色々面倒になるのよね」 「ちっちゃいものというのは、そういうものなんです。…えい」 後ろから抱き締める形でミニタイキトレをホールドするブルトレ。何か考えてそうで特に考えてないタイキトレはブーたれていた。 …一方でサトトレとグラトレは、グラトレが低くなった身長に少し慣れてなさそうなのを見かねて近くで支えていた。 「慣れない内は一人で歩くのはやめておいたが方が良いと思うよ。それに、よく迷子になってるみたいだし」 「ありがとうございま…っ!」 案の定小さくなった歩幅に慣れずバランスを崩すグラトレ。サトトレがすぐに手を引き自分の身体に凭れ掛からせる。 「ふぅ…危ない、もうちょっと危機感を持って…僕が抱きとめれたからいいけど…」 「すみません……でもそれと、抱かれる感覚というのは案外悪くないですね〜」 「でしょ〜」 「相変わらずですねタイキトレさん…」 珍しくいつも抱く側の二人が抱かれる構図、凄くほのぼのとしていたそうな。 短文失礼しました 抱く側と抱かれる側をロリ化したことで反転させてみました。ちっちゃいもの倶楽部の臨時会員が増えそうです。 ブルトレサトトレは子供らしい側面と大人である一面がいい比率で両立してますよね。精神までロリ化トレも明日までに書いてみたい。 ≫107二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 21 37 51 ズズズ……ズズズ…… 何やら固い物を引き摺る様な音が聞こえてきている廊下。 その音の発生源を見てみると、薙刀を重そうに引き摺るグラトレが居ました。 「お、重さはどうにかなりますが〜……長くて支えられないですね〜……」 トレセンを突如として襲った謎のロリ化現象。 当然の様に巻き込まれたグラトレは、随分と身長ご縮んでしまったのでした。 「今の身長は135cm……流石に長柄の物を持つのには身長も腕の長さも足りてませんね~……」 元々は175cm有った身長。 それがウマ娘となった事で20cm下がり155cmに…… それでも鍛えていた体幹とウマ娘の膂力で槍や薙刀を振り回せていたのですが。 そこから更に20cmも下げられたら流石に持つ事にさえ支障が出てしまい……というか今現在支障が出ています。 「とはいえグラスとお揃いの大事な薙刀を放置する事など出来ませんからね~」 という訳で、トレーナー室へ石突側を廊下に引き摺りながら向かいます。 ……ちょっと廊下を傷付けながら引き摺っているので、後でたづなさんに謝らないといけませんね。 「グラトレさん? どうしたんですか?」 「おや、サトトレさん」 そんな風に薙刀を廊下に引き摺りながらトレーナー室へと向かっていると、サトトレさんが声を掛けてくれました。 「グラトレさん……随分小さくなっていますね、もしかして今話題になっている?」 「ええ、ええ、20cmも縮んでしまいまして〜」 ウマ娘となった後では12cmの差で上から見ていたサトトレさん。 それが今では8cm差で見上げる側となりました。 改めて思いますが、この学園どうなっているのでしょう…… 109二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 21 38 13 「運ぶのを手伝おうか?」 「……良いのですか?」 どうやら薙刀を苦労して運んでいるのを見かねたのか、サトトレさんは薙刀を運ぶのを手伝ってくれるそう。 救世主は此処にいました。 「では、刃の方は私が持ちますのでサトトレさんは石突の方をお願いしますね〜」 「(石突?)……刃とは反対側かな? 分かったよ」 そういう感じで、ロリ二人で薙刀を頑張って運び始めました。 途中、私達を手伝おうとしてくれていたマヤトレさんが、何故か取り押さえられてましたが…… あれは何だったんでしょうか…… 「到着ですね~、助かりました~」 「無事到着出来て良かったよ、それじゃあ僕はこれで」 「……! いえいえ、お待ちくださいな~」 トレーナー室へと無事に運び終わり、早々に帰ろうとするサトトレさんを慌てて呼び止めます。 恩には礼で返すもの……何も無しで返しては仁義に反するというものです。 「和菓子しか有りませんが、お時間が宜しければお礼をさせて貰えないでしょうか~」 「それじゃあ……お言葉に甘えようかな」 「ええ、ええ、ぜひ、そうしてくださいな~」 呼び止められたサトトレさんは、私のお礼をしたいというお願いに快く頷いてくれました。 重ね重ね有り難い話です。 110二次元好きの匿名さん22/04/10(日) 21 38 33 「粗茶ですが〜」 「ありがとうございます」 トレーナー室へと迎えたサトトレさんにお茶と和菓子を用意して差し出します。 「改めて〜、いつも私が抱きしめていた大きさに自分もなると、サトトレさんの苦労が身に沁みるというものですよ~」 「僕は慣れたよ……でも、確かに今では僕がグラトレさんを抱きしめる側になれそうだね」 「確かにそうですね〜」 「……やってみる?」 そう言ったサトトレさんは腕を広げました。 「……では、失礼して〜」 それを見た私は、せっかくなのでそのままサトトレさんの腕の中にすっぽりと納まります。 「抱きしめる側はこういう感じなんですね」 「抱きしめられる側はちょっと手持ち無沙汰ですね~……フアァッ……」 そんな普段と逆になった感想を言い合っていましたが、体温の高いサトトレに抱きしめられていたからでしょうか何だか眠気が襲って来ました。 「フアッ……サトトレさんに包まれていると〜……フアッ……何だか心地良く眠くなりますね~……」 「うん良いよ、そのまま眠っても」 そう言ったサトトレさんは私の頭を撫でてくれます。 その心地良さにそのまま瞼は閉じて…… 結局、私が目を醒ますまでサトトレさんは私を抱きしめていてくれるのでした。 うまぴょいうまぴょい ≫136二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 01 05 19 『子供になったからと言って止めるわけにもいきませんので』 ボフン、といった音が空き教室に響く。 生徒中の目が煙に包まれた教師の目に注がれる。 「おや、これはまた……なんとも面妖なことになりましたね」 「いやバントレ先生、落ち着き払ってますけどだいぶダメでしょこれ。面妖っていうか面倒でしょ」 煙が晴れたころには身長が大幅に縮んでしまい、ぱっと見では小学生か幼稚園生かと言わんばかりのサイズになってしまったバントレの姿がそこにあった。ご丁寧に仮面までしっかり縮んでいるため、服はダボついたままだというのにしっかりと顔は隠れている。惜しいと思った生徒が数人。 「ふぅむ、しかして貴女達としてもここで勉強会を止めるわけにもいかないのでは?明日がテストなのでしょう」 「それは……そうなんですけど……」 困惑する生徒たちをよそに、拾い上げた指し棒をぱしぱしと手に振り下ろすバントレ。その様子は先生から棒を借りて遊ぶ子供のよう。かわいいと思った生徒が数人。 「いえ、しかしこれでは皆さんの答案を見るのに不便ですね……そこの、グレープガーデンさん」 「は、はい」 名指しされた生徒がびくっと反応する。 「暫く……そうですね、戻るまでの間私を脇から抱え上げてもらえますでしょうか?」 「えっ、いや、えっ?あっはい……えっ……?」 そういうことになった。 「はい、そちらで正解です。今回の場合、彼が事態に直面した時何を感じたか……という設問ですが、選択肢はどれも上手く表現を変えられていますね。なので、言葉の意味とそれの指し示すものをしっかりと把握すれば問題なく正解できるでしょう」 (うわぁ……後頭部からすんごくいい匂いがする……) 脇のあたりに手を差し込んで、リフトアップする……つまり、グレープの顔の前あたりにちょうどバントレの後頭部が来る。 ふわふわと少しばかり漂ってくる髪の匂いが、グレープの鼻をくすぐる。 「そちらは惜しいですね、数式の中盤でスライドさせるべき数値が変わってしまっています。時間の許す限りではありますが、計算終了しても元に戻せるかを確認するべきですね」 (フローラルっていうか……高級そうなお花のシャンプー……?しかもサラサラだぁ……) かなり子供っぽい声音になってはいるが、いつも通りの優しい口調が教室に響く。ついでに、金糸のような髪と柔らかな花の香りがグレープの意識を搔き乱す。 137二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 01 05 27 「単純な誤字ほど恐ろしいものはありません。たった一文字、されど一文字……英単語はきっちり覚えましょうね。ではグレープガーデンさん……グレープガーデンさん?」 「はぁ……すごいいい匂い……ハッ!何でしょうか先生!」 つい、グレープの口から正直な感想が漏れだす。羨ましそうに見つめる生徒が数人。 「いえ、答案を見ますので……今更ですが、腕は大丈夫ですか?」 なんだかんだで持ち上げながら十数人分の机一つ一つを歩いて回っていたので、腕にはそれなりの疲労がたまるはずなのである。だが、グレープは匂いに集中していたせいなのか、あまり疲労の色は浮かんでいなかった。 「あっ、はい。堪能しました……ああいや違う、特に疲れてません」 「そうですか、それは安心しました。……ふむ、大方正解ですね」 その後の勉強会やテストを含め、、妙に答案の正答率が上がったグレープガーデンのせいか、バントレの髪のにおいを嗅ぐと頭がよくなるといった具合の噂話が流れたとか、流れなかったとか。 ~おまけ~ 「だからやたらとトレーナーさんの後頭部に視線が送られてたわけっスね……」 「人の噂も七十五日、と言いますし、しばらくすれば落ち着くことでしょう。もし匂いが学習への効率上昇につながるのであれば、いくつか用意しておくのもありかもしれませんね」 「いや、そういうわけでは……まあいいっスけど……」 「それとも……いっそ、嗅いでみますか?バンブーさん」 「ほぁ!?い、いや別にアタシは……」 「ふふふ、言ってくれればいつでもお裾分けしますよ。グルトレさんにいつかのお返しにと頂いたものですが、本当に良いものです」 「あ、そういうつながりでもらったやつだったんスね」 ≫155二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 08 38 21 …トレセン学園、トレーナーが相次いでロリ化するという(いつもの)怪奇現象が発生してる中、ファイ男はファイ女を訪ねた。 「ファイトレ(女)さん…、…!?」 「ねぇ、ここ何処か知ってるの?」 「…はい?」 「私は────────って言うのだけど、貴方は?」 …困惑していたファイ男はここでようやく彼女が精神までロリになっていることを把握し、頭を抱えながら連絡を取った。 ──⌚── 「…なるほど、大体分かったわ!でも、随分と教えるのが上手いわねファイ男さん、私の家庭教師にでもなってくださらない?」 「う、う〜ん…」 「ねぇねぇ、二人とも私のトレーナーだよ?放置されたら、私拗ねちゃうかも」 合流したファインと共にロリファイ女に現状を伝える。幼少から聡明だったのか、ファイ男が上手とはいえすぐに彼女は理解した。 (即興で軽くここにいるカバーストーリーをつけてたとはいえ、こんな状況でも混乱すらしないのか…でも…) 「…ファインさん、私、ここをもっと知りたいの。この異国の地のトレセンはよく分からないけれど、危ない訳ではないから」 「いいけど…なんでかな?」 「だって、きっと楽しいわ!」 ───そのファイ女の眼はファインのようにキラキラと輝いており、ファイ男はその瞬間に色々と諦めて見惚れた。 当然、こう言われたファインが止まる訳はない。二人で揃って飛び出していき、ファイ男は慌てて追い掛けることになった。 ──⌚── 「ほう、珍しい客だねぇ…キミが子供を連れてくるとは」 「えっと、タキオンさん。私、その研究が凄く気になるの!参加してみてもいいかしら!」 「くくっ、自分から志願するのかい?…勿論構わないとも。では早速…」 「そこで緑色に発光してる不タキトレさんみたいに発光させるのかしら?」 「そうだねぇ…」 「ファイ男、止めた方がいいんじゃ…」 「…」 「あっ(察し)」 156二次元好きの匿名さん22/04/11(月) 08 38 45 ──⌚── 「ファイトレ(女)さん、その…」 「なるほど、ゴーストに触られる感覚ってこんな感じなのね」 「お友だちが嬉しそうな…振り回されてるようにも…見えます。」 「ねぇねぇ、お友だちに今座ってる椅子を浮かせられないか頼めるかな」 「今日は凄くグイグイ来ますね二人共…」 「…そういうものなんだ…」 ──⌚── …一日中ファインとあちこちを回り、満喫出来たのか凄く嬉しそうな表情で見てくるファイトレ女(と乗っかるファイン)。 一方で、ファインのような破天荒が二人ということで止めに入ったり色々していたファイトレ男は肩で息をしていた。 「…楽しかったわ、やっぱりまだまだ私か知らないことは沢山あるわね。…でも、寧ろそれにワクワクするの」 「?」 「だって、世界はきっと輝く面白い物ばかりなはずだから。それを全部知って楽しむまでは死んでも死にきれないわ!」 …ロマンチストでキラキラな感情豊かな少女。ファインを思う彼女の理由の一端が分かった気がした。 「あ、そうだ。御二人に伝言を頼んでもいいかしら。宛て先は…未来の異国の地でトレーナーをしてる私かな?」 「!?…気づいてたの?!」 「え?だって、今ここで子供になる怪奇現象が起きてるんでしょ?それに、私が知ってる日付よりもずっと未来だってカレンダーが示してるもの。…じゃあ、多分未来の私が巻き込まれてこうなってるんだって仮説を立ててたけど、合ってるみたいね」 「…その通りだよ。それで、その伝言は何かい」 「じゃあ…『未来の私へ、きっと過去の私よりもっと多くのことを知ってるはずだけど、今とっても楽しい?』ってお願いね!」 「………了解した」 ───その後、ファイトレ(男)とファインがその伝言を話したのかは当人達のみぞ知る秘密である。 短文失礼しました 精神までロリ化したファイ女です。ロリファイ女とファインとその姉でファイ男を挟んだら多分彼は振り回されて倒れるでしょう。 ファイ女の幼少期はファインと同等以上に行動する破天荒知りたがり娘です。伝言は今の彼女に伝えたらきっと… ページトップ part○○~○○はこちら ページトップ
https://w.atwiki.jp/ng2key/pages/10.html
まだですよ~
https://w.atwiki.jp/oden_mix/pages/23.html
もみじもみもみー . ___,. -‐''"7__,,..-─ァ ', </ /-‐─-='、Ζ、 6'\ヽ/ `>ノ ) ヽ.フ _ _,,..-‐'";´ヽ. / ̄7´ < ´) ,'1'--‐`''"´.', .., i__,,.. -ヘ. ', ̄| `> 、_) 〈○O | .., | ,ノL  ̄,ハ < l ) |」__ _,/ .., |-‐'ツ厂 ; ヘ、 _ノ∧ `>ー-‐'"7,勹-‐‐-ー': !=--、 .., |´"'' ー、'"シヽ.. σ' , '∠_ヽ、 __フ( :.| i .., | ノ∠;  ̄ ̄~`ヽ、 -‐< !、 :,',.-< .., /___,,..-‐ベ__/ ̄ `ヽr-、..,,_____,,.>フ` ̄ ̄`` ー"´ヽ;/ ___ { } ┌‐--―--―-┐ ,....__} l_ .} ┌┐ ┌┐ { 〈_.... ___,.ニ └┘ └┘ | .} {_,.-、 } ┌┐ ┌┐ | ノ ノ .l └┘ └┘ { , - " i ´ {__,..-┐ ┌-、__,} ヽ、_/} { } { .} {. l | r― } ! | ヽ... - " `ー ゙ ,..._ く~`ヽ く ヽ } 〉 } ( __...! (... -‐- 、 /~`ー-‐ ′ `" __,,,.. ,.....__ノ `ヽ、__,.. ┐ i "_ i′ i′ { { ヽ` ´ / | ! `ー " ! ヽ.....__......、 ヽ、 〉  ̄~~ ..二二.. i"" ー "´_.........._ `ヽ `ー-‐ "´ ヽ , ノ , r―― " ,/ `ー―‐ "´ ○ ○ }}}}}}}
https://w.atwiki.jp/migiufun/pages/18.html
1回分のログだけでもかなりの量になるのでとりあえず5回分で1ページとしました。 第85~第89回 右うっふん会報告:長安要塞(人んち)に無断侵入で隠れんぼ まへまへ 2009/02/14土曜日の第85回右うっふん会はー 久々の隠れんぼだあ~~~ サブのへまへまで敦厚右うっふん前に9時前に到着したら 集まってくれたのが久しぶりの桃華☆絵里さん、それからディアナさん、エイヤさんだー ディアナさんはコアさんだ。コアさんがディアナさんで参加するのは初めてらしい。私はなんかもうずっと前からディアナさんでも参加してたよーな気がしていたよ。 で、花色さんが「カクレンボしたいって言ってからカクレンボはどーか」と言ったら、そうする事に決定。ってゆーてる内に花色さんも来て、場所は長安要塞に決まった。 いざ長安要塞に出発! あ、そうそう。敦厚でその話をしていた時、謎の盗賊さんがあらわれたんだ。トンバリンさん、だっけ?右うっふん会を見物にきたらしい。参加しないと、ちょっと見学しただけじゃあ右うっふん会はわからんと思うんだが~~ 職装していたので、参加しませんかーって言うのを遠慮してしまったが、遠慮せずに言えばよかった。まあ、とりあえずSS撮ってくれたらしいので良しとしよう。 揚巻さんが来たのがその前だったか後だったか記憶が判然としないんだが 長安要塞に着いてから揚巻さんの、「ハッピーバレンタイン!ペペロ愛のばら撒き作戦」が遂行されました。これはどういう作戦かというと、揚ちゃんが「おーっほっほっほ、私のチョコを拾うのよーメンズたち~~」とペペロをばら撒き落とし、猿がせっせとそれを拾う、という作戦です。 メンズたち? 続いてエイヤさんの「メリーバレンタイン!お金ばら撒き作戦」が遂行されました。これはどういう作戦かというと、エイヤさんが「おーっほっほっほ、この中に10Mが含まれているわよー」とお金をばら撒き落とし、猿がせっせとそれを拾う、という作戦です。 そんでカクレンボ開始ー ルールは「総合掲示板」の「 大日本帝国ギルドイベント企画等募集スレッド」24の記事を参照してくれたまへ 鬼を決める方法は、エイヤさんが「生命の母A」とかなんとかいうアイテムを落として私がそれを拾い、そのアイテムが配布された先の人が鬼。アイテム自動取得にしてるからね。誰に分配されるかわからない、という寸法だ。前に掲示板で揚ちゃんが言ってた奴だね。 で、鬼になったのがその揚ちゃん。揚ちゃんが100数えている間に 隠れろ~~ 私は山の中に隠れた。前に馬おにで、まへまへが鬼になった時、エイヤさんが山の中に隠れて、まへまへはよー見つけなかったのだ。 地図でみると、街中に隠れている人が多い。うんうん。気持ちはわかるぞー。気持ちがわかるだけに、鬼も真っ先に探しにいきそーだ。 だが、なかなか見つからないみたい。 画面の端にチラリと人影がひるがえってヒヤリとする。右上のマップに黄色い光点が移りこんだらアウトだ。誰かいるってなったら、それは右うっふん会の人以外いないわけだから、探しにこないわけがない。でもどーやら助かったみたい。 エイヤさんが「やばい」って言ってこっちに走ってきた。山の中に上がってくる。揚ちゃんに見つかりそうになったらしい。 そんなこんながあって、ついに一人目の犠牲者が!→ディアさん 一人目が見つかると、次から見つかるのは早い。桃さんが見つかってエイヤさんが見つかって花さんが見つかって。 その間に10時になって、台風さんとグンダリさんがインしてきた。鬼じゃない人増員! でも二人とも長安要塞じゃなくて飛賊の方の要塞にいったみたい。ちゃんと参加するっというわけにはいかんかった。 という事は最後残ったのはへまへまだ。逃げろ隠れろ身を伏せろ~~ このタイミングでオチました。 うぉい!ジャストタイミングじゃないかこのやろう。これじゃ私がズルしてるみたいじゃないかあああ! シルク終了した直後はPCが重くなっているんだが、気にしている場合じゃない。すぐに再ログインだ。 比較的短い時間で再ログインできたが、インした途端に揚巻さんにつかまる。 しゅ~~りゅお~~~ へまへまはオチたので選外として、優勝者は花さんとなりました。 おめでと~~。副賞として、揚巻さんから虎が送られた。そういえば私も虎を持っているなあ 今度は台風さんとグンダリさんを加えて、2回戦だあ。今度はオチないようにしないと(どーやって) へまへまがオチたので、最初の鬼はへまへまに任せてもらいましょう。100数える。 あ、すぐにチャット不可状態になりやがる。なんだこのチャット不可状態ってのは。カウントがなかなか先に進まんではないか~~ あんまり遅いので他の人にオチてないか心配させてしまったよ。 ようやく数えた。さあ探すぞ。しかしこんだけ広いと馬にでも乗らんといったりきたりが出来んなあ。 如星(ルーシン)さんがこの前後でインしてきてさらに参加。右うっふん会にぎやかで大変嬉しいです! とりあえず隠れる所のたくさんある街中は、人情として隠れたくなる場所だ。真っ先に探すべきであろう。 東側=左側の町には誰もいなかったけど、西側=右側には3人もいた♪ 桃さん草っぱらに隠れている、みっけ~~。草っぱらはわかりにくいっっ 他の2人はその間に逃げてしまったみたい。すばやい・・・ だが、これで勢いづいた。この勢いで一気に探すぞーーー、と馬で走っていたら誰かとすれ違う。 おお!ルーさんが突っ立ってる! 駆け寄ろうとしたら逃げた! 白チャで「ルーさんみっけ」って言わないと見つけた事にならんが、そんなん打ち込んでいたら逃げ切られてしまいそお で、ようやく追いついて止まってくれたので「ルーさんみっけ」て言えた。 あとは私が見つけたわけじゃないけど、ディアさん、エイヤさんが次々見つかる。私も負けてられーん!って気張ったら、揚ちゃんが他の人に見つかった所を発見。たしか桃さんだったっけー。その次に花さんがつかまって・・・あれ?台風さんが捕まったのっていつだっけ?一応つかまった順番をメモしてたんだけど、台風さんの捕まった順番が書いてない! うーん と考えたフリをしてみても覚えているはずがない。 ともかく、このたびの優勝者、最後に見つかった人はグンダリさんだった。フィナーレは、仲間を失い一人きりで隠れている気持ちを想像してニヤニヤしながらみんなで探しまわる、という、このゲームの醍醐味だ。だがへまへまはその間、街中にいて出口を見失い、右往左往しててその醍醐味を味わう機会を失してしまった。 グンダリさんも見つかって、優勝者授与式。へまへまからグンダリさんに虎2個がおくられまーす。ぱちぱちぱち あ、そうだ。副賞は最初の鬼が優勝者になんか送るってゆーのは、なかなか良いルールではないだろうか? さて時間もいい具合になってきた。これにて今回の右うっふん会かいさーん。 とはならずに、花さんが中心になってちょっとだけマント戦。私も花さんからマントもらって参加したが。 花さんは常にマント戦する為に人に貸すマントを常備しているらしい。マント戦大好き人間だ! 花さんからもらったマントは、ルーさんに渡しました。へまへま死にすぎ。しかも台風さんの近くでもらい死にとか。 それから解散になりましたー。 右うっふん会報告:第一回イリオス死にまくり大会 まへまへ 2009/02/21土曜日の第86回右うっふん会はー イリオス・サーバに遠足でした! 最近集まり始まるのがはやーいなあ。 9時前には台風さんと義星さん、ケロちゃんに花色さんが参加して、ほんで9時前後にエイヤさんだ。あと、NamelessWizzという、なんだかプログラムのテスト用データみたいな名前の人が参加したんだが、この人は「I can only speak English ,German and Dutch」という人だった。 一体何を基準にしてこのptmに参加しようと思ったんだろうなあ。意思の疎通がほとんどできず、カタカナ英語でごまかす私達。花ちゃんがドイツ語で話しかけたけどねー。特に返答はなかった。 英語出来る人がいないって時点で、こりゃ間違ったかなあと名無しの魔法使いさんも思った事だろう。よし、NamelessWizz=名無しの魔法使いだから、ナナちゃんと呼ぼう。 それから如星のルーさんが来た所でPTがいっぱいになったので、きさらぎってどんな字だったっけ。如月。そうそう。なんかカッコいいねえ。月の如く星の如く。「如星」って書いて、なんか「きさらぎ」みたいなカッコいい読み方ができたらいいのに。欲しいと思ったものは自分で作ればいいんじゃないか。よし作ろう。「ことほぎ」。長寿の祝いかよ。 んで台風さんがもう一個PTを作るために抜けたのですが、その後で新人さんのモスバンゲルさんが来たので再びPTがいっぱいに。 こうして私達はイリオスに出発したのです。 イリオス遠足のルールは、まず、女の子のキャラで作る事。みんな同じレベルで遊ぶ為に、新しい人はみんなで手伝ってレベル上げる事。この二つだ。そして更に言うなら、Lv20に達したら盗賊になって半裸で走り回る事。コンスの馬小屋前で待ち合わせする事。白チャで盛んに「うっふん」「うっふん」と言って周囲を威嚇する事。最後の三つはルールというのとはちょっと違うような気がするがそれはともかく、さすがにナナちゃんは来なかったようだ。意思の疎通が出来なかったからなあ。 ここでイリオスでの名前を整理しておこう。右側がイリオスでのご芳名 台風さん =のぞみちゃん 義星さん =ジュダイちゃん ケロちゃん =オカサーファちゃん 花ちゃん =C-3POちゃん エイヤさん =孤児少女。ちゃん ルーさん =Milliaちゃん モスバンゲルさん =ビリリスちゃん まへまへ =ぼえちゃん 総勢8名、うっふんうっふん言いながらコンスの馬小屋前に集合です。 しかしギルド右うっふん団はまだLv1のギルドだから、あんまりメンバーが入れられないんだねー。定員オーバーで、義星さんとルーさんが入れなかった。これはギルドのレベルを上げて定員を増やすしかないぞ。それにはお金儲けだ!3Mくらいいるらしい。なんと、それだったらぼえ(私)が10万円持ってるぞ!と思ってギルマスの台風さんに渡そうとしたら、そうじゃなかった。3Mとは30,000円ではないのだ。3,000,000円。3百万円なのだ。まるで宝くじのような桁ではないか。あかんなあ。何べんきいてもいつも間違える。思い出しても恥ずかしいぞ私!というわけで、当面はとても手の出る金額ではない事が判明。とりあえず新しい人がいっぱいだから今回もレベル上げだねー。 クエするとクリアでおまけの経験値とかもらえてお得だぞ、と思ってクエとってきてもらったけど、考えてみたら、Lv10までは死んでも経験値減らないからいくら死んでも大丈夫なのだ。だから橋の所にいる鳥さんトコいこー と言って橋の所に向かいました。クエとってきてー、って私が言ってわざわざクエとってきてもらったのに、この理不尽な針路変更。申し訳ない事だ。いや、ホントにごめんねー。今気がついた。 その間、エイヤさんはコンスで露店。ギルドのレベルアップの為の礎となろう、というわけだ。 さてこちら、新人さんレベルアップ隊。ぼえも、もうLv20だから鳥なんか軽い軽い♪と思っていい気になっていたら、到着した途端、鳥のジャイアンがいる。Lv20くらいでしかもWizなのに、もつかー! 到着してすぐに死ぬ。 コンスにとんでから、慌てて戻ったらもうちゃんと台風さんがやっつけてくれてました。 しかし、その後もまたジャイアンが。そしてその後にもジャイアンが。更にまたジャイアンが。てな具合にジャイアンが次々現れて、台風さんが全部倒してくれました。 そんなこんなで何度か死にながら、11時くらいには新しい人みんなLv10近くまで行って(何人かはLv10になったのかな?)とりあえずお開き。 レベル低い時は比較的レベル上げやすいとはいえ、やはりLv20まで行こうと思ったらなかなか大変だ。 エイヤさんの方はというと、さっぱり売れなかったらしい。イリオスの人はサイフの紐が硬い。きっと経済的にとっても苦しい目に合った人達ばっかりなんだ。平たく言うと貧乏。 その後2次会というわけでもないのだが、花ちゃんが、「Lv10まで上げとこう」っ言ったので私も付き合う事にした。その間Milliaさんは、密かにクエをこなしていたらしい。クエ2つクリアしたと言っていた。そこへたりちゃんと揚巻さんがイン。以下、対応表。 たりちゃん =みぐちゃん 揚ちゃん =甘夏ちゃん ここらへん、例によって記憶があやふやなんだよね。覚えているのは、たりちゃんがPTに入っていない事に気がついてなくてとても失礼な事をしちゃった事、それからさっきまで調子良かったルータがまた回線切断して、オチちゃった事。そんで再びインしたら台風さんとエイヤさんもいなくなって・・・ そうそう。なんか知らんが突然盗賊のカッコにしたくなって盗賊になったんだ。 どこにいるのって言ったら、みんなでなんかのお店の前にタムロっているってゆーんで一緒にくっちゃべった。そんで揚ちゃんが「眠くなったから落ちる」つって、実は私もその頃にはちょっと偏頭痛がし始めてたんで、まあそこでオチちゃったわけだよ。 しかしイリオス、お金儲けしなきゃだなあ 盗賊は商人よりワリが悪くてお金儲けには不向きだからなあ あ、それから、右うっふん像の前に集まったら、出来るだけ白チャでくっちゃべりたいです。知らん人が来たときにPTチャとか同盟チャで喋ってると、なんか閉鎖的サークルっぽいから。知らん人でも気軽に入ってきて一緒に遊べたら理想的 というわけで 皆様よろしゅーに 右うっふん会報告:ダベダベ~ まへまへ 2009/02/28土曜日の第87回右うっふん会はー なんかよくわからんけどパンドラとかマントしながらずっとダベってた♪ 最近集まるのがずっと早くて、9時になる前に桃華☆絵里さん、eiyaさん、如星さん、グンダリさんが集まってくれた。 それから、なんとちゃんじゃさんが戻ってきた~~~! ネット環境がずっと整わなかったらしい。 お帰りーー♪ ついこの間も揚ちゃんと「ちゃんじゃさんいなくなったのはやっぱり寂しいねえ」って喋ってたばっかりなんだ。ちょー嬉しい。 それから台風1号さんがきて、美愛華さん、揚巻さん。 この段階でまへまへ入れてもう9人だ。PTは8人が定員だから二つにしないと。 ってわけで久々に左うっふん会登場~~ しかし16人を超える事は当面ないんだろうけど、その内本当に16人を超えたら、3つ目のうっふん会はなんて名前になるんだ?中うっふん会? へん~~w、なんかオカマの暴力団、みたいな名前ー さて今日の右うっふん会は何をするかというと、 花ちゃんとたりちゃんがいってた「全取得ペット撲滅作戦」をしようと言う話だ。 これは何かというと、詳しくは総合掲示板の「大日本帝国ギルドイベント企画等募集スレッド」に書いてくれてるのだけど、ごく簡単にわかりにくく説明すると「矢やボルトを落としまくってみんなの全取得ペットを動かなくしようテロ」だ。 しかし言いだしっぺの花ちゃんやたりちゃんがいないのに、これを実行するのは、どーかなあ 「今日はこれやるんでしょ?」 やるよ。もちろん。 私は流れに流されるのに一片の躊躇もない! なんか雰囲気的にやろうやろうという感じになってたので、「全取得ペット撲滅作戦」やる事にー ってわけでとりあず、イベントリいっぱいになるまで矢を大量購入。 戻ったらエイヤさんがパンドラやるよーって敦厚西のパンドラ会場にみんなを引っ張ってった。 あ、私も私も~~ でも袋の中、矢でいっぱいなのに、これじゃドロップあっても拾えないよー まあいいや。ドロップって未だに飴を思い浮かべるね。なんであの飴の事をドロップっていうのかねー。あんまりおいしくて、涎をドロップするからかな んでパンドラ開始~ パンドラはPTの人数分、mobが現れるから、PTの人数が少ないともったいない。 ただ、今回はその逆で人数が多くて一つのPTに入りきらないので、一人あぶれるんだ。そのもう一つの人数の少ない方のPTにエイヤさんが入ってきて、一旦町に戻り、瞬く間に人数を集める。 まさに電光石火。よくまあこんなに短時間に、と思っていたら「なんかよくわからないんだけど」って言ってる人まで参加させられてる。ひえ~~、ホンマの電光石火やったんか。エイヤさん通った後、感電する人多数~~? とにかくそんなエイヤさんの活躍のおかげで、このパンドラでまへまへもついにLv40にレベルアーップ! これで倉庫に眠ってるあの防具が身につけられるぞ。帽子だったっけ?よく覚えてないけど。あーパンツはきたい。 花色さんとkakeiさんが参加したのが、このパンドラの間だったと思う。確か。今回はここらへんから早くも記憶が一気にぼんやりしだしてる。花色さんと言えば、如星さんを叩いて名前をピンクにするちょっとオチャッピーないたずら小僧だ。今日もいつの間にか名前がピンクになってたなあw。そーいえば。 kakeiさんは右うっふん会参加、とっても久しぶり♪ エイヤさんの集めたメンバは、もう名前がよくわかんなくなっちゃった。Pさんって人がいたような気がする。いやもう、ほんとうにわからん。 とにかくパンドラが終わって、その人らも解散した後、なぜかマントが始まってた。 美愛華さんが「マントと指輪もらったけど、どうしたらいいんでしょー」って。 私はイベントリが矢でいっぱいなのでマントも指輪も手にいれてないけど、どうやらマントと指輪が配られたらしい。マントは、「マントつけてマント戦に参加して」って事なんだろーけど、指輪は私にも??? 美愛華さんはマント戦はやめとくーって事で、ここで抜けました。またね~~ グンダリさんと桃ちゃんと台風さんが抜けたのもここらへんだったかな。台風さんは特に、眠いーーってずっと言ってたしねー そいで記念写真とろーってゆー話から、みんな死んだ所で記念写真とったら面白いと思う。という話に。 しかしこれがなかなか大変。エイヤさんが皆殺しにするんだったら簡単だが、エイヤさんをどうやったら殺せるのか。 ここはやっぱりエイヤさんを早めに殺しといて、あとは最後の一人がヤケドかなんかで死ぬしかない。 てな事をなんだかんだしながらやってて、ようやく完成~~。それがこの図だ。 創意工夫の末、やっと出来た図なので、みんな惜しがってなかなか起きようとしない。その内に、通りがかった人が助け起こそうとしてくれようとしたりして、その度に「ぼくたち、死体ごっこでーす」と言い訳をする私達。 つくづく変な集団だ♪ でもフツーに馬で踏んでいく人とかもいたねー。よく考えたら、それはそれで凄い神経だ。別にかまわないんだけど、躊躇なしかよー そんでその後もなんだかんだダベってたけど、それで特に何にもせずにダラダラ解散~~ あ、そうそう。この時に新人さんの柊姫さんが駆けつけてきたんだ。何しろ時間が時間だったので顔見せだけだったんだけど、右うっふん会の説明をさせてもらって、また良かったら参加してねーって言った。 あと、たまたまそこに居合わせたフェリオ・Rさんって人にも、返す刀でばっさりと右うっふん会をご紹介♪ フェリオさんももし良かったら参加してねーん。右うっふん会は基本的にはボーダーレスの集まりですよ。 んで解散したんだけどお でも実はその後、またちょっとしたオマケがあった。 まへまへの荷物は相変わらず矢でいっぱいだった。せっかくだからオチる前にこの矢を、「倉庫前で落としまくってみんなの全取得ペットを動かなくしようテロ」して、それからオチようと思った。そしたらちゃんさんと揚ちゃんとkakeiさんがそれに乗ってきた! 再び集まる私達~~ どうせやるんだったら和田でやるがおもしろかろー という天啓を受け、和田倉庫前に集合~~ しかし和田はホンマにうごかーん! PC死ぬ死ぬ まへまへとちゃんさんは盗賊にへーんしん。そんで身元をわからなくして、公園のハトにエサをやるがごとくに矢やボルトを落としまくり~ ちょこちょこやってくるサルやウサギとかがかわいいね。ウサギいたっけ? んで、全取得ペット誰もいっぱいになる事なく、矢もボルトもスッカラカンになって敦厚に逃げ帰りました。 敦厚に戻ったらkakeiちゃんがオチてたですよ。メール残そうと思ったら、kakeiちゃんのメールボックスいっぱい! kakeiちゃん、メールボックスちょっとだけ整理ぷりーず~~ 右うっふん会報告:シルク横断ペガサスレース。なげええ まへまへ 2009/03/07土曜日の第88回右うっふん会はー 中国~EUをペガサスで横断する超距離レースだあ~~ 今回も9時前から集まりはじめてくれて、メンバーはBlackthiefさん、台風1号さん、花色さん それから更にeiyaさんとモスバンゲルさんとナバロンさん。 ブラックシーフさんは最近大日本帝国に入ってくれた人で、右うっふん会には今回が初めてですねー んでそれから、MAH_さんが参加してくれて、この段階で、まへを入れてPT8人に。 まだ早い時間なのでまだ参加者がくるかもと欲を出し、まへは右うっふん会を一旦抜けて、別に左うっふん会PTMを立ち上げましたが、結局左うっふん会には誰もきませんでした~~。(*^0゜)vイエイ! でも、美愛華さんがその後に来て右うっふんの方に入ってくれましたよ。 今回はこのメンバーで長安からコンスまでの超距離をペガサスで走りぬける、ペガサスレースをする事になりました。 物凄く長い距離のレースなのでこれはもう普通の“長距離”じゃない。“超距離”だ!・・・などと言ってウマい事言ったとニヤニヤしてるあたりがおっさん>私 いやあ、しかしペガサスでシルク横断するレースの事はこのサイトでもちょっと発案していたのだが、いよいよ実現するのだな。これでペガサスレースも正式に「総合掲示板」の「大日本帝国ギルドイベント企画等募集スレッド」入りだ。名前なげええよ!! 「イベント・ライブラリ」くらいにしたいなあ、名前。変更できないの? ところが台風さんはちょっと狩りにいっちゃって戻ってこなくなっちゃった。 というわけで、結局は8人で長安にジャンプ ジャンプなげええよ! PC一生懸命がんばってはる。 長いジャンプの間にちょっと考えた。どうせなら長安~コンスより、もっともっと端っこから端っこまでの超距離にしたいな。 長安よりもっと東には何がある?始皇帝陵か。じゃあ始皇帝陵の最奥のハグレ刑天のいる辺りをスタート地点にしよう! そんでゴールは・・・コンスたんちの更に西?うーむ。あ、ユフィテル神殿。なんか始皇帝陵にちょーど点対称で配置したるような位置じゃないか。これだああ! て事で、始皇帝陵にみんなレッツご~~ 一番最後に到着した奴(まへ)がえらそーに号令をかけて、真反対の南方向に駆け出す。コントかよ。 みんなまへまへをあてにしないで自発的にやっちゃってくれ~~。こいつ(まへ)はアテにならんぞ。 よし、始皇帝陵に到着だ。では、かうんとだうーん! 543210ごーー!! ※注:五十四万三千二百十ではない 白い馬体にアヒルの羽根をもった8頭のペガサスが一斉に走り出す! 同じ馬だからコース選択だけが差を縮める決め手だ! エイヤさんが最短の軌跡を辿るように山の際をインして曲がる! その後をまへまへがついていってマップを確認する手間を省く! その間に、大日本ギルドに、イーヨさんという、新人さんが入った! いらっしゃイーヨさん!これからよろしく! 右うっふん会について説明もしたいが、今はそれどころではない!ちなみに同盟チャットの人数はもう、いっぱいになってしまった! 話を元に戻そう。 最初の内は大差もつかず、順位の入れ替わりもほとんどないが誰もが本気で勝ちにいってるのがわかる。 そうか!今思い出したが、優勝者にはスキルチケットとまへまへのキッスを贈るって言ってたのだ。 みんなそんなにまへまへのキッスが!感涙だ! まへは西渡口を選択した!西渡口を渡って峡谷を走り抜けるのが、どー考えても距離的に近い!つーか近いという日本語はフツウ距離について使われる言葉だ! あ、でも渡り終えたら、もう誰もいなかった。 そーか。私のPCは渡しに弱い!うまい事言った! これだからスペックの低いPCは!これだからスペックの低いPCは! もう、道順を調べるのに前の人を追いかけてマップを見る手間を省く事は出来なくなった! それにまへだけPTに入ってないから、他の人がどこにいて何が行われているか全然わからない!ちょっと寂しい! その寂しさを振り切って峡谷に突っ込んでいく!うわー!さっそく道間違えたー! ちょっとだけ遠回りになったが無事抜け出る! しかしペガサスってこんなに弱かったっけ。峡谷辺りの爆弾ジジイ攻撃を連発で浴びたくらいで死にそうになった。 これはカラコルムあたり、先行き不安だ! 黒漠の手前の蠍のいる辺りをオアシスに向かって走っていたら、ブラックシーフさんがペガサスに乗らずに自足で走っているのを発見! ペガサス殺されてもうもっていないのか! んじゃあオアシスでお分けしよう! そこでハタと気がつく。 しまった!ここは死の谷経由の方が距離近いじゃん! 死の谷経由に戻るまへまへ!気が動転して、ここまできたらそのまま黒漠通った方が早いんじゃないの?といった程度の事にも気付かない! 死の谷を一気に駆け抜けた辺りで、あげまきさんがイン! あっちの方のPTに入ったらしい!よくわからんがレース物のイベントは途中参加が出来ないのが残念だ! それはそうと女性はなぜレース物の下着が色っぽいと思うのだろう! 渡口を渡って和田近辺! そこで思い出したが、私は和田辺りの地理が物凄く疎い! 長安近辺で迷子になる私が、ちゃんとたどり着けるか、急に不安になってきた。大体、カラコルム辺りの渡口って、何を選択したらサマルの方に着くんだっけ! とか思っている内に氷の小林幸子にペガサスを殺された! やばい死ぬやばい死ぬ! あわてて縁っこに逃げ込む。ふいー、助かった。 20秒たって代わりのペガサスを引っ張り出し、再び出発! ぐわ~~またペガサス殺された~~!くそー課金ものをこんなにあっさり殺すとは 運営は思った以上にカタギじゃない! カラコルムを南経路通って渡口に到着。ここがわかんないんだよ。どーいったら辿りつけるんだ?! 適当にえらんだ。たどり着いた先のどっかで再び行き先を適当に選択。あ、中央なんとかだ。たしかこれだったような気がする。 ついた! しかしあげちゃんの情報ではすでにゴールしてるそうだ。全員か?全員ゴールしてるのか?まへまへはドベでビリケツか? そこに花ちゃんからあらたな情報が入電! ゴールしたのは4人で、死んだ人が3人。実質まへまへビリケツ。 いや~~ん ビリケツ決定してからのゴールまでの道ノリって、むなしいな~~ なんか妙に焦るし。 なんとなく苦笑いしながらユフィテル神殿最奥のお賽銭箱前にゴール! んで結局、順位結果は以下の通り。 優勝:花色さん 2位:エイヤさん 3位:美愛華さん 4位:Blackthiefさん 5位:まへまへ 死体:モスバンゲルさん 死体:ナバロンさん 死体:MAH_さん 実況:あげまきさん LvUP:台風1号さん スキルチケット1日分は、花ちゃんに進呈されました~ しかしまへまへのキッスは花ちゃんの強い辞退で残念ながらはたせなかった。辞退してくれなかったらどうしたらいいかわからんが。 そんで一旦解散したんだけど、 その後、美愛華さんが「パンドラもってるよー」って言って、敦厚西のいつもの所でパンドラする事になりましたよ。 でもここらへんから記憶がモヤットしている。 楽しかった印象は残っているが、具体的に覚えているのは、2回PCが「プログラムのエラー」のメッセージを出してシルクのクライアントソフトをオトしちゃった事。 どうもmobの群れているど真ん中に入っていくとオチやすいようだから、ちょっと離れた所から遠巻きに攻撃しよう、と思った事。 それから美愛華さんは今後「マダム」と呼ぶ事になったので、みんなよろしく。 右うっふん会報告:イリオス右うっふん団れべるあーーーっぷっぷー まへまへ 2009/03/14土曜日の第89回右うっふん会はー あれ?3/14? しまったーー!ホワイトデーではないか! って別にしまったと思うような事がバレンタインデーに何かあったわけでは全然ない。 ちょっとしまったと思ってみただけー みたいな 今回もまた9時前から集まりだしてくれて、参加者は 台風さん、ぱたっちさん、Blackthiefさん、maiko86さん、エイヤさん、グンダリさん、小望月さん、kakeiさん、レモンバームさん、柊姫さん、スクリプトさん 参加者いっぱい♪ 今回も左うっふん会とーじょ~~ ぱたっちさんは9時になる前に抜けちゃったけどね ぱたっちさん部外者じゃないのにね~~。バリバリ部内者だよ。この時間帯に姿みかけたら、本人になんの断りもなくPTにくわえてしまおうとするくらいに。 それと小望月(こぼうず)さんは如星(ルー)さんのサブです。 今回はイリアス・サーバの右うっふん団のレベル上げの為にどうやってお金をためるか、って話。 まずは、途中から入ってきた人の為になんでそんな話をしているか、を説明せねばなりますまい。 イリアス・サーバにeu女の子キャラを作って、みんなで女盗賊団を作ろう、というのがその話の出所だ。この遊びの前提は、みんなが同じレベルで遊ぼう、という事。だから新しい人が入ってきたら、同じレベルになるまでみんなで養殖する。で同じレベルで同じクエをみんなでしたら、さぞ面白かろう、というわけ。 そんでその為のギルド「右うっふん団」をイリアス・サーバに作ったわけだが、ギルドのLv1って、メンバー15人までなんだねー。もういっぱいになっちゃった。あぶれた人が出ちゃったので、早急にレベルアップして人数枠を増やさないといけない。というわけでイリオス・サーバでのお金儲けが必要になったんだね。 で、お金儲けの為に考えたのが談合貿易。 フツウの貿易をすればお金儲けできるんだけどね。イリオスでの職業は盗賊と決めてるから、レベル20の人はみんな盗賊になっている。フツウの貿易をするには職替えしないといけないわけだ。これがケッコー、ハンパじゃない額で、まあ仕方がないとなれば仕方がないのだが、なるべくなら職替えはしたくない。そこで、唯一商人さんになった台風さんに荷物を買ってもらって、ひとけのない所で崩してもらい、賊装束で待ち構えていたメンバーがそれを拾って盗賊村に飛ぶ。その間に台風さんは新しい荷物を買ってきてまた崩し、別ノメンバーがそれを拾って盗賊村に飛ぶ。それを繰り返してお金儲けをしようというわけですな。私が前にオアシス・サーバで、盗賊キャラのまへまへと商人キャラのみ゜うで試してみた所、商人でフツウに売る値段が、盗賊で売る値段と一緒だった。これだったらオッケーだ。使える。荷物を買う元手は、みんなで有り金全部台風さんに渡したら集まるだろう。 と思ってそれを提案したんだが、エイヤさんが知り合いの盗賊の人にきいたら、盗賊して売った値段は商人さんがフツウに売る値段の0.8倍なんだって。 なんだ~~~?それじゃダメじゃん。とんだガセネタだぜ。いやガセネタ持ってきたのは私なんだけどね。あれ~~?おかしいな。何を勘違いしたんだろう。また今度試してみよっと。 というわけで、時代はイリオスでフツウに貿易してお金儲けする事になった。 だけどまだLv20になってない人もいるが、Lv20以下の人はどーするのだ。じゃあレベルアップ組と貿易組に分けようではないか。 なんて事を喋っていたら、突然みんなの動きが停止した。 ああ? 思わずヤンキーのようなしかめっ面になる私。 パソコン、フリーーーーーーーーーーーーズ! 復旧するつもりが全然ないご様子だ。やれやれ。クライアントソフト強制終了 こうなるとたんなるログインしなおしじゃすまない。たとえそれでログインできても不安定だろう?。パソコンよりも、私が。 んでパソコン立ち上げなおし。 でも最近パソコンの立ち上げなおしがちょっと早くなったみたい。起動時に立ち上げるソフトを一個切り落としできたんだよねー。 で、再度ログインしたらみんな敦厚西門に行ってた。まへまへも西門にかけつける。 どうもまへまへがオチてしまったから、イリオスに飛ばないで待っててくれたらしい。いやあ、申し訳ないねえ エイヤさんからパンドラを渡された。なるほど、これを売ってうまいもんでも食えと。違う。 おっけーおっけー。さあパンドラあけるぞお パンドラっ、ばーーん!! 終了~~~。パンドラごちでした~~ でイリオスのお話の続きだが、結局貿易は今回はやめて、みんなで新しい人のレベル上げをしようというお話になったよ。ただ、残念ながら、Blackthiefさん、maiko86さん、レモンバーム、スクリプトさんはイリオスの方は参加しないよーとの事。んじゃあまたあそぼ~~ね~~ しかし、イリオスの話は途中から参加した人達にはどうしても置いてきぼり感があるなあ ごめん!全く申し訳ない。 とりあえずイリオスにじゃーんぷ 実は私がパソコン落ちた時、台風さんは既にイリオスにとんで貿易の準備をしていたようだ。 パンドラの時には戻っていたけどね。 いつものようにコンスの馬屋前に集まる私達。 メンバを整理すると、台風さん=めぐみちゃん、エイヤさん=孤児少女ちゃん、グンダリ=ジュダイちゃん。ジュダイちゃんは満場一致で時代ちゃんと呼ぶ事に決定した。それからルーさん=milliaちゃん、kakeiさん=かけすちゃん、柊姫さん=姫睡蓮ちゃん。 柊姫さんのネーミング規約は、植物と役職の組み合わせシリーズなんだなあ。 ちなみに私のネーミング規約は、へたれで腰砕けな音シリーズです。 今回のレベルアップのステージは、ライオン狩り。 ううう~~~~っ! にゃんにゃんにゃんっ!! って鳴くあのライオンだ。赤いタスキガケのニャンコと青いタスキガケのニャンコがいて、青いタスキガケの方が積極的だが、どっちも猫じゃらし的なものに弱い。 それにしても今回は花色さん来ないなあ、ってみんなでお話していた。 ら きたーーーー! 花ちゃん=C-3POちゃんだ。 そろそろシモネタ解禁の時間帯って時にインしてくるなんて、なんというジャストなタイミング! 花ちゃんは気付いていないかも知れないが、C-3POの真ん中に「3P」という文字が含まれているのは決して偶然ではないだろう ところでまへまへは=クレでwizなぼえですが力極です♪ 最初は筋肉でwizっていたのですが、新しい人達がみんなLv10を超えてきたので、こいつはクレが必要だと、途中から力瘤でみんなをクレっていました。 あー、ロッドって重いわ~~ クレ一人でやってるとオシャベリが十分に出来ないんだよお。してたけど。だからメンバーのLv低い人からすぐに死んじゃう。すまん。コアさん最近みないがどうしたのか。忙しいんだろうか。忙しいんだろうなあ。クレも忙しいぞー。また一緒にクレしよーよ~~ そこでC-3POさんが衝撃告白。 なんと!「トリカブト」みたいな「カモノハシ」みたいなあのなんとかってゆー有名な時計をリアルマネーで買って露店で売り、10Mの金を作ってきたらしい! うおお!マネーパワー無敵!資本主義万歳!まんせーリーサルウェポン!熱烈歓迎日本銀行券! こ、こ、この金でさっそく日印章の曲刀を、いやそうじゃなくて ギルドをレベルアップするだ~~ ギルマスは一足先にコンスにいて激しい眠たさの為に心身耗弱状態の台風さん。今なら人を殺しても責任能力なしで病院送りになる勢いだ。早くコンスに帰らないと妹さんの命が危ない。 コンス到着~~ ギルドレベルアーップ! これで無事に、時代さんとmilliaさんとかけすちゃんがギルメンに・・・あれ?姫睡蓮ちゃんは? 姫睡蓮ちゃんは途中で抜けちゃったんだっけ? あーーー、記憶が欠落してるぞ。姫睡蓮ちゃんが落ちる所はなんとなく覚えているんだが、その場所がどこだったかという事になるとなんだかぼーっと霞の中だ。 気がついた人は姫睡蓮ちゃんをギルドに誘っといてね~ てかそれ以前に、ギルメン全員にギルド勧誘の権限ついてるのかな 台風さん、もしも権限ついてなかったら、全員にギルド勧誘の権限つけといてねー そんで今日のかいさーん て事になったんだけど、エイヤさんが港の壁や階段の中に入って遊びだして、みんなもそれに加わり出した。みんな子供だなあ。ボクもボクも~~ 実際にオチたのはそんな事をしながら三々五々、眠くなった人達から落ちだしてからだ。 最終的に残ったのがC-3POさんとMilliaさんとぼえ 階段でさらし首ごっこ『コンス砦の三悪人』状態になって記念写真とって、そんでホンマにかいさーん てなりました。 それがアップした画像。 今思いついたんだけど、階段一列にずらっと首が並んでたら、きっと、通りがかった人達みんなびっくりするだろうなあ。 一度やってみたいね。なんか話し合いとかする時とかに。 そうだ。ここを右うっふん会の会議室にしよう ところで、みんな解散した後に、イリオスで台風さんとお話していたという「れいな」さんという人と会いましたよ。 最初ササが入って「右うっふん会ってどんな会ですかー」って聞かれたから「みんなで遊ぶ会ですー」って答えてたんだけど、その内に階段に埋まっている所まで見つかっちゃって(隠れていたわけじゃないが)なんかいろいろ喋った。何しゃべったかおぼえてないが、まあ要するに右うっふん会は面白い事をする所です、ってゆー説明ですな。このサイトの事ももちろん説明させていただきました。 以上でしたー